Soul Survivors

Philly meets AORAOR CITY 2017 シリーズが続きます。

本日のお題は、Soul Survivors なるグループの 1974 年盤。

 

ライナーによりますと、元々は Kenny Jeremiah なる人物と Charles と Richard の Ingui 兄弟を中心としたグループで、1967 年にリリースした "Expressway to Your Heart" が全米 #4 のヒットとなったとのこと。

この曲、知らなかったので youtube で聴いてみたところ、少々サイケ調のブルー・アイド・ソウルといった風情だった。ところが、この曲、Gamble - Huff 制作の最初のヒットだったとのことで、Gamble - Huff のヒストリー系コンピレのいくつかで、"Cowboys To Girls" などに先立ち、いの一番に収録されているようだ。幸か不幸か(?)、個人的には、今回初めて遭遇したわけなのだが。

 

とは言うものの、その後、鳴かず飛ばずの時期が続き、忘れ去られた頃に、なんと PIR 傘下の TSOP からリリースされたのが今作だとのこと。Prod. は Gamble - Huff と彼ら自身。

メンバーは Ingui 兄弟以外は総取り替えされているのだが、その中に、後に Larsen - Feiten Band (と言っても、聴いたことないのだが。)を結成する AOR 界の重要人物 Neil Larsen が参加している。

録音は Sigma Sound で、ストリングスとホーンは MFSB とクレジットされている。

 

ということで、味付けはフィリーなのだが、彼ら自身による演奏パートはポップな感触のロックサウンドという、なかなか不思議なテイスト。

これ、今となっては、なかなか面白いと思えるのだが、リアルタイムでは売れなかっただろうなあ。

Philly meets AOR と言えば聞こえはいいけど、なんとも中途半端な印象だもんねー。

案の定、1976 年には解散に至ってしまう憂き目に。

やっぱり、そうか…。

 

★★★☆

 

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AOR CITY シリーズの過去レヴューは ↓

Love Approach + Magic / Tom Browne

Intimate Strangers / Tom Scott

Pulse / Greg Phillinganes
 

PHILLY / SALSOUL 区切り 00:50 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Vincent Montana, Jr. Presents Goody Goody

ずっと気になっていました。Vince Montana が娘の Denise をリード・ヴォーカルに据えたユニット Goody Goody 名義の 1978 年作品。

以前、Hamilton Bohannon の「Summertime Groove」をご紹介した際にも書いたのだが、Watusi @ COLDFEET のダンクラ本の表紙に掲載されていた今作のジャケ写がずっと気になっていたんだよねー。

それがひっそりと bbr から expanded edition としてリイシューされておりました。

いや、リリース情報を全く知らなくって、ある日検索していてたまたま発見したので、あわてて入手した次第なのだが。

 

今作の個人的な目玉は、何と言っても、リリース当時は注目されていなかったのだが、後にクラシック化した "It Looks Like Love" ですねえ。

他には、当時はそこそこのヒットだったらしい、軽めのナンバー "#1 Dee Jay" を始めとして、Vince Montana というネームから想像される豪華絢爛サウンドとは少々異なり、ミュンヘン・サウンドに通じるようなインスト中心のクールな感触と申しましょうか。

微妙に汗をかいたりしている、ジャケ写のイメージとはやや違っておりましたね。

いや、だからダメだとは全然言ってないですよ。むしろ好きですが。

 

★★★★☆

 

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bbr = Big Break Records の過去レヴューは ↓

Slippin' And Dippin' / Coffee

I've Got You + Glorious / Gloria Gaynor

The Trammps III

Frantique

Hot Shot / Karen Young
Seven Deadly Sins / Rinder & Lewis
For The First Time / Stephanie Mills
Superbad / Chris Jasper
Witch Doctor / Instant Funk
Love Tracks + Park Avenue Sound / Gloria Gaynor
Taana Gardner
MFSB
Amigo / Black Slate
Eargasm / Johnnie Taylor
Love All The Hurt Away / Aretha Franklin
Love Is The Message / MFSB
Aretha + Jump To It + Get It Right / Aretha Franklin
Enchantment
Cerrone 3 : Supernature + Cerrone IV : The Golden Touch
Break Out (Deluxe Edition) / Pointer Sisters
I Can See Clearly Now / Johnny Nash
Be A Winner / Yarbrough & Peoples
Keith Barrow
Loose Change
T.J.M.
International / The Three Degrees
Never Can Say Goodbye + Experience / Gloria Gaynor
About Love / Gladys Knight & The Pips
The Three Degrees
 

