Black Panther: The Album

なんだ、違うのか。Kendrick Lamar 他、Top Dawg Entertainment 一派による、映画「Black Panther」のサントラ盤。

とは言っても、全編サントラではなく、映画にインスパイアされたトラックも収録されているようだが。

 

Kendrick Lamar が Black Panther のサントラを手掛けるというと、あの Malcolm X の流れを汲む Huey P. Newton と Bobby Seale の Black Panther だと思ったのだが、なんと Marvel Comic の実写版なのだとか。

えーと、まあ、白人の牙城とも言うべきハリウッドで、監督が Black、主演も Black というだけでもスゴいのかも知れないが。

ちなみに、ジャケ写は主人公が着けている首飾りということのようだ。

 

ということで、TDE 一派の他、Vince Staples、Anderson Paak、James Blake、The Weeknd などが参加した今作が、商業主義の権化のような映画とリンクしているというのは、痛快なようで、そうでもないようで。

まあ、内容的には特に不満はないのだけれど。

 

★★★★

 

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Kendrick Lamar の過去レヴューは ↓

The Takeover / Kendrick Lamar

Damn / Kendrick Lamar

untitled unmastered. / Kendrick Lamar

To Pimp A Butterfly / Kendrick Lamar

good kid, m.A.A.d city : a short film by Kendrick Lamar
 

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Back To The Old School / Just-Ice

金歯が…。Golden Age Hip Hop Masterpiece シリーズから、もう 1 枚。

Just-Ice の 1986 年産 1st アルバムです。

オリジナル・リリース元は、Sleeping Bag の傘下で、英 Harmless の Sources シリーズで取り上げられて、当ブログでも 1 年半ぐらい前にご紹介した Fresh なんですねえ。

そう言えば、その Sources シリーズ 3CD の 2 枚目の前半が、まるまる彼のトラックで占められておりました。

 

Prod. はレーベルの A&R を務めていた Mantronik。

そして、全編が Mantronik によるビート、ヒューマン・ビート・ボクサー DMX のスクラッチ、彼のラップで構成されているという、↓ の Coldcrush Bros. 以上にミニマルなツクリだ。

 

一方、あっさりめだった ↓ のデザインに比べて、今作のイラストの濃いことと言ったら。

本人、Mantronik、DMX に加えて、曲名として登場する Latoya 嬢まで参加していて、TR-909 や Fila の帽子、更には彼の金歯など、小物も面白い。

と思ったら、イラストの眼の描写が少女マンガ風だったりするし。

 

さっき気が付いたのだが、Just-Ice をくっつけると Justice になるんですよねー。

 

★★★★

 

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Golden Age Hip Hop Masterpiece シリーズの過去レヴューは ↓

Troopers / Coldcrush Brothers

 

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Troopers / Coldcrush Brothers

The Rolling Stones of Hip Hop日本の発掘仕事も、遂に Hip Hop 系にまで辿り着いたわけで、そりゃあ、誕生から 40 年経ってるわけだし、当然なのだが。

ということで、今回は Golden Age Hip Hop Masterpiece シリーズからのご紹介。

このシリーズ、第 1 期・第 2 期各 10 枚ずつのリリースで、第 2 期は来週発売。

中では、第 1 期の BDP 1st、Jungle Bros. の 1st、あるいは Afrika Bambaataa の「Death Mix」あたりが有名盤なのだが、後は Old School のマイナーどころがセレクトされている。

第 2 期に至っては、全作日本初 CD 化だ。

 

で、今日のお題は、そんな中でもメジャー寄りと言えそうな Hip Hop 界の Rolling Stones こと Coldcrush Bros. の 1988 年産アルバム。

元々、彼らは '78 年に結成されていて、メンバーの Grandmaster Caz は、あの "Rapper's Delight" のオリジネイターだったとのこと。

'82 年に伝説の映画「Wild Style」に出演、その後、シングルを数枚リリースし、活動停止したのだが、'88 年に B-Boy Records から "Feel The Horns" をひっさげて復活。

そしてリリースされた初アルバムが今作というわけなのだが、当時は英国のみでのリリースだったらしい。

なるほど、そう言われてみれば、このデザインのあっさり具合が、いかにも英国風だ。

 

