I Decided / Big Sean

何を決めたの?Big Sean の 2 年ぶりの 4th アルバム。

なんだか、そんなに久しぶり感がなかったのは、昨年 Jhené Aiko とのデュオ・ユニット Twenty88 があったからですね。

 

Big Sean のアルバムと言えば、豪華客演陣が印象的なのだが、今作はパッケージにクレジットはおろか、曲名すら記されていない。

と思いきや、M-4、このゲストはクレジットを見なくても誰だかわかりますよ。

Eminem ですね。

とは言うものの、その他の客演陣は、これまでと比較して、少々小粒なのは否めないかなあ。

あ、中盤の小品に Twenty88 がフィーチャーされているようですね。

 

制作に関しては、従来同様に彼自身と Kanye が exec. prod. となっている模様。

作風自体も、前作の 3rd と同様にダークなトーンという感じでしょうか。

あ、今作も 3rd に続いて、全米 #1 だったのか。

 

と言いつつも、またしばらくして 5th がリリースされたときに、あれ? 4th ってどんなのだっけ? と思ってしまいそうな予感がしなくもない … かな?

 

★★★☆

 

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Big Sean の過去レヴューは ↓

Twenty88

Dark Sky Paradise / Big Sean

Hall Of Fame / Big Sean

Finally Famous / Big Sean


 

 

HIPHOP 区切り 23:29 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Damn / Kendrick Lamar

正規盤だよね。続いては、突然リリースされた Kendrick Lamar の 4th アルバム。

なんのヒネリもないジャケ写なので、mixtape がアングラで CD 化されたりしたものかと思いきや、正規盤だったんですね。

 

今作で目立つのは、とにかくゲスト勢。

まあ、Rihanna や Badbadnotgood、あるいは「To Pimp 〜」以来の付き合いの Thundercat あたりは、そんなに意外でもないのだけど、James Blake (って、同姓同名じゃあないよね。)、そして、あの U2 まで。

ショップのキャプションでは、「U2 はサンプリングではありません。」とわざわざ書いてあった。

とは言うものの、その U2 参加トラックは、後半になるまで、どこが U2 なのか、って感じだったのだが。

 

さて、Kendrick Lamar と言えば、Jazz テイスト濃いトラックが特徴的だったのだが、今作はあっさりと打ち込み感強め。

その分、じっくりとリリックを聴けよ、ってことなのだろうか。

こういうときに、英語が苦手だと困るんだよなあ。

 

★★★★

 

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Kendrick Lamar の過去レヴューは ↓

untitled unmastered. / Kendrick Lamar

To Pimp A Butterfly / Kendrick Lamar

good kid, m.A.A.d city : a short film by Kendrick Lamar
 

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The Wild / Raekwon

もしかしてディズニー?同じく NY から Wu-Tang 一派の Chef、Raekwon の 2 年ぶりのニューアルバム。

Wu-Tang 勢自体も、約 1 年のご無沙汰でしたね。

タイトルは「野生」ってことでしょうか。さっき検索してたら、ディズニーのアニメ映画に同タイトルのものがあるようなのだが、まさかそっちから来てるってことはないよねえ。

まあ、その映画自体、観たことないので、よくわからなくはあるのだが。

 

それはさておき、今となっては、古き良き(?) Wu-Tang サウンズを最もよく再現しているのが、彼 Raekwon なのではないかなあ。

前作の、略して「F.I.L.A.」が、彼にしては珍しく、少々 Pop な方向に振れていたようだったのだが、

今作では、再び本来の路線に戻ったような感触。

とは言うものの、Ghostface の如き、オールド・ソウルの大ネタ系が少々目立つような気がしなくもないが。

 

★★★★

 

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Wu-Tang Clan 系の過去レヴューは ↓

The Meth Lab / Methodman

Twelve Reasons To Die II / Ghostface Killah & Adrian Younge + Fly International Luxurious Art / Raekwon
36 Seasons / Ghostface Killah + Sour Soul / Badbadnotgood & Ghostface Killah
A Better Tomorrow / Wu-Tang Clan
Twelve Reasons To Die "The Brown Tape" / Ghostface Killah
Twelve Reasons To Die / Ghostface Killah & Adrian Younge
The Man With The Iron Fists
Wu Block
Legendary Weapons / Wu-Tang
Apollo Kids / Ghostface Killah + Shaolin VS Wu-Tang / Raekwon
Wu-Massacre / Meth, Ghost and Rae
Mathematics presents Return Of The Wu and Friends
Wu-Tang Meets The Indie Culture Vol.2 : Enter The Dubstep
Only Built 4 Cuban Linx Pt.II / Raekwon + Ghostdini Wizard Of Poetry In Emerald City / Ghostface Killah
Wu-Tang Chamber Music
Blackout! 2 / Methodman & Redman
FILA × WU-TANG CLAN
Wallabee Champ / Ghostface Killah
8 Diagrams / Wu-Tang Clan
The Big Doe Rehab / Ghostface Killah
Unreleased / Wu-Tang Clan & Friends
More Fish / Ghostface Killah
 

