Stand By Me (Whatcha See Is Whatcha Get) / Pretty Purdie And The Playboys

かわいい?「さまよえるオランダ人」再発シリーズからもう 1 枚。

Bernard Purdie が "Pretty 〜" 名義でリリースした 1972 年作品。世界初 CD 化とのことです。

名義が違うし、ジャケ写も何となくレトロなので、以前ご紹介した「Soul Drums」、「Purdie Good!」に先立つ作品かと思いきや、実は、その 2 枚の後の 3rd アルバムに当たるのだとか。

そう言えば、以前 2nd をご紹介した際に、1st ほどドラム音がラウドじゃあないと書いたのだが、なるほど、今作も 1st ほどじゃあないもんね。

更には、The Playboys なるバンドを従えての登場なのだが、有名どころとしては、Cornell Dupree (g)、Chuck Rainey (b)あたりが参加しているようだ。

 

過去 2 作とも、オリジナルとカヴァーの混成だったのだが、今作は全 9 曲中 6 曲がカヴァーで、オリジナルは少なめ。でも、その少なめのオリジナルが、↓ の Gil Scott-Heron との共演だったり、"Funky Mozart" なる不思議曲だったりして、結構印象的。

カヴァーの方では、タイトル曲で意外とイケてるヴォーカルを披露したりしている。

どういうわけか、Carole King 作品が 2 曲も収録("It's Too Late" ではスキャットまで披露している。)されているのだが、彼のカヴァー曲って、案外 Pop 寄りなんだよねえ。

前作では、ニルソンの "Everybody's Talkin" なんかも演ってたし。

 

★★★☆

 

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Bernard Purdie の過去レヴューは ↓

Purdie Good! / Bernard Purdie

Soul Drums / Bernard "Pretty" Purdie
Lialeh / Bernard Purdie

 

Flying Dutchman 1000 Master Collection の過去レヴューは ↓

Small Talk at 125th and Lenox / Gil Scott-Heron
 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 22:54 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Small Talk at 125th and Lenox / Gil Scott-Heron

さまよえるオランダ人Pride に続くのは、Flying Dutchman。

元々は、Impulse! で John Coltrane や Charles Mingus などのレコーディングに携わっていた Bob Thiele が 1969 年に設立したレーベルとのこと。

この Thiele 氏は、Louis Armstrong の "What A Wonderful World" の共作者として知られているらしい。

 

ということで、このレーベル、基本的には Jazz なのだが、今回の復刻シリーズのラインアップを眺めてみると、オーソドックスな Jazz の範疇に収まらない作品も多く含まれていて、その中から今日は 1970 年産の Gil Scott-Heron の記念すべき 1st アルバム。

 

これがとんでもないシロモノでした。

ピアノを使っている曲もあるけれど、基本的にはパーカッションとコンガのみをバックにしたポエトリーリーディングなのだが、The Last Poets に極めて近いと言うか、まさにラップの原型そのもの。

 

ところで、このレーベル名、検索してみたところ、アフリカの喜望峰近くでオランダ人船長の船が呪われて幽霊船となってさまよい続けるという伝承に基づいているようで、「飛んでいるオランダ人」じゃあないようだ。

この幽霊船は、ワグナーのオペラの題材となっているらしく、他にも Pirates Of The Caribbean や ONE PIECE にも登場しているとのこと。

と思ったら、レーベルのトレードマークには、オランダ人の飛行士らしいイラストが使われていて、あれ? どういうことでしょう。

 

★★★★
 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 23:52 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Love Approach + Magic / Tom Browne

引き続き、AOR CITY 2017 シリーズから、今日は Jazz トランぺッター Tom Browne のアルバムを。

 

島のことではありません。1 枚目は 1980 年産の 2nd アルバム。

リリース元は当時 Arista 傘下にあった GRP で、レーベル・オーナーの Dave Grusin と Larry Rosen の制作。

参加メンバーも、Prod. の 2 名の他、Marcus Miller (b)、Bernard Wright (key)、Omar Hakim (dr)など、GRP 人脈で固めている。

 

今作では、何と言っても、全米 R&B #1 となった "Funkin' For Jamaica (N.Y.)" でしょう。

その勢いで、今作自体も、全米 #18、R&B と Jazz チャートでは #1 をゲットしたとのこと。

以前にも書いたかも知れないが、後の Da Pump の某曲のサビがこの曲とそっくりで、某曲を聞く度に、こんなのいいのか? と思っておりました。

さっきライナーを見ていて、初めて知ったのだが、この曲の Jamaica とは Queens の Jamaica 地区のことであって、例の島国とは無関係なのだとか。

