The Sun Of Latin Music + In Concert At The University Of Puerto Rico / Eddie Palmieri

以前、2 枚ほどご紹介した「エディ・パルミエリとサルサの名盤 1200」シリーズなのだが、全 10 タイトルのうち 4 セットが Eddie Palmieri 自身名義のアルバムで、残り 2 枚を通販の頭数合わせ要員として入手した次第。

 

微妙にサイケ調まずは、既にご紹介した「Sentido」と「Unfinished Masterpiece」の間、1974 産の「The Sun Of Latin Music」。

前後の 2 枚と違って、微妙にサイケ調と申しましょうか、とぼけた感のあるイラスト・ジャケ画が印象的ですね。

「Unfinished 〜」の記事にも書いたのだが、今作はグラミー Best Latin Recording の初代 Winner だったとのこと。

また、「Unfinished 〜」でもフィーチャーされているヴォーカリスト Lalo Rodriguez は、なんと 16 歳だったらしい。

あれ? 最近、同じようなことを書いたような記憶が。あ、Hugh Mundell か。

 

それはさておき、今作も、大層なイントロが付いた M-5 みたいなのもあるけれど、前後作に比べると、比較的ストレートなサルサという印象だったでしょうかねえ。

 

最強のダンス音楽そして、ご紹介済みの Coco 3 部作に先立ち、1971 年 8 月にレコーディングされた(リリースは 1973 年)プエルトリコ大学でのライヴ盤。

メインとなっているのは、Coco に先立つ Tico レーベルでの 1970 年前後の作品。

ゲストとして、兄の Charlie がオルガンを担当、ご本人はエレピを弾いていて、他の盤とは少々違う感触。

 

元々は、マイク 2 本だけで録音されたものらしく、音のクオリティとしては少々難ありなのだが、各曲 10 分前後にわたる長尺アレンジで、ライヴならではの熱いパフォーマンスを聴かせてくれる。

個人的には、サルサが最強のダンス音楽だという認識を新たにしたかな。

お約束のように、まるで Jazz なアブストラクト系も 1 曲収録されているけど。

 

今回も、どっちも

★★★☆

ぐらいかなあ。もうちょっとおまけしてもいいけど。

 

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Eddie Palmieri の過去レヴューは ↓

Unfinished Masterpiece / Eddie Palmieri

Sentido / Eddie Palmieri

Harlem River Drive

Eddie Palmieri Salsa Orchestra @ Bluenote Tokyo
 

LATIN / AFRO 区切り 23:08 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Unfinished Masterpiece / Eddie Palmieri

ありがちなタイトル続いては、Eddie Palmieri。

3 ヵ月ぐらい前にご紹介した「エディ・パルミエリとサルサの名盤 1200」シリーズの 1 枚で、こちらは 1975 年作品。

オリジナル・リリース元は、以前ご紹介した Mango が改名した Coco ですね。

 

その 1973 産「Sentido」では、強力ファンクを聴かせてもらえたのだが、今作はかなり芸術的あるいは前衛的と申しましょうか、アナログ B 面あたりはほとんどジャズ的な展開となっている。

ラス曲に至っては、以前当ブログでご紹介した「ロシュフォールの恋人たち」のサントラみたいだもんね。

なんでも、前作「The Sun Of Latin Music」と今作は、1976 年に授賞が開始されたグラミーの Best Latin Recording の初代・2代目 Winner となったとのことです。

 

ところで、今作のタイトル「未完の傑作」って、なんだかすごくありがちだなあと思わなくもないが、ライナーによると、本人は M-2 の出来が気に入らず、再録を主張して Prod. (兼レーベルのオーナー)と衝突してしまい、本当に未完のまま放置されていたのを Prod. が完成させてリリースに至ったのだとか。

まあ、そんなこんなで、今作が Coco でのラストアルバムとなった模様であります。

 

★★★☆

 

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Eddie Palmieri の過去レヴューは ↓

Sentido / Eddie Palmieri

Harlem River Drive

Eddie Palmieri Salsa Orchestra @ Bluenote Tokyo
 

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Mulatu Of Ethiopia / Mulatu Astatke