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All-AmeriKKKan Bada$$ / Joey Bada$$

意外と落ち着いてます。Joey Bada$$ の 2 年ぶり 2nd アルバム。

1st をリリースしたのが 20 歳、なので、現在は 22 歳ということになりますね。

まだまだ若いですねー。

今作は、バンダナ模様の星条旗柄のスリーヴに収められているのだが、アメリカンってこういうデザインが好きですねえ。同じような意匠を何回も見かけたことがある。

 

相変わらず、$ やら何やらが混ざり込んだタイトルで、何だかわかりにくくはあるのだが、America に KKK (消し線付き)を埋め込んでいるところは、Ice Cube を思い出します。

前作では、若いのに(?) Jazz 風味の効いたトラックが多用されていて、意外だったように記憶しているのだが、今作でも基本線は同じ。

でも、今作では、特に序盤にかなり Pop な感触のトラックが登場してくるのが、これまた印象的だったかなあ。

まあ、いずれにしても、落ち着いています。

 

★★★★

 

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Joey Bada$$ の過去レヴューは ↓

B4.DA.$$ / Joey Bada$$
 

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Stillness In Wonderland / Little Simz

今様アリス↓ の Syd も参加している英国ラッパー Little Simz の 2nd アルバム。

全く知らないネームだったのだが、ショップでたまたま見かけて試聴してみたら、結構面白そうだったので。

 

とりあえず、検索してみたところ、彼女は 1994 年生まれでの現在 23 歳で、女優も兼業しているらしい。2010 年ごろから Mixtape や EP をリリースし始め、'15 年に 1st 「A Curious Tale of Trials + Persons」をリリースして、本国ではそこそこのヒットとなったようだ。

1st 収録曲の中の "Wings" が iPhone 6S の CM に起用され話題になったとのことで、あわてて youtube で探してみたのだが、うーん、聴いたことあるような・ないような。

 

今作は不思議の国のアリスにインスパイアされて制作されたとのことで、あ、なるほど、そう言われてみれば、ジャケ画にウサギが登場したりしているし、タイトルもそこから来ているのか。

リリースは彼女自身のレーベル Age 101: Music から。多くのトラックに Prod. とクレジットされている She とは、ご本人の変名らしい。

ゲストは、↑ で書いた Syd の他、ラス曲には Badbadnotgood が登場してくる。

そんなこんなで、Syd に近いところにいるような。

と言うか、彼女、英国感がかなり低めですねー。

 

★★★☆
 

HIPHOP 区切り 00:02 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

The Hamilton Mixtape

建国の父今日ご紹介する盤には、少々説明が必要ですね。

えーと、要するに、Lin-Manuel Miranda という俳優が、脚本、作詞、作曲を手掛けたブロードウェイ・ミュージカル「Hamilton」の劇中歌を mixtape 仕様でカヴァーしたアルバムです。

この「Hamilton」、元々 Hiphop 手法を取り入れたものらしく、2015 年にリリースされた cast album の制作陣に ?uestlove や Black Thought が名を連ねている。この cast album、全米ラップチャート #1 となっただけでなく、グラミーまで獲ったようだ。

ところで、Hamilton というのは、Alexander Hamilton のことで、なんでもアメリカ建国の父の 1 人で、決闘で亡くなった(!)のだそうな。

えっ? 建国の父が Hiphop で決闘!?

まあ、アメリカらしい話ではあるけどね。いや、さすがに決闘はないか。

 

で、この mixtape 版、とにかく豪華な顔ぶれで、元々関わっていた The Roots を筆頭に、Hiphop 勢は当然ながら、Alicia Keys など R&B シンガーや SIA など非 R&B 系まで参加している。

全ラインアップを挙げるのはとても無理なので、どこかで検索してくだされ。

 

まあ、個人的には、もっとガッツリ Hiphop 寄りだと思っていたので、少々ユルいなあと思わなくもなかったのだが…。

 

★★★☆
 

HIPHOP 区切り 23:40 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Awaken, My Love! / Childish Gambino

目覚めて、マイ・ラヴ!ちょっと前に、P-Funk から Hiphop につなぐのに最適の盤があるのだが、通販で予約盤と一緒に買っちゃったので未入手だ、的なことを書いたのだが、ようやく送られてきたので、早速聴いてみた。