あ、それで (N.Y.) なのか。なるほど。

 

その "Funkin' 〜" 以外は、基本的にはいわゆる Fusion 系インストがメインで、アルバムとしては逆に "Funkin' 〜" の方が浮いているような印象もなきにしもあらず。

まあ、豪華メンバーのおかげで、演奏自体は締まっているのだけど。

 

★★★☆

 

後ろの人、透けてますよ!そして、もう 1 枚。翌 '81 年の 3rd アルバムで、同じく GRP からのリリース。

Prod. 2 名も前作と同じだが、メンバーは彼のレギュラー・バンドが中心となっている。

 

違いはそれだけではなく、今作は "Funkin' 〜" の成功に味をしめたのか、大半がヴォーカル曲となっている。

あ、こっちの方なら、AOR として認識されても不思議はないかも。

そう言えば、ジャケ写もいくぶんかグレードアップされた感も。

えーと、後ろの女性、何かが透けて見えてますけど、大丈夫でしょうか。

 

今作からは、"Thighs High (Grip Your Hips And Move)" が R&B #4 をゲットしたらしい。

"Funkin' 〜" より Funk 度はアップしていて、Funk 好きとしては素直にカッコいいなあと思えるのだが、キャッチーさではやや負けてるかな。

 

いずれにしても、Jazz 〜 Fusion 感は相当薄まっていて、これはこれで少々ヤリ過ぎ感が。

 

★★★

 

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AOR CITY シリーズの過去レヴューは ↓

Intimate Strangers / Tom Scott

Pulse / Greg Phillinganes
 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 00:54 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Intimate Strangers / Tom Scott

まるで…確か、昨年、AOR CITY 1000 なる再発シリーズがあって、100 枚ぐらいがラインアップされていたはずなのだが、まあ、個人的趣味の問題もありまして、当ブログでは Greg Phillinganes のアルバムを 1 枚だけご紹介しただけだった。

でも、このあたりの音って、やっぱり中高年のおじさま方には需要があるようで、今年も AOR CITY 2017 と称して、大量にリリースされている模様。

いや、ショップでもかなりのスペースを占めているし、かなりの枚数を購入しているおじさまを何人か見かけたことあるもんね。

とは言うものの、AOR の名の下に、そんなに大量に発掘するのも容易ではないようで、今回は少々拡大解釈せざるを得なかったのか、そのおかげで何枚か入手してみた次第。

 

で、今日は Fusion 系 Sax 奏者 Tom Scott の 1978 年作品。

いや、いきなり、あんたの守備範囲じゃあないだろうと言われそうだが、Richard Tee (key)、Eric Gale (g)、Steve Gadd (dr)あたりの参加メンバーに釣られただけです。

あ、なんで AOR なのかと申しますと、参加メンバーの中に Toto の Steve Porcaro、David Paich (key)が混じっているからのようですね。

 

それで、聴いてみたところ、えーと、これはまるで Stuff じゃあないですか。

いやあ、参加メンバーに釣られて買ったとは言うものの、ここまで同じだとは思っていなかった。

期待どおりと言えばそうなのだが、それでいいのかという気がしなくもないかな。

 

★★★

 

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AOR CITY シリーズの過去レヴューは ↓

Pulse / Greg Phillinganes

 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 00:28 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

UNTITLED / fox capture plan

狐捕獲計画70s から現代へ、米国から日本に、時と場所は違えど同じ Jazz。

ということで、近ごろ話題のピアノトリオ fox capture plan の最新作。

えーと、検索してみたところ、6 枚目のフルアルバムということのようですね。

ちなみに、初回プレス限定のスリーヴケース入りだったのだが、いい画像が見当たりませんでした。

申し訳ないです。

 

このところ、日本の若手ジャズと申しましょうか、そのあたりが結構ショップでもプッシュされているのだが、その中でなぜ彼らを選んだのかというと「カルテット」の音楽を担当していたから。

とは言うものの、「カルテット」に関しては、最終回の吉岡里帆の「人生チョロかった!」があまりにも衝撃的過ぎて、その他の記憶がほとんど消失してしまっているのだが。

 

