Ventura / Anderson .Paak

先日、3rd アルバムをご紹介したばっかりなのに、早くも Anderson .Paak の 4th がリリースされている。

今回のタイトルは Ventura。そう言えば、昔、"Ventura Highway" なるすごく爽やかな曲があって、それでこの地名は知っていたのだが、さっき、ちょっと検索してみたところによると、元々、Oxnard は Ventura 郡の都市の名前で、Anderson .Paak の出身地であるようだ。

 

キャプションによると、今作と前作は同時期に制作されたとのことなのだが、元々は「Oxnard Ventura」なるタイトルでリリースされるはずだったようで、それが最終的には 2 部作に分割されたらしい。

前作も今作も、Exec. Prod. は Dr. Dre なのだが、前作の方が Dre の関与が強く、今作は Anderson .Paak に裁量権が大きく与えられていたようだ。

 

聴いてみたところ、今作の方が R&B テイスト強めと申しましょうか、いや、R&B と言うより 70s Soul ですね、これはもう。

ゲストも、Lalah Hathaway、Jazmine Sullivan、Brandy、Smokey Robinson (!!)など、歌モノ色強めですね。

えーと、個人的には、どうしてもこっちの方を推したくなりますよねー。

 

なので、ちょっとおまけして、

★★★★☆

 

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Anderson .Paak / NxWorries の過去レヴューは ↓

Oxnard / Anderson .Paak

Yes Lawd Remixes / NxWorries

Link Up & Suede / NxWorries

Yes Lawd! / NxWorries

Malibu / Anderson .Paak
 

R&B 区切り 23:15 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Not All Heroes Wear Capes / Metro Boomin

Metro Boomin の初の単独名義アルバム。

1 年ちょっと前に、Big Sean とのコラボ盤をご紹介したときには、「いま売り出し中」などと書いたのだが、その後、あちらこちらで名前を見かけるようになって、今作は遂に全米 #1 ですからねえ。

 

今作には、Gucci Mane、Travis Scott、21 Savage、そして Drake など、これまでに共演した面々が、入れ替わり立ち替わりゲストとして参加。

そして、いわゆる Trap が全編にわたり展開しているわけで、まあ、要するに、いかにも今様なアルバムですよねー。

と書いてしまうと、他に書くことが見当たらなくなってしまうのだが。

 

時折り登場する、丸ごと使いのサンプルネタが面白いですね。

 

★★★★

 

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Metro Boomin の過去レヴューは ↓

Double Or Nothing / Big Sean & Metro Boomin
 

R&B 区切り 23:04 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

H.E.R.

Grammy と言えば、今年、↓ の Chaka と同じく、Best R&B Album と Best R&B Performance をゲットしたのが H.E.R.。

彼女は 1997 年生まれで、本名は Gabi Wilson というらしく、14 歳で RCA と契約し、2014 年には本名でシングルをリリースしていたらしい。

しばらくのインターヴァルを置いて、2016 年に EP "H.E.R. Volume 1" で再登場したのだとのこと。

 

今作は、↑ の再デビュー EP とその続編 "H.E.R. Volume 2" の収録曲、そして新曲 6 曲という構成で、2017 年にリリースされていて、新曲は 3rd EP "H.E.R. Volume 2, The B Sides" として、同時にリリースされたようだ。

で、当初は配信+アナログの 2 形態だったのだが、おそらくは Grammy の勢いを駆って、フィジカル CD 化されたのだろう。先日、ご紹介した Cardi B と同じ展開ですね。

 

Grammy ではギターの弾き語りだったので、オーガニック系の人なのかと思っていたのだが、聴いてみたら適度にエレクトロな今様の R&B でしたね。

今作の後、昨年、更に EP を 2 枚リリースしているみたいで、この調子だと、それもそのうちフィジカル化されるのかなあ。

… って、そんなの待ってなくても、Spotify あたりで聴けば済む話なのだが。

 

★★★★
 

R&B 区切り 23:35 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Hello Happiness / Chaka Khan

殿下の "I Feel For You" のカヴァーで知られる、… いや、そんな程度じゃないなあ、Rufus 時代から数多くの名作を生みだしてきた Chaka Khan の 2007 年「Funk This」以来 12 年ぶりとなるニューアルバム。

