Playing Robots Into Heaven + Wind Down / James Blake ☆
かつて ↓ の Oneohtrix Point Never ともコラボしていた James Blake の新譜。
最近では Metro Boomin のスパイダーマンの "From & Inspired By" 盤に 2 曲も登場しておりました。
そんな風に意外と(?)人付き合いがいい彼なのだが、今回は目立つゲストもいなくって。
それよりも今作で特徴的なのは、return to the electronic roots of his Hessle, Hemlock and R&S records days と評されているように、エレクトロなクラブ系トラックへの回帰作となっている。
中ではリードシングルの M-6 "Big Hammer" が Ragga Twins のヴォーカルのサンプル使いでかなりのインパクトですねー。
その他のトラックもなかなかいいんじゃあないですか。
いやあ、これは結構好きかも。
★★★★☆
そして、サブスクで新譜を聴こうとしたら、前作の存在に気が付いたという、最近の当ブログのお約束パターン。
どうやら昨年の 3 月にストリーミングオンリーでリリースされていたらしいのだが、→ の画像を観たところ、何やら Endel なるアーティストとのコラボ作のようだ。
で、Endel って? と思って検索してみたら、なんと Endel とは音楽生成アプリのことで、wiki によると、The app provides preset modes for relaxation, focus, sleep, and moving, and reacts to time of the day, weather, heart rate, and location to create unique compositions. ということらしい。
それで、今作はリスナーを sleep させる効能があるらしいのだが、各トラックのタイトルは "1st Soundscape" から "15th Soundscape" まで数字が順に並んでいるだけだし、波音らしきものとアンビエントサウンドの合成体の背後に彼のヴォーカルがうっすらと聞こえてくるような感じだし。
これはなかなか手強いですねー。と言うか、sleep するためのものなんですよね?
そんなこんなで、こちらは採点不能です…。
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James Blake の過去レヴューは ↓
Friends That Break Your Heart + Covers / James Blake
The Colour In Anything / James Blake
Enough Thunder / James Blake
James Blake