で、その「カルテット」のメインテーマ曲もきっちり収録されております。

そう、ラテンフレイヴァーの効いた、あの曲ですね。

その他にも、ストリングスをフィーチャーした曲など、ウワ物は気持ちいい一方で、手数が多いドラムスなど、ボトムの疾走感が半端ない。

と思ったら、ダブ感強めのトラックがあったり。

少々ユルいけど、あの「Viva La Vida」のカヴァーもやってますねー。

 


★★★★
 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 02:10 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Soul Of A Nation: Afro-Centric Visions In The Age Of Black Power

誰ですか?続いては Soul Jazz のコンピレ盤。

実は、サブタイトルがもう 1 つあって、Underground Jazz, Street Funk & The Roots Of Rap 1968-79、つまりは、公民権運動の時代の「意識高い系」(いや、本当に意識が高いのだが、今だとちょっと意味が違ってきてるなあ。) Black Jazz 〜 Funk が収録されている。

登場するのは、Gil Scott-Heron、Don Cherry、Roy Ayers、そして当ブログでは何回かご紹介済みの Oneness Of Juju などなど。

あー、なるほど、というメンツでしょ。

 

という段階で、個人的にはもう OK なのだが、今作は Soul Jazz 恒例のペーパースリーヴに全 36 ページのブックレットが付いてくる。

国内流通仕様盤には、ブックレットの対訳が付いているのだが、4 つ折りして CD ケースより 1 回り小さいサイズの紙の裏表に、びっしりと対訳が記されていて、これはちょっと読みにくいなあ。

という訳で、対訳は斜め読みしただけなのだが、こんなに文章量が多いのに、個々のトラックの解説はほとんどないんだよねー。

 

★★★★
 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 01:26 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Cosmos / Sun Ra

イメージどおりJazz でエレピでアブストラクトと言えば、やっぱり Sun Ra でしょう。

… って、無理やり過ぎますが。

 

オリジナルは仏 Cobra なるレーベルからリリースされた 1976 年作品。

米では翌 '77 年に Inner City からリリースされていて、今般、税込 1500 円の Inner City Jazz Classics シリーズの 1 枚として再発された次第。

なお、ライナーによると、Arkestra 名義でないのは、総勢 12 名の小編成で録音されているからだそうな。

 

それにしても、このジャケ画。そして、このタイトル。

Sun Ra のパブリックイメージそのものじゃあないですか。

内容的にも、ヴォーカル物があったり、スペーシーな展開があったり、と典型的な Sun Ra ワールド。

まあ、ライヴではないので、破天荒というほどではなく、意外とかっちりとまとまっていて、非常に聴きやすいのではないでしょうか。

えーと、個人的に、このところ、コンピレなどを始めとして、いろいろと聴いてきたので、Sun Ra 慣れしてきたのかも知れないが。

 

★★★★☆

 

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Sun Ra の過去レヴューは ↓

Singles: The Definitive 45s Collection 1952-1991 / Sun Ra

Planets Of Life Or Death / Sun Ra And His Intergalactic Research Arkestra

Media Dreams / Sun Ra + On Jupiter / Sun Ra And His Intergalactic Myth Science Solar Arkestra
Sleeping Beauty / Sun Ra And His Intergalactic Myth Science Solar Arkestra
Disco 3000 / Sun Ra
In The Orbit Of Ra / Sun Ra
Four Classic Albums Plus Bonus Singles / Sun Ra
 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 23:32 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Candido Featuring Al Cohn

23 年前は着衣いつの頃からか、日ごろ巡回しているタワレコ新宿店の一角に、Oldays Records なる紙ジャケ再発レーベルのコーナーが設置されていて、まあ、基本は 60s アメリカン・ポップスの発掘みたいな感じだったので、全く無視していたのだが、最近、通りすがりに Sam Cooke がラインアップされているのを発見して、あー、これはたまにはチェックしておかねば、的な印象を持っていた。

で、先日、本日のお題を発見して、とりあえず初めて手を出してみた次第。

 

その、本日のお題とは、以前 Salsoul 盤をご紹介した Candido の 1956 年産、初のリーダー・アルバム。

えーと、タイトルにある Al Cohn 氏とは、ライナーによると 1925 年生まれの Sax 奏者とのこと。

ちなみに Candido は 1921 年生まれなので、30 代半ばであったようですね。

 

で、今作、彼のリーダー・アルバムだけあって、彼のパーカッションが大々的にフィーチャーされているのだが、基本的にはオーセンティックなジャズでございます。

そりゃそうか、1956 年作品だもんねー。ディスコなんて、影も形もないはずだし。

ということで、たまに聴くにはいいにしても、今作を採点するほどの、知識も耳も持ち合わせておらず…。

申し訳ない。

 

ところで、以前ご紹介した Saisoul 盤は 1979 年産なので、今作から 23 年後の作品となるわけなのだが、年齢は相当違うとは言え、ジャケ写のポーズはほぼ同じじゃあないですか!