先ほど、デビュー曲を検索して聴いてみたところ、ファンキーなパーティー調で、いかにも初期 Hip Hop といった感じだったのだが、今作ではドラムマシンをどーんとメインに据えた、ある意味ミニマル感強めのトラックで、まあ、'88 年スタイルにきっちりアップデートされたというところでしょうか。

 

久々に Old School 系をちゃんと聴いたのだが、やっぱり原点と申しましょうか、アガりますよね。

 

★★★★
 

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Revival / Eminem

Re- シリーズ第 3 弾Eminem の 4 年ぶりのニューアルバム。

直近の Marshall Mathers LP 続編を挟んで、Relapse、Recovery に続く Re- シリーズ第 3 弾といったところでしょうか。

Exec. Prod. は、前作に続いて Dr. Dre と Rick Rubin がクレジットされている。

ゲストとしては、これまた前作に続く Skylar Grey の他、Beyonce、Alicia Keys、Pink、更には最近どこかで見かけた Ed Sheeran など。

そう言えば、先日、スマホに Spotify をインストールして、Kanye の「The Life of Pablo」を聴こうと思ったら、頼みもしないのにやたらと Ed Sheeran が登場してきたなあ。

 

内容的には、前作で印象的だった Zombies まるごと使いに続いて、またしても Rick Rubin が "I Love Rock'n'Roll"、そして Run DMC、果てはラス曲で "The Rose" まるごと使いをやらかしている。

他には、↑ のゲストから察しがつくように、お家芸の女性ヴォーカル・ネタが目立ちます。

とは言いつつも、Beyonce あるいは Alicia Keys のトラックは、これまでの哀愁系ではなく、ゲスト自体のテイストが強めになっていて、なんだか Eminem じゃあないような…。

 

★★★☆

 

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Eminem の過去レヴューは ↓

The Marshall Mathers LP 2 / Eminem

Hell : The Sequel / Bad Meets Evil
Recovery / Eminem
Relapse / Eminem
 

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Radio Silence / Talib Kweli

吠える!また数日間、更新をサボってしまったのだが、まあ、それはさておき、今日は Talib Kweli の最新盤。

ソロ名義では通算 8 枚目、前作「Fuck The Money」からは約 2 年のインターヴァルでのリリース。

と思ったら、その間、The Lox の Styles P とのコラボ盤もリリースしていたらしい。

 

彼のソロ名義作は、だいたい買っていて、毎回 ★ × 4 を付けているぐらいで、それなりに楽しく聴いているのだが、そうは言いつつも、そんなに愛聴するほどでもないので、場合によってはスルーしてもいいのかなあ、と思い始めていたところ、何だか言いたいことがいっぱいありそうなジャケ画だったのと、タワレコ限定価格 ¥1850 (税抜)と帯に書かれていたのに釣られて、今作も入手に至った次第。

ちなみにタワレコ以外では、¥2200 (税抜)という価格設定になっている模様。

と言うか、なんでタワレコだけ?

 

制作陣としては、前作から連投の The Alchemist (でもイントロだけ。)、Kaytranada に加えて、Oh No など見慣れたヒトから初めて見かけるネームに至るまで、それぞれほぼ 1 曲ずつ担当している。

あ、ラス曲が Robert Glasper なのを忘れてはいけませんね。

 

内容的には、このところエッジが効いた感触だったのの揺り戻しなのか、Pop 度高めにシフトした感があるトラックに彼のコアなラップが乗っかっているという展開。

まあ、今回も ★ × 4 でもいいのだが、それだと全然考えてないみたいなので…

 

★★★☆

 

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Talib Kweli の過去レヴューは ↓

Indie 500 / Tarib Kweli & 9th Wonder

Fuck The Money + Train Of Thought: Lost Lyrics, Rare Releases & Beautiful B-Sides, Volume One / Talib Kweli
Gravitas / Talib Kweli
Prisoner Of Conscious / Talib Kweli
Gutter Rainbows / Talib Kweli
Revolutions Per Minute / Talib Kweli + Hi-Tek are Reflection Eternal
Eardrum / Talib Kweli
Liberation / Talib Kweli + Madlib
 

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The Saga Continues / Wu-Tang + Loyalty is Royalty / Masta Killa

