Big Fish Theory / Vince Staples

蜂の次は金魚蜂に続くのは金魚。

ということで、Vince Staples のオフィシャル盤としては、2015 年の「Summertime '06」に続いての 2 枚目。

結構インターヴァルが開いてるなーと思ったら、その間に配信とアナログ限定の「Prima Donna」という EP がリリースされていたようだ。

それはさておき、透明ケースに金魚デザインの CD が収まっている姿は、なかなか涼しげですね。

この画像を探すのに、結構苦労したんだよねー。

 

で、中味の方は、なんと全面エレクトロ系。

「Summertime 〜」から時間が結構経過しているせいもあって、記憶が定かではなかったのだが、改めて確認してみると、「Summertime 〜」自体もそれなりにダークなエレクトロをベースにしたツクリだったので、前兆はあったということなのだろう。

「Prima Donna」では James Blake が制作したトラックもあったようだし。

でも、同じ Def Jam 〜 ARTium ラインとは言え、今作は No I.D. が絡んでいないようなので、それでエレクトロ感が強めの展開になったんじゃあないかなあ。

とは言いつつも、デトロイト・テクノ風なトラックまであったりして、かなりのインパクトであることは間違いないです。

 

★★★★

 

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Vince Staples の過去レヴューは ↓

Summertime '06 + Hell Can Wait / Vince Staples
 

HIPHOP 区切り 23:33 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Scum Fuck Flower Boy / Tyler, The Creator

蜂、気持ち悪いよー。もう少し西海岸をうろついてみましょうか。

OFWGKTA のリーダー格 Tyler, The Creator の配信のみの 1st を含めると 5 枚目の新作。

今回のパッケージ・デザインは 2 種類。

→ の他に、カセットテープのパッケージを模したヴァージョンがあって、そちらが Explicit Title Version、こちらが No Title Version と呼ばれているようだ。

そう言えば、こちらのパッケージの背表紙には、上から目隠しシールが貼られていて、タイトルが直接読めないようになっていたなあ。

 

Tyler のソロの記事には、いつも書いているようにも思うが、今作も構成員中心の Odd Future 勢としては珍しく、Frank Ocean などの常連組に加えて、A$AP Rocky、Estelle、Corinne Bailey Rae、Lil Wayne など、外部参加者も適度に交えての作品となっている。

 

そして現れるのは、例によっての Tyler 節。M-1 からして、いきなりの Can ネタというワケで、不気味さ全開ですからね。

と思ったら、子供の声混じりのラス曲あたりはフツーに聴ける感じなんだよね。まあ、歌詞がないからなのかも知れないが。

そう言えば、彼のアルバムのデザインは悪趣味まる出しだったのに、今回はそれほどでもない(とは言え、この蜂、十分に気持ち悪いが。)し、少々変わってきたのかも。

 

★★★★

 

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Odd Future = OFWGKTA の過去レヴューは ↓

Fin / Syd

Fireplace: Thenottheotherside / Hodgy

Genesis / Domo Genesis

Ego Death / The Internet

Cherry Bomb / Tyler, The Creator + I Don't Like Shit, I Don't Go Outside / Earl Sweatshirt
Feel Good / The Internet
Doris / Earl Sweatshirt
Wolf / Tyler, The Creator
Numbers / Mellowhype
channel ORANGE / Frank Ocean
The OF Tape Vol.2
Nostalgia, Ultra / Frank Ocean
Purple Naked Ladies + 4 Bonus Songs EP / The Internet
Goblin / Tyler, The Creator + Blackenedwhite / Mellowhype
 

HIPHOP 区切り 23:47 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

The Takeover / Kendrick Lamar

本物っぽいな。えーと、Kendrick Lamar なんですけど、先日「Damn」がリリースされたばかりじゃあないですか。

それなのに、こいつは何? というところなのだが、まあ、要するにブートの類なのだろう。

その割りには、ショップでは堂々と売られていたのだが。

というところまでは、だいたい気付いていたのだが、マルチバイ割引の頭数合わせ要員として採用された次第。

 

リリースしたのは Blackstar Recordings なるレーベルで、インナーには他のカタログが紹介されていて、古くは Biggie、2Pac あたりから、French Montana、Nicki Minaj あたりまで、決して見かけたことがない物件をいろいろと手掛けているようだ。

 

まあ、それはいいけれど、いったいこれは何物なのか、って話ですよね。

いろいろと検索してみたけれど、中味に触れている記事はほとんど見当たらず、唯一、mixtape のコンピレと記されていたのを発見したのみ。うーん、それは検証しにくいなあ。

でも、そういう商売はあり得るよね。

ということで、これは採点すべきものでもないような…。

 

それにしても、「Damn」とか、↓ の Snoop なんかより、こっちの方がよっぽどオフィシャルっぽい佇まいじゃあないですか?