PHILLY / SALSOUL 区切り 00:43 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

The Trammps III

本当に偶然です。今日も正統派フィリーから、Baker-Harris-Young の一角を占める Earl Young を擁する The Trammps の 1977 年産作品。オリジナルは Atlantic からのリリース、そして今回のリイシュー元は久しぶりに登場の bbr。

えーと、少々補足しておくと、今作は '75 の「The Legendary Zing Album」から数えて 5 枚目になるはずなのだが、どういうわけか、タイトルには「III」と記されている。おそらくは、Buddah からの 1st と Golden Fleece からの 2nd はカウントせずに、Atlantic だけで 3 枚目ということなのだろう。

 

ところで、今日は大統領選があったのだが、そこにトランプスを持ってきたのは、ワザとではなく、単なる偶然です。

いや、自分でもさっき気付いたところなんだよね。日本語表記は同じでも、綴りは違ってるもんね。

 

それはさておき、今作は Earl Young を擁する彼らだけあって、当然 A Baker-Harris-Young Production。

更には、A Tom Moulton Mix のクレジットもあって、黄金のダブルネームが形成されております。

まあ、彼らのアルバムは、基本的には、この黄金のダブルネームなんだけどね。

ということで、同年 7 月の NY 大停電を歌った M-1 を始めとして、よくないわけがありません。

これまた当然に、長尺曲では Tom Moulton Mix が威力を発揮するのだが、M-3 はかなりエコーが効いていて、少々珍しい印象だったかなあ。

 

★★★★

 

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The Trammps の過去レヴューは ↓

Disco Inferno / The Trammps

Trammps

 

Tom Moulton の過去レヴューは ↓

Disco / Grace Jones

Portfolio / Grace Jones
Kebekelektrik
Sweet Dynamite / Claudja Barry
Energizer / Touch
Magic Love / Michele
Never Gonna Leave You / Maryann Farra & Satin Soul
Gotta Get It / Tony Valor Sounds Orchestra
Philly ReGrooved 3 : Tom Moulton Remixes - More From The Master
Disco Inferno / The Trammps
The Greatest Show On Earth / Metropolis
A Night To Remember / Eddie Holman + Let Me Party With You / Bunny Sigler
The Tom Moulton Session / Cool Million
Philadelphia International Classics : The Tom Moulton Remixes
Flashlight
Disco Gold : Scepter Records & The Birth Of Disco
Loose Change
Philly ReGrooved 2 : Tom Moulton Remixes - The Master Returns
T.J.M.
Philly ReGrooved : Tom Moulton Remixes
Never Can Say Goodbye + Experience / Gloria Gaynor
Up The Yellow Brick Road / The Salsoul Orchestra
Street Sense / The Salsoul Orchestra
Let Me Show You : A Tom Moulton Mix / Esther Williams

 

bbr = Big Break Records の過去レヴューは ↓
Frantique

Hot Shot / Karen Young
Seven Deadly Sins / Rinder & Lewis
For The First Time / Stephanie Mills
Superbad / Chris Jasper
Witch Doctor / Instant Funk
Love Tracks + Park Avenue Sound / Gloria Gaynor
Taana Gardner
MFSB
Amigo / Black Slate
Eargasm / Johnnie Taylor
Love All The Hurt Away / Aretha Franklin
Love Is The Message / MFSB
Aretha + Jump To It + Get It Right / Aretha Franklin
Enchantment
Cerrone 3 : Supernature + Cerrone IV : The Golden Touch
Break Out (Deluxe Edition) / Pointer Sisters
I Can See Clearly Now / Johnny Nash
Be A Winner / Yarbrough & Peoples
Keith Barrow
Loose Change
T.J.M.
International / The Three Degrees
Never Can Say Goodbye + Experience / Gloria Gaynor
About Love / Gladys Knight & The Pips
The Three Degrees
 

PHILLY / SALSOUL 区切り 23:05 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Be Thankful For What You Got / William DeVaughn

敬虔な製図士さて、今日は正統なフィリーを。

タイトル曲で知られる William DeVaughn の 1974 年産 1st アルバム。

このタイトル曲、あちらこちらのコンピレに収録されてるし、Massive Attack を始めとしてカヴァーも数多いのだが、なぜか好事家向け再発レーベルの Fever Dream からのリイシューなので不思議に思っていたら、なるほどオリジナルは PIR じゃあなかったわけですか。

 