昔のまんま今日は Wu-Tang 二題ということで、まずは、約 3 年ぶりの本体 7th オリジナル・アルバム。

あれ? "Clan" はどっかに行っちゃったのでしょうか。

 

相変わらず、オリジナルメンバーと準構成員が入り乱れているのだが、wiki によると印税問題でモメている U-God は不参加となっている。

その代わりに、Redman が 2 曲に参加していたりして。

 

例によって、総監督は RZA なのだが、今回は Mathematics が並列にクレジットされていて、実際の Prod. は全て Mathematics が務めている模様。

で、どうなっているのかと言うと、これがまるで 1st の再現かと思うほどの絵に描いたような Wu-Tang クラシックサウンドなんですよねー。

RZA によると、彼がもう作れなくなったサウンドを Mathematics が制作したとのだとか。

あ、もうそんな感じなのか。
 

L と Rそして、2 枚目は Masta Killa の 4th スタジオアルバム。

タイトルは、↑ の U-God 問題を意識した?

日本語表記すると「ロイヤルティー・イズ・ロイヤルティー」となって、要するに、日本人が最も苦戦する L と R 問題に行き着くのだが、ネイティヴでも L と R を混同したりしてしまうダジャレっぽい面白さがあったりするのだろうか。

 

実は、個人的には、Masta Killa のアルバムを入手するのは今作が初めて。

だって、オリジナルメンバーの中では忘れ去られがちじゃあないですか。1st でも 1 曲にしかフィーチャーされていないし、準構成員なのかと思ってた。

 

で、制作陣には RZA の他、いろんな人が参加しているのだが、メインとなっているのは 9th Wonder みたいだ。

内容の方も、こちらも絵に描いたような Wu-Tang サウンドがあったり、Ghostface ばりのソウルフルなネタものがあったり、まあ、そういう感じですかね。

 

どっちも ★★★☆ ぐらいかな。

 

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Wu-Tang Clan 系の過去レヴューは ↓

The Wild / Raekwon

The Meth Lab / Methodman

Twelve Reasons To Die II / Ghostface Killah & Adrian Younge + Fly International Luxurious Art / Raekwon
36 Seasons / Ghostface Killah + Sour Soul / Badbadnotgood & Ghostface Killah
A Better Tomorrow / Wu-Tang Clan
Twelve Reasons To Die "The Brown Tape" / Ghostface Killah
Twelve Reasons To Die / Ghostface Killah & Adrian Younge
The Man With The Iron Fists
Wu Block
Legendary Weapons / Wu-Tang
Apollo Kids / Ghostface Killah + Shaolin VS Wu-Tang / Raekwon
Wu-Massacre / Meth, Ghost and Rae
Mathematics presents Return Of The Wu and Friends
Wu-Tang Meets The Indie Culture Vol.2 : Enter The Dubstep
Only Built 4 Cuban Linx Pt.II / Raekwon + Ghostdini Wizard Of Poetry In Emerald City / Ghostface Killah
Wu-Tang Chamber Music
Blackout! 2 / Methodman & Redman
FILA × WU-TANG CLAN
Wallabee Champ / Ghostface Killah
8 Diagrams / Wu-Tang Clan
The Big Doe Rehab / Ghostface Killah
Unreleased / Wu-Tang Clan & Friends
More Fish / Ghostface Killah
 

HIPHOP 区切り 01:57 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Carnival III: The Fall And Rise Of A Refugee / Wyclef Jean

肉体美ex-Fugees の Wyclef Jean の Carnival シリーズの第 3 弾。

第 2 弾は 2007 年リリースなので、10 年ぶりの再々登場ということになりますねー。さっき検索してみたら、当ブログでもご紹介しているじゃあないですか。すっかり忘れていた。

その記事を見てみたら、★× 3 しか付けていなかった。昔は結構厳しかったんですね。そんなこともすっかり忘れていた。

 

その第 2 弾のレヴューでゲストが豪華と書いた(もちろん覚えていなかった。)のだが、今作では少々地味め。

と言うか、知らないネームばっかりだ。M-11 のゲスト Riley というのは、Teddy Riley (!)のことらしいが。

 

今作でも、M-4 "Fela Kuti" はタイトルどおりのアフロビートだったり、M-11 は Celia Cruz 使いのラテンだったり、第三世界的展開は健在なのだが、全体的には哀愁メロの Fugees をホーフツさせるトラックが目立っていて、まあ、サブタイトルからして Fugees を謳ってるもんね。

