Smiling Faces / The Soul Society feat. Roy Ayers
これもまた SOUL 名盤 SUPER SALE シリーズなのだが、これまでに遭遇したことがない物件。
あ、これって、税込 1100 円じゃあなくって 1650 円じゃあないですか。今回初めてリリースされた盤は、価格がちょっと高いわけですね。確か、以前のシリーズでもそうだった。
今作は、キャプションによると、
アシッド・ジャズ〜レア・グルーヴ・ブーム最中の 1997 年にドイツのソウル・サエティ・レーベル関連のミュージシャンが集まり結成されたユニット “ソウル・ソサエティ”、ここにロイ・エアーズとピー・ウィー・エリスをフィーチャーし、エアーズの「エヴリバディ・ラヴズ・ザ・サンシャイン」などグルーヴィに展開!
とのことで、レーベルが Soulciety で、バンド名が Soul Society と紛らわしいが、要するにハウスバンドみたいな感じなのかな。
ついでに、同レーベルからは Bobby Byrd の 1993 年盤などが同時に復刻されているのだが、それぞれレーベルロゴが Soul Kitchen となっていて、またまた紛らわしい。Soul Kitchen を discogs で調べようと思ったけど、同名レーベルが 10 以上あるみたいで諦めました。
ところで、今作のアーティスト名は、パッケージには「〜 feat. Roy Ayers」となっているのだが、日本盤の帯には「〜 フィーチャリング・ロイ・エアーズ、ロニー・リストン・スミス・アンド・ラロミー・ワッシュバーン」となっている。Lalomie Washburn はメンフィス出身のシンガーとのことで、そんなにビッグネームでもないのだが、Lonnie Liston Smith は無視?
と思ったら、彼はボートラの別 EP 曲に客演しているらしく、なるほど、そういうことか。いや、それだけなら若干過大広告じゃあないですか?
内容的には、↑ にある "Everybody Loves 〜" の他、タイトルになっている "Smiling Faces" (Sometimes は?)などカヴァー数曲+オリジナル曲という構成で、Acid Jazz 〜 Rare Groove の流れで登場したにしては、結構ガッツリとファンクしている。
なのだが、↓ の記事にちょこっと登場した "Funky Nassau" もやっているのだけど、原曲の熱いカリブ的疾走感みたいなのが漂白されていて、ライナーを見て初めて同曲だと認識した、みたいな。
★★★☆
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Roy Ayers の過去レヴューは ↓
You Might Be Surprised (Expanded Edition) / Roy Ayers
SOUL 名盤 SUPER SALE シリーズ(2023)の過去レヴューは ↓
P&P Synthesized Symphonies -The Godfather of New York Disco-