少々調べてみたところ、元々は製図技師として公務員をしていた彼が、"A Cadillac Don't Come Easy" なる曲を書いて、自費($900)で録音しようとしたところ、Sigma Sound での録音を勧められたのだとか。それで MFSB をバックに録音したところ、全米 #4、R&B #1 の大ヒットとなり、200 万枚近く売れたのだとのこと。

彼は、実は敬虔なキリスト教信者で、歌詞にもそのあたりが色濃く出ているらしい(申し訳ない。英語が苦手で。)のだが、そのうち、音楽に興味を失って、製図技師に戻ったのだとか。その後、何回かカムバックしたみたいだけど。

 

で、敬虔な信者だったからかどうかはわからないのだが、今作は正統なフィリーではあるものの、ダンサー系は少なく、タイトル曲を含め、ミディアムテンポが中心。

タイトル曲の他、7 分超の長尺曲では、インスト・パートも楽しめるし、まあ、大人のフィリーといった感じでしょうかねえ。

 

★★★★

 

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Fever Dream + Safety Zone の過去レヴューは ↓

It's Time + Kickin' / The Mighty Clouds Of Joy

Mandré
 

PHILLY / SALSOUL 区切り 22:57 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Songs For Evolution / Anglo-Saxon Brown

Anglo-Saxon じゃあないんですけどね。さて、マイナーな発掘モノが続いておりますが、今日も今回初めて知ったネーム、Anglo-Saxon Brown の 1976 年 Atlantic からの、またしても 1st にして唯一のアルバムです。リイシュー元は soulmusic.com ですね。

 

何と言ってもインパクト大なのは、彼らのネームでしょう。

ライナー読んで知ったのだが、彼らは元々 Ujima という名前で活動していて、Epic からシングルを数枚リリースしていたのだとか。Ujima と言えば、当ブログの初期に「The Lost Soul Gems」なるレア盤コンピレをご紹介したことがあったのだが、それに大々的にフィーチャーされていましたね。

それで、Ujima が契約の都合で使えなくなってしまい、新たなグループ名を考えなくてはならなくなり、Prod. が後に MJ の衣装デザイナーをすることになる Bill Whitten に彼らのテープを聴かせたところ、"Are they black... are they Anglo-Saxon?" と訊かれたことがヒントになったのだとか。

なお、Brown は "soul" を示すワードということらしい。

 

で、聴いてみたところ、確かにフィリー(録音は Sigma Sound)なのだが、意外と洗練されていると言うか、なるほど Anglo-Saxon か? と尋ねられるのもわからないではない。

でも、それだけに少々押しが弱いかなあ…。

印象が薄めなのは否定できなかったりして。

 

★★★☆

 

PHILLY / SALSOUL 区切り 23:41 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

It's Time + Kickin' / The Mighty Clouds Of Joy

名門と言われる割りには、続いては、ゴスペル界の名門 Mighty Clouds Of Joy。
それにしても、ソウル系の発掘競争も来るところまで来たと申しましょうか、最近はこの手のモダン・ゴスペルと言うのでしょうか、このあたりが草刈り場になってきたようで。

で、こちらは 1974 年産のフィリー詣で盤。
彼らは元々は ↓ の Peacock 所属だったのだが、今作が ABC 移籍第 1 弾だったらしい。
それで、録音は Sigma Sound で、参加メンバーが Baker - Harris - Young を始めとして、Bobby Eli、Vince Montana などフィリー黄金期のフルメンバーだ。
その結果、中味の方は想像以上にフィリーそのもので、ゴスペル感は薄め。
要するに、少々濃いめのヴォーカル・グループのフィリー作品といった風情で、それが面白いような、物足りないような…。

陽気そうですね。そして、もう 1 枚は ↑ の続編の '75 年作品。
こちらは、Atlanta 録音で、Mix が Signa Sound。
録音メンバーは Earl Young が居残っているぐらいで、一新されてますねえ。
そんなこんなで、フィリー感は残しつつも、よりコンテンポラリーな方向に進んでいる印象。
M-1 "Mighty High" は全米 Dance / Disco 5 週連続 #1 とのこと。
↑ との比較では、こちらの方がイマ風と言えるかなあ。ラス曲は DJ Harvey ネタらしいし。
あと、"You Are So Beautiful" とか "I Got The Music In Me / Superstition" とか、なぜかカヴァー多し。

どちらも ★★★★
 

PHILLY / SALSOUL 区切り 23:37 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Salsoul Mastermix / Dimitri From Paris