まあ、こちらの方は、きっちりと着衣しているんだけどね。

 

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Candido の過去レヴューは ↓

Candi's Funk / Candido

Dancin' & Prancin' / Candido
 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 23:30 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Azimuth

方位角昨日の Eddie Palmieri の再発シリーズと同じく、Bomba Records からの廉価再発シリーズ「ブラジル音楽名盤 1000」から、クロスオーヴァー・イレヴンでおなじみのアジムスの 1975 年産 1st アルバム。

このシリーズ、2014 年の企画だったようだが、なんで今ごろ取り上げているのかと申しますと、タワレコ新宿を巡回していた際に、同店で最近よく見かける、今の季節向きの CD 的な企画ディスプレイで「夏の午後」としてフィーチャーされていたから。

 

まあ、彼らに関しては、それこそクロスオーヴァー・イレヴンというイメージしかないのだが、そのテーマ曲が収録されているのは、2 枚後の 1979 年産 3rd アルバム。

あ、なんだか、その原型が 1977 年産 2nd アルバム(それまでに Azymuth に改名したようだ。)に収録されているようだが。

 

で、今作。

やはり、後のクロスオーヴァー・イレヴン曲につながるような浮遊感あるサウンドがあちらこちらに散りばめられていますねえ。

と言うか、最初から彼らのお家芸だったわけですね。

特に、M-1 あたりは、タイトルに "Horizonte" なるワードが使われているし、これと M-3 (イントロ聴いて、クロス〜と同一曲かと思った。)が合体して、クロス〜に発展したという感じでしょうか。

 

後に、英 Far Out に移籍して、今日に至っているようだが、そう言えば、The Far Out Monster Disco Orchestra にメンバーが参加していましたね。

 

★★★☆
 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 00:09 区切り comments(1) 区切り trackbacks(0) 区切り

Elektrac / Shobaleader One

見た目は同じ。Squarepusher のバンド・プロジェクト Shobaleader One。

一発だけの気まぐれ企画かと思いきや、グループ名義のアルバムを制作してしまったようで。

 

ジャケ写は前作を踏襲して、フードを被ったロボット(?)登場しているのだが、4 体に増殖している。

キャプションによると、地球以外の惑星からやってきた生命体と組んだ超絶テクニックを誇るバンドということらしく、それで彼自身の初期クラシックを生演奏で再構築したライヴレコーディングなのだとか。

自分自身のクラシックの再構築という点では、↓ の C2 と通じるところがあるか。

いや、それはさておき、確か、前作は彼自身のロボ声ヴォーカルをフィーチャーした、どっちかと言えば Pop なツクリだったように記憶しているのだが。

えーと、見た目は同じだけど、中味は別物?

 

自分は楽器とか全くできないので、超絶テクニックと言われても、いまひとつピンとこないのだが、確かに指が攣りそうなぐらいの高速演奏が展開しているパートがあることぐらいはわかる。

と言うか、これって、もうまるっきりフュージョンですよねー。

 

ところで、今作、2CD セットなのだが、2 枚合計しても 65 分程度の長さしかない。

なんで、わざわざ 2 枚に分けているのだろう?

まあ、彼の考えていることなんて、常人には全く理解できないのだろうが。

 

★★★★

 

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Squarepusher の過去レヴューは ↓

Damogen Furies / Squarepusher

Music For Robots / Squarepusher × Z-Machines
Ufabulum + Enstrobia / Squarepusher
Squarepusher Presents Shobaleader One - d'Demonstrator
Solo Electric Bass 1 / Squarepusher
Numbers Lucent / Squarepusher
Just A Souvenir / Squarepusher
Hello Everything / Squarepusher
 

JAZZ / CROSSOVER 区切り 22:44 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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