「Funk This」は Grammy の Best R&B Album と Best R&B Performance を獲ったのだが、それにしてはずいぶんとインターヴァルが開いたものだ。

ライナーによると、その間、仕事をしていなかった訳ではなかったのだが、殿下の死にショックを受けて、同じ鎮痛剤依存症の治療のためにリハビリ施設に入っていたりしていたそうだ。

 

で、今作は、なんと ex-Major Lazer の Switch の Prod. によるもの。

かつて、Bobby Womack が XL 主宰の Richard Russell と組んだアルバムがあったが、それと同趣向といった感じでしょうか。

それでも、相手は Switch だからして、一筋縄ではいきそうもないと思っていて、実際にトラック自体は正真正銘のエレクトロだったのだが、全体の印象としては正統派ソウルミュージックになっている。

まあ、メロディーラインや M-2 のディスコ風味など、実際にその線を狙っていたのだろうが、何を演っても Chaka は Chaka ということでしょう。1953 年生まれの 66 歳とは、とても思えないパワーに満ちておりまする。

 

★★★★

 

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Chaka Khan の過去レヴューは ↓

Original Album Series / Chaka Khan

Funk This / Chaka Khan
 

R&B 区切り 23:33 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Ultimate Rave / Prince

このところ、殿下の未発表音源の発掘とか、拡大版でのリイシューとか、品薄感のあるアイテムの復刻とか、まあ、ようやくアーカイヴの整理が進んできたみたいなのだが、今日は、彼がシンボルマークを名乗っていた頃の Rave 3 部作のパッケージ化。

具体的には、

1) 1999 年に NPG - Arista からリリースされた「Rave Un2 The Joy Fantastic」

2) 2001 年にネット会員限定でリリースされた ↑ の Remix 盤「Rave In2 The Joy Fantastic」

3) 1999 年の大晦日にペイパービューで放映された「Rave Un2 The Year 2000」の DVD

という構成。

 

実は、この記事は、昨日アップするつもりで、その前に飛ばし飛ばしでもいいので DVD を観ておこうと思って、実際に最初はそうしていたのだけど、中盤から目を離せなくなって、結局 2 時間ぐらいかけて最後まで観てしまう事態に。というわけで、更新は先送りになった次第で。

この DVD、殿下だけではなく、Larry Graham、Cynthia Robinson など旧 Family Stone 勢の他、Lenny Kravitz、Maceo などなど、ゲストが多数参加していて、「ファンク歌合戦」的な様相を呈している。

ライナーによると、George Clinton 翁も参加していたとのことなのだが、本編ではラストの「1999」のその他大勢に紛れ込んでいるだけ。おまけの Bonus Groovez なるパートには登場しているのだが、本編エンディングで降ってくるバルーンを振り回している観客がいるので、おそらくは本編終了後に「オレはこのまま帰るハズないぜ」とばかりにジャムったのだろう。

 

まあ、音盤の方は、実際には「Un2」は聴いたことあるのだけど、「In2」を聴くのは初めて。中には、どこか違うの? というトラックもあるのだけど、M-1 がハウス風になっていたりして、全般的には、よりクールな印象かな。

とは言うものの、「ファンク歌合戦」がゲストもそうだけど、セトリも豪華なので、音盤がやや霞み気味かも。

 

さっき、過去記事を検索していたら、Purple Rain の拡大リイシュー盤のときにも、DVD を観入っていて記事を書けなかった、と今回と全く同じことが書いてあったではないか!

それはそれは、失礼いたしました。

 

★★★★

 

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Prince の過去レヴューは ↓

Piano & A Microphone 1983 / Prince

Live In Japan 1990 / Prince

Purple Rain (Deluxe Expanded Edition) / Prince and the Revolution

CROSSBEAT Special Edition: PRINCE

HITnRUN phase two / Prince
Prince RIP
HITnRUN phase one / Prince
Plectrumelectrum / Prince & 3rdeyegirl + Art Official Age / Prince
Purple Snow : Forecasting The Minneapolis Sound
20 Ten / Prince
Lotusflow3r / Prince
Planet Earth / Prince
 