これまた 2 作目↓ の Danny Krivit と Tony Humphries の 2 ヵ月後にリリースされた DFP の Salsoul Mix 盤。
こちらも ↓ の両者と同様に、レーベル縛り Mix の第 2 弾で、前作の「My Salsoul」は今回のリイシュー・シリーズにタイアップして、HMV 限定でリマスター復刻されていましたね。

こちらも 2CD セットなのだが、1 枚目が Mix 仕様で、2 枚目は The DFP Re-Edit Vault と題され、彼の手による Re-Edit ヴァージョンが 10 トラック収録されている。
大半が "DJ Friendly Classic Re-Edit" と題されていて、何だかどこかで既に見かけていたような気もする(それこそ ↑ の「My Salsoul」にも使われていたような…。)が、ライナーによると、今回新たに Update されているのだとか。

さて、本題の Mix の方なのだが、オープニングとエンディングにフィリーの流れを汲むダンクラ系を使っているが、他はいわゆるブギー系ばかりで占められている。
なので、時期的に Larry Levan や Shep Pettibone の Remix ヴァージョンが多用されていて、ダビー感も強めな仕上がり。
前作がフィリー・ダンサー系中心の Mix だったところ、さすがは DFP、ちゃんと趣向を変えてますねえ。
そう考えると、今作のデザインは前作に比べて地味かなあと思っていたのだが、何となく 80s っぽいところが却ってフィットしているような気もしてきた。

★★★★

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Dimitri from Paris の過去レヴューは ↓
WKOD 11154 FM - The Golden Era Of Disco : DJ Muro VS DJ Dimitri From Paris
Dimitri From Paris In The House Of Disco
My Salsoul / Dimitri From Paris
Le Edits Correction Vorume 2 / Dimitri From Tokyo
Le Edits Correction - Vol.1 : Corrected Disco / Dimitri From Tokyo
Back In The House / Dimitri From Paris
The Remix Files / Dimitri From Paris
Knights Of The Playboy Mansion / Bob Sinclar & Dimitri From Paris
Get Down With The Philly Sound : A Very Special Collection by Dimitri From Paris
Dimitri From Paris presents NIGHT DUBBIN' : a dubbed out collection of classic 80's dance music mixed by The Idjut Boys
Return To The Playboy Mansion / Dimitri From Paris
Dimitri from Paris presents Cocktail Disco
 

PHILLY / SALSOUL 区切り 23:46 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Mr.K Salsoul / Danny Krivit

Salsoul と West End の歴史的リイシューを成し遂げた Octave Lab. = Ultra-Vybe なのだが、Salsoul : Salsa 編も含めて、オリジナル盤復刻はそろそろ限界に来たように思えなくもない。まあ、そんなに売れてるわけでもなさそうだしねえ。
個人的には、↓ に書いた Love Is Still Blue も含めて、まだ何枚か聴きたいものがあるのだが。
しかし、ゲットしたライセンスの中で更に稼ぎたい模様で、コンピレや Mix 盤を五月雨式にリリースしていて、さすがに全部お付き合いするほど財布に余裕はないのだが、中にはどうしてもスルーできない盤もあって困る(?)んだよねー。 

本人はどこにいるでしょう?そんなスルーできない盤の 1 つが、今日の Danny Krivit の Salsoul Mix。
彼は 2003 年に Suss'd から Salsoul Mix をリリースしているので、これが 2 作目ということになる。まあ、当然、構成は全然違うのだが。
で、今作は 2CD セットで、1 枚目が Mix 仕様、2 枚目が彼自身による Edit ヴァージョンを 10 曲収録していて、その Edit ヴァージョンのうち数曲が 1 枚目の Mix にも使われている。

ということで、今回の目玉はその Edit ヴァージョンということになるのだが、冒頭の Double Exposure "My Love Is Free" のゴスペル調オルガン・イントロなど、聴きどころ多いです。
さすがは Edit の第一人者だけのことはある。

ところで、今作の Mr.K Salsoul っていうタイトル、なんだか野暮ったくないですか?
もうちょっとヒネればいいのに…。

★★★★

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Danny Krivit の過去レヴューは ↓
Quintessentials / Danny Krivit
Body & Soul 15 Years Mixed by François K, Joaquin "Joe" Claussell, Danny Krivit
Edits By Mr. K Vol.2 : Music Of The Earth / Danny Krivit
 