あと、後半は、かなり振れ幅が大きいです。

 

★★★☆

 

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Wyclef Jean の過去レヴューは ↓

Carnival Vol. II... Memoirs of an Immigrant / Wyclef Jean
 

HIPHOP 区切り 01:09 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Double Or Nothing / Big Sean & Metro Boomin

一か八かAiko さんが登場したからには、その相方 Big Sean にも登場してもらいましょう。

今回は、いま売り出し中の DJ、Metro Boomin とのコラボアルバムですね。

なんでも、Big Sean の前作「I Decided」の制作陣として、Metro Boomin が数曲参加したことがコラボの発端なのだとか。

と書いてはみたものの、ほとんど覚えていなかった。申し訳ない。

 

で、今作、いきなり M-1 "Go Legend" が「マホガニーのテーマ」丸ごと使い。いや、Rap が登場するまで、違う CD を聴いているのかと思ったぐらい。

これは、とんでもないネタ師なのかと思いきや、その後は、それこそトラップ系からサンプル系まで、いろいろやってて、結構器用なんですねえ。

と思ったら、ラス曲がまた "Strawberry Letter 23" をがっつり使ってた。

 

★★★☆

 

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Big Sean の過去レヴューは ↓

I Decided / Big Sean

Twenty88

Dark Sky Paradise / Big Sean

Hall Of Fame / Big Sean

Finally Famous / Big Sean
 

HIPHOP 区切り 02:31 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Luv Is Rage 2 / Lil Uzi Vert

ところで、トラップって?先日、ご紹介した Ty$ の 2 枚買ったら 1 枚当たり 1600 円キャンペーンの相方がこちら。

Lil Uzi Vert の 1st スタジオアルバムですね。

アルバムデビュー前に mixtape を何作かリリースしていて、アルバム自体が mixtape の続編的位置付けになっている、というのは最近のお約束のようですねー。Ty$ の記事にも同じようなことを書いたような記憶が。

 

さて、今作は、キャプションによると、「次世代 MCの “フューチャリスティック・トラップ”」ということらしく、なんだか面白そうなので買ってみた次第。

いや、トラップが何物なのか説明してみよ、と言われると窮する程度の知識しかないのだが。

 

で、聴いてみたところ、なるほど、エレクトロ度が高めで、その分トラップ特有のヤバ〜い感が希釈されているという感じでしょうか。

まあ、わかりやすいけど、キャプションから感じるほど画期的なものでもないような。

あ、そんなこと、求められていないのか。

 

wiki によると、今作は全米 #1 をゲットしたのだとか。

当ブログでも、気が付いたときには、チャートのことを書いたりしているのだが、何が当たって、何がハズれているのか、本当によくわからないんだよねー。

 

★★★☆
 

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Big Fish Theory / Vince Staples

蜂の次は金魚蜂に続くのは金魚。

ということで、Vince Staples のオフィシャル盤としては、2015 年の「Summertime '06」に続いての 2 枚目。

結構インターヴァルが開いてるなーと思ったら、その間に配信とアナログ限定の「Prima Donna」という EP がリリースされていたようだ。

それはさておき、透明ケースに金魚デザインの CD が収まっている姿は、なかなか涼しげですね。

この画像を探すのに、結構苦労したんだよねー。

 

で、中味の方は、なんと全面エレクトロ系。

「Summertime 〜」から時間が結構経過しているせいもあって、記憶が定かではなかったのだが、改めて確認してみると、「Summertime 〜」自体もそれなりにダークなエレクトロをベースにしたツクリだったので、前兆はあったということなのだろう。

「Prima Donna」では James Blake が制作したトラックもあったようだし。

でも、同じ Def Jam 〜 ARTium ラインとは言え、今作は No I.D. が絡んでいないようなので、それでエレクトロ感が強めの展開になったんじゃあないかなあ。

とは言いつつも、デトロイト・テクノ風なトラックまであったりして、かなりのインパクトであることは間違いないです。

 

★★★★

 

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Vince Staples の過去レヴューは ↓

Summertime '06 + Hell Can Wait / Vince Staples
 

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