Isolation / Kali Uchis + Dirty Computer / Janelle Monáe

ニューカマーをもう 1 人。

Kali Uchis なるシンガーなのだが、そもそも読み方がわかりません。

 

彼女は、コロンビアからの移民である両親の間に生まれ、当年 24 歳。

コロンビア特有の苗字なのかと思いきや、本名は Karly-Marina Loaiza というらしく、なーんだ、全然違うじゃん。

これまでに、Snoop、Gorillaz、Bootsy、Tyler, the Creator、Major Lazer など、幅広い層の面々にゲストとして起用されてきていて、今般ソロ名義のアルバム・デビューとなったそうな。

 

そんなこんなで、お返しとばかりに、Gorillaz、Tyler、Bootsy が今作に客演。しかも、Tyler と Bootsy は同じ曲にダブルネームでフィーチャーされているもんね。

更に制作陣も Thundercat、Sounwave、BadBadNotGood、Steve Lacy など豪華ですね。

なので、かなり振れ幅の大きい構成となっているのだが、彼女のヴォーカル自体は、少々ラテン風味を漂わせつつも、意外とレトロ・ソウル感が強かったりするのが面白いところかなあ。

 

Tyler と Bootsy のダブルネームは "I'd Rather Be With You" をテンポアップしたようなミディアム曲で、意外とフツーに収まってましたね。

そういう意味では、Gorillaz のクラフトワーク的トラックがインパクト大だったかな。

 

★★★★
 

多彩なトラックにレトロ感あるスタイルと言えば、Janelle Monáe と似ているかも。

ということで、彼女の約 4 年半ぶりのフルアルバム。

意外とインターヴァルが開いているけど、その間、Hidden Figures に出演するなど、女優業もやっていたようだ。

 

前作をご紹介したときに、全 7 章の組曲の 5 つ目まで到達した、的なことを書いたのだが、どうやら今回はその組曲はお休みみたいだ。

で、内容自体は、フューチャー・ソウルのクイーンらしく、↑ に輪をかけた多彩ぶり。

そもそも、タイトルが Prince っぽいなあと思ったら、まるで Prince なトラックがあったり、いや、タイトル曲自体はなんと Brian Wilson が参加していたり!

 

相変わらず、ジャケ写もスゴいですね。

 

★★★☆

 

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Janelle Monáe の過去レヴューは ↓

The Electric Lady / Janelle Monáe
 

R&B 区切り 23:37 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Sudan Archives

真っ黒だ。さて、今日はショップで見かけたニューカマー、Sudan Archives です。

何と言っても、このジャケ写のインパクトがデカいでしょ。

どこからが顔で、どこからが髪なのか?

 

彼女の名前自体もインパクト大ですね。

ライナーによると、彼女の本名は Brittney Parks なのだが、彼女は自分の名前が好きではないことを母親に言ったところ、彼女が当時アフロ系のアクセサリーを着けていたので、母親がスーダンと呼ぶことにしたらしい。

で、彼女は小学生のころからヴァイオリンを演奏していたのだが、あるとき、自分の名前(ではないが。)の由来となったスーダンの音楽を検索してみたら、同じヴァイオリンを全く違う使い方をしているのにショックを受け、自分のスタイルに取り入れた模様。

それで、Stones Throw との契約に至った次第。

 

で、今作は、昨年リリースされたセルフタイトルド EP から、シングル曲 1 曲をはさんで、今年リリースの EP 「Sink」までを合体させた日本独自企画盤。

タワレコ限定販売というシールが貼られていたのだが、他のショップでは売っていないのかなあ。

 

肝心のサウンドの方が、これまたインパクト大。

アフロ・テイストのエレクトロ・トラックに、彼女の歌とヴァイオリンが絡むというオリジナルなもので、これから更にバケたりするのか、楽しみですねー。

 

★★★★
 

R&B 区切り 00:11 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Hive Mind / The Internet

だんだんフツーに。出自は OFWGKTA ながら、メロウ R&B 道を邁進する The Internet の 3 年ぶりの 4th アルバム。

えっ、3 年もインターヴァルが開いてたんだっけ? 更には、まだ 4 枚目なんだっけ?