インナーに著作権が云々と書かれているのが不思議だ。

 

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Kendrick Lamar の過去レヴューは ↓

Damn / Kendrick Lamar

untitled unmastered. / Kendrick Lamar

To Pimp A Butterfly / Kendrick Lamar

good kid, m.A.A.d city : a short film by Kendrick Lamar
 

HIPHOP 区切り 23:45 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Neva Left / Snoop Dogg

若いねえ。さて、Hip Hop 路線に戻りつつ、更にイーストコーストからウエストコーストに移動することにしましょうか。

ということで、Snoop の新譜。

いや、Empire なる、あまり見かけないレーベルだったのと、彼自身の若き日の写真を使ってる、なんとなく手抜き気味のジャケ写だったのとで、mixtape のフィジカル化あたりかなあ、と思っていたのだが、オフィシャルの 15th アルバムということのようだ。

まあ、元々は配信オンリーだったらしいが。

 

で、中味の方なのだが、冒頭 M-1 が The Charmels の "As Long As I've Got You" という有名ネタで、その後もユルめのトラックが続くし、ゲストにも KRS-One とか、Redman + B-Real + Method Man とかが名を連ねているので、ジャケ写も含めて、原点回帰的なアルバムなのかなあと思ってみたり。

と思ったら、妙に Pop な M-7 だったり、レゲエ系の M-15 だったり、Badbadnotgood + Kaytranada という、今が旬の組み合わせがあったり。

というような、ヴァラエティに富んでいるというのか、掴みどころがないというのか…。

 

★★★☆

 

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Snoop Dogg の過去レヴューは ↓

Coolaid / Snoop Dogg + Cuzznz / Daz-n-Snoop

Bush / Snoop Dogg

7 Days of Funk
Reincarnated / Snoop Lion
Doggumentary / Snoop Dogg
More Malice / Snoop Dogg
Malice N Wonderland / Snoop Dogg
Ego Trippin / Snoop Dogg
Tha Blue Carpet Treatment / Snoop Dogg
 

HIPHOP 区切り 23:01 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Jungle Rules / French Montana

フランス人ではありません。数年前にあちらこちらでの客演で名前を売っていて、鳴り物入りでソロデビューした French Montana の 2nd オフィシャル・アルバム。

とか言ってるくせに、1st は未聴なんだよねー。申し訳ない。

 

えーと、ちょっとおさらいしておくと、彼はモロッコ生まれで 13 歳のときに NY に移住してきたらしい。どうやら、最初はアラビア語と仏語しか話せなかったので、こんなステージ・ネームになったようなのだが、モロッコって仏語圏だったのか。初めて知った。

で、数多くの mixtape や客演を経て、彼自身の Coke Boys レーベルと Bad Boy と Rick Ross の Maybach のトリプルネームで、2013 年に「Excuse My French」をリリースしていて、今作は同じくトリプルネームでの 4 年ぶりの 2nd というわけ。

あ、それなら、同じ Rick Ross 絡みの Wale に続けてご紹介すべきでしたねー。

 

さて、今作からは M-2 "Unforgettable" が、全米 #3 となかなかのヒットとなっていたとのこと。

モロッコ生まれの彼が、満を持したのかどうかは知らないが、「Jungle Rules」なるタイトルを付けてきて、更にはキャプションによると、アフリカへの原点回帰がテーマの一つということなので、アフリカンなプロダクションが施されているのかと思いきや、冒頭に動物の鳴き声が入っていたり、数ヵ所それらしいメロディーだったり、楽器使いがあったりする以外は、それほどでもなかったですねえ。

あ、"Unforgettable" の MV はアフリカで撮られたもののようだけど。

 