FUNK 区切り 23:14 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Farther Than Imagination / Freedom

さて、今日も Malaco … と言っても、昨日までご紹介していた 1000 円復刻シリーズのラインアップではなく、1 ヵ月ぐらい前に何枚かご紹介した Clinck Records の 980 円紙ジャケシリーズから、サンプルネタとして超有名な "Get Up And Dance" を擁する Freedom の 1979 年産盤。

ひょっとすると、近年では Malaco で最も知られたバンドなのかも知れないのだが、1000 円シリーズのラインアップからは落とされていたようですねー。まあ、個人的には、少しでも安い方がいいので、歓迎すべきなのだが。

 

ライナーによると、Malaco からのデビュー曲 M-4 "Dance Sing Along" の方が当時はヒットしていたらしく、まあ、後にサンプルなる技術が登場しなければ、"Get Up 〜" が注目されることもなかったのだろう。

元々、"Get Up 〜" の方が、"Dance Sing Along" を焼き直したみたいな感じだし。

あと、あちらこちらに EW&F の影響が見えると申しましょうか、そっちの方が気になるかも。M-3 のイントロは "Getaway" みたいだし、M-5 は "That's The Way Of The World" テイスト満載だし。

 

★★★★
 

FUNK 区切り 23:43 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

The Voices Of Dr. Dave / David St. George

Malaco の 1000 円リイシューシリーズに、もう 1 日お付き合いください。

今日のお題は、David St. George なる御仁の 1985 年産の唯一のアルバム。

 

彼に関しては、ほとんど情報がないらしく、もうこうなったら音楽のことを書くしかないのだが、今作で展開されているのは、なんと 80s シンセ・ファンク。ついでに、オールドスクールなラップ(いや、当時はニュースクールなんて存在していなかったのだが。)まで披露しているではないか。

いや、このシリーズで最初にご紹介した Greens III もなかなかのスゴさだったのだが、今作はそれに輪をかけてスゴい。

とにかく、Malaco というレーベルから想像されるものが、今作には全く現れてこない。

 

インパクト大なのは、オリジナル・アナログ B 面のトップでラップを演ってる M-5 "I'm Rappin'" でしょう。

もうタイトルからして、ストレート過ぎるのだけど、このサウンドが結構ハードで、Tommy Boy 系か、あるいは Sleeping Bag の Bonzo Goes To Washington かと思うような。M-8 もその系統かな。

対して、アナログ A 面はキラキラ・シンセをフィーチャーした Pop テイストが強めで、特に M-2 のイントロなんて、いかにも 80s ポップという感じ。まあ、どこかで聴いたことある感もハンパないのだが。

 

おそらく、Malaco としては、異色中の異色だったのだろうが、個人的には、このシリーズの中で一番面白かったかな。

 

★★★★

 

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Malaco: The Last Soul Company 1000 Best Selection の過去レヴューは ↓

Groove Me / Fern Kinney

I Ain't Gonna Sing No Rock and Roll / Bill Moss And The Celestials

Razor / Greens III

Free Soul. the treasure of Malaco
 

SOUL 区切り 23:46 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Groove Me / Fern Kinney

今日のお題は、Malaco の非サザンソウル盤の中で最も知られているのではないかと思われる Fern Kinney の 1979 年盤。

実際に、この盤は何回か復刻されているんじゃあないかなあ。ショップで見かけたことあるもんね。

 

さて、彼女は、The Poppies なるガールズグループでデビューした後、バックヴォーカリストとして活動。The Poppies の同僚だった Dorothy Moore の "Misty Blue"、King Floyd の "Groove Me" などに参加していたらしい。

で、ソロとしてカムバックするに際し、"Groove Me" をディスコ仕様でカヴァーしたところ、全米 Dance チャート #6 のヒットとなったのだとか。

 

今作は、タイトル曲、そして "Together We Are Beautiful" の彼女の 2 大ヒットを収録。

タイトル曲をちゃんと聴いたのは、おそらく初めてなのだが、エレクトロな味付けが濃厚で、ユーロディスコ、もっと言えば Donna Summer の影響が強く感じられる感触。