そうか、その間に Syd のソロ名義盤があったからなあ。それで、そんな風に思ったのか。

 

前作「Ego Death」は Grammy の Best Urban Contemporary 部門にノミネートされたとのことで、順調にキャリアを積んでいるようだ。

前作で 2 → 6 人となったメンバーは、今作では 1 名減の 5 人となっている。中では、g 担当の Steve Lacy が、現在弱冠 20 歳ながら、Kendrick Lamar 「Damn」の制作陣に名を連ねているなど、それぞれ活躍している模様。

 

さて、中味の方は、前作では少々オルタナ方面に揺り戻した感があったのだが、今作ではストレートなメロウ R&B に寄せていったと申しましょうか、もうホントに Odd Future だったのか? と思うような健全な(?)テイストのトラックもいくつか。

そう言えば、このジャケ写もフツーだもんねー。前作までは、同じメンバーの集合写真でも、バックの色遣いが妙なテイストだったりしてたんだよね。

 

★★★☆

 

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Odd Future = OFWGKTA の過去レヴューは ↓

Scum Fuck Flower Boy / Tyler, The Creator

Fin / Syd

Fireplace: Thenottheotherside / Hodgy

Genesis / Domo Genesis

Ego Death / The Internet

Cherry Bomb / Tyler, The Creator + I Don't Like Shit, I Don't Go Outside / Earl Sweatshirt
Feel Good / The Internet
Doris / Earl Sweatshirt
Wolf / Tyler, The Creator
Numbers / Mellowhype
channel ORANGE / Frank Ocean
The OF Tape Vol.2
Nostalgia, Ultra / Frank Ocean
Purple Naked Ladies + 4 Bonus Songs EP / The Internet
Goblin / Tyler, The Creator + Blackenedwhite / Mellowhype
 

R&B 区切り 02:40 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Future Presents Superfly

46 年目Blaxploitation Film の代表格 Superfly がリメイクされているようですね。

オリジナルは 1972 年産なので、なんと 46 年ぶり(!)のリメイクということになるのかな。

OST を担当するのは、オートチューンの使い手 Future。

 

冒頭 M-1 に Curtis Mayfield の名サントラをホーフツさせる Blaxploitation 感高めなカッコいいトラックが登場してきて、「やっぱり Superfly だもんねー」などと思っていたら、この曲は Future ではなく、Organized Noize の Sleepy Brown によるものだった。

ということで、若干腰砕け気味なのだが、実際は全 13 曲のうち、Future が 10 曲担当している。残りは Sleepy Brown の他は Miguel と Khalid + H.E.R. というメンツ。

Future 自身のトラックには、またまた PartyNextDoor やら、Young Thug、Lil Wayne あたりが客演している。

 

… とは、言うものの、M-1 以外の曲が、いまひとつインパクト薄めなんだよなあ。

 

★★★
 

HIPHOP 区切り 00:50 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Kamikaze / Eminem

敗北より死何のプロモもなく、突然リリースされたという Eminem の最新盤。

前作がリリースされたのは、昨年末なので、1 年未満のインターヴァルしかなかったってことで、前作と前々作との間が 4 年あったのと比べると、ずいぶんと短いですね。

 

なんでも、前作の巷の評価がいまひとつだったので、自称ラップゴッドとして、炎上覚悟で手当たり次第にディスしまくっているとのことで、それでこのインターヴァルの短さだったり、タイトルだったりするのだろう。

ちなみに、ブックレットの裏表紙には、"I Will Die Unconquered" と並んで、「敗北より死」と日本語で記されております。

 

前作の客演が、Beyonce、Alicia Keys など豪華だったのに比べると、今作は Royce Da 5'9" あたりと地味め。

トラックの方も、なんとなく中途半端だった感がある前作に比べると、いかにも Eminem 調。

東京喰種の挿入歌使いのトラックもあったりするけれど。

 

そして、このジャケ画。

ケース裏まで見ると、タイトルのとおり、戦闘機が何かに激突しているのだが、まあ、どう見ても Beastie の 1st だよね。

 

★★★★

 

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Eminem の過去レヴューは ↓

Revival / Eminem

The Marshall Mathers LP 2 / Eminem

Hell : The Sequel / Bad Meets Evil
Recovery / Eminem
Relapse / Eminem
 

HIPHOP 区切り 01:22 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Swimming / Mac Miller

RIP先日、ショップを巡回していて知ったのだが、Mac Miller が亡くなっていたんですね。ちょうど 1 ヵ月ぐらい前に。享年 26 歳ですか。

なんでも、オーバードーズということらしいのだが、そのおかげで元カノの Ariana Grande が叩かれたりしていたみたいだ。

で、亡くなる 1 ヵ月ぐらい前にリリースされていたフィジカル 5 枚目。

図らずも遺作となってしまったわけだが。

 