★★★☆
 

HIPHOP 区切り 23:15 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Boombox: Early Independent Hip Hop, Electro and Disco Rap 1 + 2

ラジ カセ

 

Soul Jazz の、内容はサブタイトルを見ればお分かりかと思うが、アーリー・ヒップホップのコンピレ盤。

第 1 集がリリースされて、しばらく経つのだが、そのうち買わなきゃと思っているうちに、第 2 集が出ていた。

しょうがないので、2 作同時購入に至った次第。

ちなみに、サブタイトルの最後が、第 1 集は 1979-82、第 2 集は 1979-83 となっていて、1 年ズレてます。

 

登場するのは、"Rappers Delight" から "The Message" と "Planet Rock" に挟まれた期間の無名のインディーズ・ヒップホップ。

つまり、"The Message" を契機に社会派方面に発展し、または "Planet Rock" を契機にサンプリング方面に技術的に発展していく以前ということですね。

すなわち、今で言うところのパーリーチューン。どこかで聴いたことある風、と言うか、"Another One Bites The Dust" あたりのクラシックの丸パクリで、おそらくは人力トラックをベースに、マイク回ししてます的な。

 

それが、なんともファンキーで楽しい。これこそ、楽しんだ者勝ちでしょう。

いずれも、長編ライナーが付いていて、まだ全部読めていない(だって、輸入盤買っちゃったし。)のだが、ちゃんと読めばなんか発見もありそう。

 

★★★★

 

HIPHOP 区切り 23:15 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

4:44 / Jay-Z

4:44 に起きて作ったのだとか。最近は、おそらく全米 1 じゃあないかと思われるほどのセレブ感を撒き散らかしている Jay-Z の約 4 年ぶりのニューアルバム。

「4:44」とだけ記されたジャケの上方に、ご丁寧にも「これが 13 枚目のスタジオアルバム」を書かれているから、いつも記事を書く前に「あれ? これって何枚目だっけ?」と言いつつ、検索して調べたりする手間が省けた。

 

とは言うものの、なんで「4:44」なのか、意味不明なので、やっぱり検索する羽目に。

なんでも、Jay-Z がある朝 4:44 に起きて、タイトル曲を書いて、ビヨンセのマイクを借りて、自宅で録音したからなのだとか。

なーんだ、ヒネリとか、全然ないじゃないか。

 

で、今作は全曲を No I.D. が制作するという、今までにない体制で、サンプルネタ多めの構成。

それも、Stevie "Love's In Need Of Love Today" とか、Nina Simone "Baltimore" とか、The Fugees "Fu-Gee-La" とか、Donny Hathaway "Someday We'll All Be Free" とか、Sister Nancy "Bam Bam" とか(あ、これは自分だけか。)、誰でも知ってるような大ネタが次から次へと登場する豪華さ(?)です。

なんだか、↓ の Wale のわかりやすさが、こっちに乗り移ってきた、みたいな。

 

と思ったら、ボートラ 3 曲は、James Blake が登場したり、Mount Kimbie が絡んできたり、なんだか不思議な感触。

 

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Jay-Z の過去レヴューは ↓

Magna Carta Holy Grail / Jay-Z

Watch The Throne / Kanye West & Jay-Z
The Blueprint 3 / Jay-Z
American Gangster / Jay-Z
Kingdom Come / Jay-Z
 

HIPHOP 区切り 23:53 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Shine / Wale

おもちゃではありません。さて、Wale のオフィシャルでは 5th アルバムですね。

さっき検索してみたら、この直前に「Before I Shine」という、いかにもなタイトルの mixtape がリリースされていたようなのだが、オフィシャルとしては「the album about nothing」以来 2 年ぶりということです。

しつこいようだが、当ブログでは何故か Drake と Wale を続けてレヴューしていたのだけど、周期が完全にズレちゃいましたね。

 

前作に引き続き、と言うか Mark Ronson と組んでいた 1st を除き、2nd 以来ずっとだけど、Exec. Prod. として、レーベル主の Rick Ross と彼自身がクレジットされている。

で、Wale と言えば、今どき珍しいほど、わかりやす過ぎるサンプルネタ多用のキャッチーなトラックという印象があったのだけど、今作はちょっと様子が違うぞ。

ネタ控えめ、打ち込み多め、みたいな。いや、よく聴いてみると、みなさまご存知の "Sexual Healing" やら "I Wanna Be Where You Are" やら、ちゃんと使っているんだけどね。