↑ で、何の盤か、もうおわかりかも、と書いたのだが、そうです、Childish Gambino です。

タイトルを訳すと、「目覚めて、マイ・ラヴ!」となって、なんだか 80s アイドルの曲名みたいだけど、それなのにこのジャケ写の不気味さと言ったら。

 

えーと、個人的には、初めて見かけるネームだったのだが、本名 Donald Glover で元々はシナリオライターだったようで、今はシットコムなどの俳優もしていて、いろんな賞を貰っているようだ。

ラッパーとしては、前作「Because The Internet」でグラミー 2 部門にノミネートされたらしい。

いや、毎度のことながら、勉強不足で申し訳ない。

 

で、今作、ショップのキャプションに P-Funk 云々とあったので、試聴してみてビックリした次第。

まるで P-Funk。と言うより、このサイケ感、ヘヴィーネスは Funkadelic だな。それも初〜中期の。

実際に、"Good To Your Earhole" をサンプリングしたトラックまである。

本体がそれなりにエレクトロ化している中、このアナログ感は逆にこっちが本家なんじゃあないかと思ってしまうくらい。

 

ところで、ラッパーだと思っていたら、ほとんど歌ってるじゃあないですか。

それと、ラス曲はまるっきり "Strawberry Letter 23" のような気もしなくはないが…。

 

★★★★☆
 

HIPHOP 区切り 23:28 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Birds In The Trap Sing McKnight / Travis Scott

不吉な感じ。Travis Scott の 2 枚目は 1st と同じく T.I. の Grand Hustle レーベルから。

あら? タイトルは Days After Rodeo じゃあないのね。

それにしても、このジャケ写。デビルマンが更に不良化したと申しましょうか、タバコを持ちつつ、三白眼がこちらを睨んでいる姿は、怖いと言うより不気味、いや、不吉な予感すらしてきますねえ。

 

今作のゲストは、毎日登場しているような気もする Kendrick Lamar の他、André 3000、Kid Cudi、そして前作にも参加していた The Weeknd など。

内容的には、これまた前作と同じく、ダークなエレクトロ系。

Drake もそうだけど、これが全米 #1 とは、アメリカって本当によくわからない国だなあ。

 

ところで、鳥が歌っているのは Brian McKnight?

まさか Blackbyrd ではあるまい。

 

★★★☆

 

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Travis Scott の過去レヴューは ↓

Rodeo / Travis Scott
 

HIPHOP 区切り 23:37 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Run The Jewels 3

Fist and Gun2nd が高評価だった(ので、当ブログにも後追いで登場した)Killer Mike と El-P のユニット Run The Jewels の 3rd アルバム。なんでも、RTJ と略すのが一般的 … なのかな?

今回のジャケ画の背景色は、ブラック、レッドに続きブルー系。

この手のデザイン(Fist & Gun と呼ぶらしい。)も微妙に変化しているようで、今回はチェーンがなくって、ピラミッドの埋蔵物みたいなゴールド仕様になっている。

 

今回のゲストは、前作に続いての Zack de la Rocha from Rage Against the Machine、Beyoncé の前作のほとんどを制作した Boots の他、↓ の Danny Brown (聴けばすぐにわかるなあ。)、Kamasi Washington など、微妙に(と言ったら失礼か。)アップグレードされた感じ。

トラックの方も、前作はアングラ感が強烈だったところ、今作もダークでへヴイーなのには変わりがないのだが、アングラ感の根源となっていたチープさが薄れているような気が。

いや、それがいいとか、悪いとか言ってるわけではないのだが。

 

★★★★

 

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Run The Jewels の過去レヴューは ↓

Run The Jewels 2
 

HIPHOP 区切り 23:27 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Atrocity Exhibition / Danny Brown

残虐展覧会デトロイトの歯抜けラッパー Danny Brown の 4th アルバムは、なんと Warp からのリリース。

それにしても、物騒なタイトルだが、元々 Joy Division に同名曲があり、更には J. G. Ballard が同名の小説を書いていて、その両方にインスパイアされているのだとか。

 

前作のアブストラクトな作風にも結構驚かされたのだが、今作は Warp からのリリースですからねえ。

いきなりクラウトロック Guru Guru ネタで幕開けし、その後も Godley & Creme とか、Nick Mason とか、他ではあまり見かけないようなネタ使い。ミュージック・コンクレートの Delia Derbyshire なんかまで使われている。

 

そんな、前作に輪をかけて更に攻めてる(本人はどう思ってるか知らないが。)トラックに、彼特有の甲高いフロウが乗っかってるわけで、これはもうインパクト大き過ぎでしょう。

 

★★★★

 

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Danny Brown の過去レヴューは ↓

Old / Danny Brown
 

HIPHOP 区切り 21:21 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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