元々は、全身タトゥーで微妙な部分に "Parental Advisory" が貼ってあるというドギツいジャケ写が気になって聴いてみたら、意外とアブストラクトな内容に驚かされて聴き始めたわけなのだが、前作あたりから結構フツーな感触になってきていたような。

で、今作。

かつて、ジャズ歌手だった(ホントか?)彼らしく、歌モノからスタートするのだが、その後は 2nd 以来久々の Flying Lotus や前作から引き続き登場の Dam-Funk の Prod. 曲も含めて、落ち着いたトーンで展開すると言うか、最近ご無沙汰してる Late Night Tales シリーズみたいだ。

ストリングスを使ってる曲まであるし。

実は、朝の通勤時に聴いていたのだが、つい眠くなってしまった、みたいな。

 

それはさておき、ご冥福をお祈りします。

 

★★★★

 

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Mac Miller の過去レヴューは ↓

The Divine Feminine / Mac Miller

GO:OD AM / Mac Miller

Watching Movies With The Sound Off / Mac Miller
 

HIPHOP 区切り 23:20 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Boombox 3: Early Independent Hip Hop, Electro and Disco Rap 1979-83

えっ、もう 3 作目。1 年ぐらい前に Vol.1 と Vol.2 をまとめてご紹介した Soul Jazz のアーリー・ヒップホップのコンピレ盤シリーズに、好評だったのか、早くも第 3 弾が登場。

タイトルはラジカセで、Vol.1 と Vol.2 のジャケ写には堂々と写り込んでいたのだが、今回はグラフィティ・アーティストがメインで、ラジカセは裏ジャケに追いやられている。

 

内容的には、前 2 作と同様に、パーリー・チューンがこれでもかと詰め込まれていて、当然のことながら、"Another One Bites The Dust" やら、"Good Times" やら、"Love Is The Message" やらの丸ごとパクリが次々と登場いたしまする。"Another 〜" なんて、タイトルまでそのまんま使われてるし。

 

今回も例によって、Soul Jazz 御家芸の長尺ライナーが付いてくるのだが、サラっと流し読みしてみたところ、レゲエとの関係についても記されているようで、今作には Wackie's がリリースしたトラック(ダブが効いてます)だったり、Phil Pratt が NY 移住後に運営していたレーベルからリリースしていたトラックなどが収録されている。

そう言えば、以前、Z Records のコンピレに Wackie's 系のレーベルがリリースしたラップ・チューンが収録されていたけど、なるほど、気まぐれではなかったわけですねー。

 

★★★★

 

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Boombox シリーズの過去レヴューは ↓

Boombox: Early Independent Hip Hop, Electro and Disco Rap 1 + 2
 

HIPHOP 区切り 00:33 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Man & His Music / Boogie Down Productions + Golden Age Hip Hop Instrumentals & More

若いねー。半年ぐらい前に 2 枚ほどご紹介した Golden Age Hip Hop Masterpiece シリーズの積み残し。

BDP が 1988 年に B-Boy records からリリースした、えーと、コンピレ盤ということでよろしいでしょうか?

1st のリリース後、Scott La Rock が亡くなってしまい、その追悼盤としてリリースされたもので、1st 収録曲の別ヴァージョンやら Remix やらがコンピレされている。

なるほど、確かに追悼盤らしいタイトルではある。

 

BDP はレゲエを多用していたので、結構聴いていたのだが、今作は今回初めて聴いた。

だって、ジャケ写とか、なんとも安っぽいツクリで、ブートなのかと思っていたんだもん。

それに、1st は拡大リイシューまでされていたりするのに、今作にお目にかかることはあまりなかったし。

あ、日本初 CD 化だったのか。そうでしたか。

中味の方は、↑ に書いているとおりのものなので、改めて書くこともないのだが、ところで BDP って、最後はどうなったんだっけ?

 

★★★☆
 

自撮りしました。そして、もう 1 枚。

Golden Age Hip Hop Masterpiece シリーズの帯に付いていた応募券を 3 枚送るともれなく貰えた特典 CD。

こちらも、タイトルを見れば内容はわかりますよね。

そうです。BDP やら Jungle Bros. などのインスト・ヴァージョンやアカペラ盤を集めたものです。

 

こちらは非売品なので、ネットで探しても適当な画像が見つからなかった。しょうがないので、自分のスマホで撮ったものをアップ。

いや、画像が全くなかったわけではなく、オークションに出されている画像はあったのだが、それにしても、そのお値段が 3,800 円!