PHILLY / SALSOUL 区切り 23:56 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Ooh, I Love It : Soulful Sounds Of Salsoul + Boogie's Gonna Get Ya : Disco Boogie Delights Of Salsoul

Octave Lab. からの Salsoul リイシュー、オリジナル・アルバム 70 枚(多分)に加えて、↓ の Daniel Wang の他、テイ・トウワ、MURO、DJ Nori の Mix 盤がリリースされていて、更には Free Soul 絡みのコンピレと、いったいいつまで続くのか。
Free Soul 盤にも若干のレア曲、未発表曲が収録されていたが、基本的に Free Soul 方面とは相性がよくないのでスルーしたところ、そう簡単には許さないとばかりに新たなコンピレ盤の刺客が登場。
しかも、West End と同時に、それぞれのソウル・ミュージック・サイドとディスコ〜ブギー・サイドというテーマ設定で、2 レーベル× 2 タイプ=計 4 セット、いずれも 2 枚組でのリリースだ。
アートワークは、Josh Dunn という人で、KDJ レーベルや Wax Poetic のデザインを担当している人らしい。
まあ、とにかく、今回はそれなりにレア曲も収録されているようで、そんなこんなでスルーできなかった次第。

どこまでまずは、Salsoul のソウル・ミュージック・サイド編。
Disc 1 には主として 70s のフィリー系、Disc 2 には主として 80s のファンク〜 R&B 系が収録されている。

いきなり、Disc 1 の M-1 に Skip Mahoney なる人のレア曲を持ってくるという反則技なのだが、今作に関しては、ほとんどがオリジナル・アルバムのリイシュー・シリーズでカヴァーできているラインアップで、レア度は控え目。
気が付いたところでは、Skip Mahoney の他、PIR 出身の Anthony White、Loleatta Holloway の旦那 Floyd Smith、↓ の Daniel Wang Mix のオープニングを飾っていた Jimmy Briscoe & The Beavers、謎のグループ True Example、そして、あの Surface (彼らが Salsoul 出身だと今回初めて知った)ぐらいでしょうか。
あ、あと、オリジナル・アルバムのリイシュー・カタログから漏れた B-H-Y とか、Instant Funk の Salsoul 3 枚目の収録曲もあったなあ。

続くのか?そして、2 枚目は Salsoul のディスコ〜ブギー・サイド編。
ライナーによると、Disc 1 が正統派ディスコ〜ブギーで、Disc 2 は現在の価値観から観たディスコ〜ブギーなのだとか。

こちらの方面は、アルバム・リリースに至らなかったアーティストも多いので、レア度は幾分か高め。
特に、Disc 2 の後半あたりは、見かけたことがないネームが並んでいて、なかなか新鮮だ。
他には、最近取り上げられることが多めの Cream De Coco も当然収録されてるし、ここにもまた Instant Funk のリイシュー漏れラスト・アルバムの収録曲も…。
↑ にも登場していた Surface が Salsoul とは思えない爽やかさだったのが面白かったかな。

この 2 セットで、Salsoul はお腹いっぱい、もう打ち止めかなーと思っていたら、今度は Salsa 編がリリースされているのだとか。
うわー、どうするー?

どっちも ★★★★
 

PHILLY / SALSOUL 区切り 02:30 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Orchestral Madness & Laughter : Daniel Wang's Personal Salsoul Megamix

待たせたな。続いては、西海岸生まれ台湾育ちベルリン住まいのディスコ伝道師 Daniel Wang による Salsoul Mix。
なんでも、彼自身のレコード・コレクションから選曲・ミックスしたものとのことで、なるほど、それで "Personal" なのか。

この盤、当初は昨年の初夏ごろにリリースされるはずだったのだが、アートワークに関して少々モメたようで、結局、リリースされたのは今年の 3 月。
リリースパーティーも昨年の 5 月と今年の 3 月、2 回やったのだとか。
その問題のパッケージは → のとおりなのだが、なんとカッコいいんでしょう。
これなら少々待たされても文句はないのだが、でも、1 年近くというのは長過ぎるかな。

内容的には、序盤と中盤にややレア物を配してはいるが、基本的には有名曲メインで、タイトルのとおり、つい笑ってしまいそうな陽性の Mix ですねえ。
フツーの Mix にはいかにも使いにくそうな Gaz の "Cantina Band" とか使ってるし。
とは言うものの、デザインのカッコよさには、ちょっと負けてるかも。

★★★★
 

PHILLY / SALSOUL 区切り 00:05 区切り comments(0) 区切り trackbacks(1) 区切り

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