そんなこんなで、考えようによっては、少々地味かなあと思っていたら、前々作、前作と続けてゲットしていた全米 #1 の座から陥落して、#16 に甘んじてしまった模様。

 

と言いつつも、個人的には、Major Lazer (!)を起用した M-4 がインパクト大だったけどね。

 

★★★☆

 

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Wale の過去レヴューは ↓

the album about nothing / Wale

The Gifted / Wale
Back To The Feature / Wale & 9th Wonder
Ambition / Wale
Attention Deficit / Wale
 

HIPHOP 区切り 23:28 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Grateful / DJ Khaled

子煩悩少し前から、ショップの Hiphop 棚に DJ Khaled なる人物のアルバムがディスプレイされているのには気が付いていたのだが、(おそらくは前作の)派手派手しいジャケ写を見ただけでスルーしていた。

その彼の新作がリリースされたということで、まあ、本来ならまたスルーするところだったのだが、超豪華ゲスト陣が参加しているというキャプションに釣られて、パッケージ裏のクレジットを確認してみたら、とんでもないことになっておりました。

えーと、Beyonce + Jay-Z、Rihanna、Alicia Keys、… もう書くのがめんどくさいので、興味がある方は検索してみてくだされ。

 

ところで、そんな DJ Khaled って何者?

調べてみたところ、元々は Fat Joe、Big Pun など Terror Squad のメンバーだったらしい。

で、現在では、愛すべきキャラクターとポジティブな名言でインスタグラム/スナップチャットの王様としても知られる全米一の愛されキャラ なのだそうな。

それは、こちら日本でレコ屋の巡回をしているだけじゃあ分かりにくいですねえ。と言うか、キャレドと読むこと自体、今回初めて知った。

 

それで聴いてみたのだが、冒頭登場するのは、なんと Sizzla。これが、ライトなナイヤビンギ・テイストの、いかにも Sizzla 風となっているではないか。

その他にも、Rihanna の哀愁ラテン風味とか、Alicia Keys のコンシャスっぽいネタの効いた R&B とか、曲先なのかゲストありきなのかは分からないながらに、ここまでゲストに合わせるとは、なんと器用なのでしょう。

まあ、そのせいで、なんだかコンピレ盤とかサントラ盤を聴いているような気がしなくもないが。

 

それにしても、隙あらば DJ Khaled !!! とネームを突っ込んでくるのが、少々鬱陶しくはあるかな。

ちなみに彼は Air Jordan フリークとしても知られているらしく、今作リリース記念として真っ赤な AJ III をコラボしたようで、パッケージ内側にきっちりと写真が掲載されております。

 

★★★☆
 

HIPHOP 区切り 22:49 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

I Decided / Big Sean

何を決めたの?Big Sean の 2 年ぶりの 4th アルバム。

なんだか、そんなに久しぶり感がなかったのは、昨年 Jhené Aiko とのデュオ・ユニット Twenty88 があったからですね。

 

Big Sean のアルバムと言えば、豪華客演陣が印象的なのだが、今作はパッケージにクレジットはおろか、曲名すら記されていない。

と思いきや、M-4、このゲストはクレジットを見なくても誰だかわかりますよ。

Eminem ですね。

とは言うものの、その他の客演陣は、これまでと比較して、少々小粒なのは否めないかなあ。

あ、中盤の小品に Twenty88 がフィーチャーされているようですね。

 

制作に関しては、従来同様に彼自身と Kanye が exec. prod. となっている模様。

作風自体も、前作の 3rd と同様にダークなトーンという感じでしょうか。

あ、今作も 3rd に続いて、全米 #1 だったのか。

 

と言いつつも、またしばらくして 5th がリリースされたときに、あれ? 4th ってどんなのだっけ? と思ってしまいそうな予感がしなくもない … かな?

 

★★★☆

 

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Big Sean の過去レヴューは ↓

Twenty88

Dark Sky Paradise / Big Sean

Hall Of Fame / Big Sean

Finally Famous / Big Sean


 

 

HIPHOP 区切り 23:29 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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