いや、Malaco なので、もっと泥くさいものをイメージしていたんだよねえ。まあ、偏見なんだけど。

 

上記 2 曲の他、"Pillow Talk" のカヴァー、そしてボートラとして、同時期のシングル c/w 曲などが網羅されていて、とりあえず彼女の音源としては、これ 1 枚で十分でしょう。

 

★★★☆

 

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Malaco: The Last Soul Company 1000 Best Selection の過去レヴューは ↓

I Ain't Gonna Sing No Rock and Roll / Bill Moss And The Celestials

Razor / Greens III

Free Soul. the treasure of Malaco
 

DISCO 区切り 23:53 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

I Ain't Gonna Sing No Rock and Roll / Bill Moss And The Celestials

Malaco 1000 円リイシューシリーズの 2 枚目は Gospel 系。

Bill Moss と彼のファミリーグループ The Celestials の 1983 年産盤。

 

ライナーやら、ちょこっと検索してみたことを総合すると、Bill Moss は姉の Mattie Moss Clark (後に Clark Sisters 5 人を産むことになる。)と活動していたのだが、奥さんの Essie Moss をリードシンガーとする The Celestials を結成して独立(?)。

discogs によると、1964 年には 1st アルバムをリリースしていたようで、今作の時点では、既にほぼ 20 年選手だったわけですね。

2 年ぐらい前にご紹介した Jewel 音源のコンピレにも登場しておりました。

ちなみに、彼の息子の J. Moss は PAJAM なるユニットの一員で、Gospel アーティストだけではなく、Boyz II Men やら、Kelly Price などの Prod. を手掛けているらしい。

 

それはさておき、何でも、彼らは Gospel に初めてエレクトリック楽器を持ち込んだグループらしいのだが、今作は基本的にはオーソドックスな Gospel で、えーと、モダンテイストでファンキー・フレイヴァーが効いたサウンド面に片鱗が窺えるかな。

 

いずれにしても、↓ とは違って、こちらは、まあ、かなり本来の Malaco らしい感じがするよね。

 

★★★☆

 

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Malaco: The Last Soul Company 1000 Best Selection の過去レヴューは ↓

Razor / Greens III

Free Soul. the treasure of Malaco
 

SOUL 区切り 23:34 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Razor / Greens III

3 ヵ月ぐらい前に、Malaco の Free Soul コンピレをご紹介したのだが、これは Malaco: The Last Soul Company 1000 Best Selection なる 1000 円再発シリーズの中の 1 枚で、このシリーズのラインアップを見てみたところ、↓ の M Did It First シリーズに勝るとも劣らない一風変わったセレクションだったので、こっちからも数枚拾ってきた。

いや、Malaco と言えば、サザンソウルの総本山と思っていたのに、こんなのもあるのか、的な。

 

で、まずは、Greens III なるガールズトリオの 1984 年作品を。

このトリオ、Keena、Kimmala、Michelle の Green 3 姉妹で構成されていて、'86 年に Foxx、'88 年の Sweet Obsession と改名し、Sweet 〜 期にはそこそこのヒットもあったらしい。と言われても、ピンと来ないが。

彼女たちの父親 Bobby Green は、かつて Green Brothers として、Stax からシングルをリリースしていたこともあったらしいのだが、今作では Prod. を務めている。

 

キャプションによると、

シングル ・カットされヒットした「ユー・ウォント・マイ・ボディ」はまるで殿下プロデュース!? といった超一級のシンセ・ファンクで、「アイ・ウォント・マイ・ベイビー 」、「フォーリング・イン・ラヴ」のようなメロウなスロウ・ナンバーでも、殿下~ミネアポリス・サウンドへの意識が感じられる

とのことで、確かにそれっぽい曲はあるのだけど、全体としての印象は、特に M-1、M-3、M-7 あたり、Cyndi Lauper にかなり近いような。

まあ、いずれにしても、絵に描いたような 80s 前半サウンドなので、当時の音楽を聴き込んでいた年配の方が聴かれると、思わず笑ってしまうのでは。

 

★★★☆

 

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Malaco: The Last Soul Company 1000 Best Selection の過去レヴューは ↓

Free Soul. the treasure of Malaco
 

SOUL 区切り 23:31 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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