商魂たくましいですねー。

 

まあ、こちらについては、評価しなくてもいいかな。

 

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Golden Age Hip Hop Masterpiece シリーズの過去レヴューは ↓

Back To The Old School / Just-Ice

Troopers / Coldcrush Brothers
 

HIPHOP 区切り 16:13 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Czarface Meets Metal Face / MF Doom & Czarface

最早、ヒトではない。少しアングラ方面にシフトしてみましょうか。

MF Doom の今回のコラボ相手は Czarface。

… って、よく知らなかったのだが、Inspectah Deck (懐かしいですねー。)とボストンのアングラ・デュオ 7L & Esoteric が結成したユニットのようで、2013 年の 1st 以来、既に 4 枚のアルバムをリリースしているらしい。

あ、1 人じゃあなかったんだ。

それにしても、このジャケ画。右の MF Doom 以上にメタリックな出で立ちで、最早、人間ではないように見えるが。

 

帯のキャプションでは、超絶バンギンな最凶ラップ・アルバム だとか、極悪鉄仮面節が堪能できる とか、禍々しくも強めのワードが連発されているのだが、実際に聴いてみたところ、序盤は単なるハードコアかなあと思っていたんだけど、中盤以降のアングラ感は相当なものでしたねー。

 

★★★☆

 

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MF Doom の過去レヴューは ↓

The Mouse And The Mask / Dangerdoom

NehruvianDOOM
Born Like This / Doom
Black Bastards / KMD
Operation : Doomsday / MF Doom

 

Wu-Tang Clan 系の過去レヴューは ↓

The Saga Continues / Wu-Tang + Loyalty is Royalty / Masta Killa

The Wild / Raekwon

The Meth Lab / Methodman

Twelve Reasons To Die II / Ghostface Killah & Adrian Younge + Fly International Luxurious Art / Raekwon
36 Seasons / Ghostface Killah + Sour Soul / Badbadnotgood & Ghostface Killah
A Better Tomorrow / Wu-Tang Clan
Twelve Reasons To Die "The Brown Tape" / Ghostface Killah
Twelve Reasons To Die / Ghostface Killah & Adrian Younge
The Man With The Iron Fists
Wu Block
Legendary Weapons / Wu-Tang
Apollo Kids / Ghostface Killah + Shaolin VS Wu-Tang / Raekwon
Wu-Massacre / Meth, Ghost and Rae
Mathematics presents Return Of The Wu and Friends
Wu-Tang Meets The Indie Culture Vol.2 : Enter The Dubstep
Only Built 4 Cuban Linx Pt.II / Raekwon + Ghostdini Wizard Of Poetry In Emerald City / Ghostface Killah
Wu-Tang Chamber Music
Blackout! 2 / Methodman & Redman
FILA × WU-TANG CLAN
Wallabee Champ / Ghostface Killah
8 Diagrams / Wu-Tang Clan
The Big Doe Rehab / Ghostface Killah
Unreleased / Wu-Tang Clan & Friends
More Fish / Ghostface Killah
 

HIPHOP 区切り 01:26 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

PRhyme 2

本気で続編半年ぐらい前のリリースなのだが、DJ Premier と Royce Da 5'9" のユニット PRhyme が 3 年ちょっと前にリリースした 1st の続編。

単発ユニットかと思っていたんだけどねー。

 

で、単なる続編ではなく、コンセプトもきっちり引き継いでいる。

前作は、全編 Adrian Younge 制作トラックからのサンプリングで構成されていたのだが、今回は同じく Antman Wonder 制作トラックをネタ元にしている。

… なのだが、Antman Wonder って?

 

調べてみたところ、Royce Da 5'9" の Prod. を何曲か手掛けている他、Statik Selektah とも仕事をしているようだ。

聴いてみたら、Adrian Younge と同様にクラシック・ソウル趣味がある人のようで、オーケストレーションに特徴がありそう。

でも、Adrian Younge みたいなザラザラした感触ではなく、そのクリーン版みたいな印象かなあ。

そうこうしているうちに、オーヴァーグラウンドに浮上してくるかも知れないので、覚えておこうかな。

 

★★★★

 

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PRhyme or DJ Premier の過去レヴューは ↓

PRhyme

Buckshot LeFonque
Kolexxxion / DJ Premier - Bumpy Knuckles
Just Business Pt.2 / DJ Premier
 

HIPHOP 区切り 23:31 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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