オレがエチオピアの Mulatu だ。今日は、レゲエとは縁の深いエチオピア関連を行っておきましょう。

いわゆるエチオ=ジャズの創始者 Mulatu Astatke の 1972 年作品で、帯のキャプションによると、初の正規リイシューとのことです。リイシュー元は Strut。

Mulatu Astatke と言えば、当ブログてきには、Jr. Gong & Nas のネタ元というのが最もわかりやすいでしょうか。

その他には、かつての「Inspiration Information」シリーズで、The Heliocentrics とコラボしていましたねえ。

 

エチオ=ジャズと言えば、なぜ灼熱のアフリカでこんなのが? と言いたくなるような日本の演歌と聴き紛うような哀愁のマイナーメロディーが特徴的。

今作でも、そのマイナーメロディーは縦横無尽に活躍しているのだが、それ以上に何と言ってもトラック自体が超ファンキーだ。

今作はオリジナル全 7 曲に加え、未発表のモノ・ミックスがフルアルバム分収録されていて、2 倍楽しめるという趣向になっておりまする。

 

ところで、帯裏にダウンロード・コードが記載されていて、セッション音源が聴けるらしいのだが、いくらやってもアクセスできないんだけど…。

誰かやり方を教えてくだされ。

 

★★★★☆

 

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Mulatu Astatke の過去レヴューは ↓

Inspiration Information / Mulatu Astatke + The Heliocentrics
 

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Sentido / Eddie Palmieri

カルディでサルサアフロ方面にシフトしてきたところで、今日はサルサ。

いや、当ブログのカテゴリ上、アフロとラテンがセットになってるからね。それに、ラテン系は滅多に登場しないから、チャンスを逃すと次にいつレヴューできるか、わからないし。

ところで、KALDI に行くと、いつもサルサが流れているのだが、あれは何故なのだろう。

 

それはさておき、今日の主役は Eddie Palmieri の 1973 年作品。

昨年冬ごろに「エディ・パルミエリとサルサの名盤 1200」と称し、税抜 1200 円でリリースされた 10 タイトルのうちの 1 枚で、たまたまショップ店頭で遭遇したもの。

オリジナル・リリース元は Mango なるレーベルなのだが、あのレゲエ・レーベルとは別物。後に Coco と改名したらしく、その Coco は、以前何枚かご紹介した "Funk Experience" シリーズの Nuyorican 編でフィーチャーされていましたね。

 

で、今作。

M-1 が哀愁味が効いたオーソドックスなサルサで、M-2 が歌モノ、いわゆるボレーロですね。

そんな感じが続くのかと思いきや、M-3 がかの Harlem River Drive ばりの強力ファンクで驚かされました。

これはさすがに KALDI じゃあ流れてなさそう。

ちなみに、M-4 は大層なイントロ付きのサルサ、ラス曲は再びボレーロでした。

 

★★★☆

 

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Eddie Palmieri の過去レヴューは ↓

Harlem River Drive

Eddie Palmieri Salsa Orchestra @ Bluenote Tokyo
 

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Afro Soco Soul Live + Let's Have A Party / Geraldo Pino & The Heartbeats

昨日、最近アフロ・ファンク系の発掘モノが目立つと書いたのだが、今日は久しぶりの Groove-Diggers シリーズ @ P-Vine から、シエラレオネ生まれの Geraldo Pino の 2 作品を。

この Pino 氏、帯のキャプションによると、60s に西アフリカに初めてソウル〜ファンクを持ち込んだ先駆者とのことで、フェラにも多大な影響を与えたらしい。

 

ヒドいイラストまずは、1972 年産の 1st アルバム。

いきなり、根本敬が描いたのかと言いたくなるようなジャケ画のインパクトがデカ過ぎる。

これだけで、もう買わなきゃダメと思わざるを得ません。

 

ライナーによると、ナイジェリアの EMI スタジオで四昼夜にわたり録音されたスタジオ・ライヴ盤とのこと。

好事家の間では 1000 ドル超で取引されている激レア盤とのこと。

それはさておき、JB ばりのファンク・グルーヴの上で、ペラペラのオルガンとギターが縦横無尽に暴れまくるという変態性の高いサウンドがスゴ過ぎる。

ショップで試聴していて、腰が抜けそうになったもんね。
 

こっちもヒドいそして、1974 年産の 2nd。

人間なのか、人形なのか、とにかくその画像がコラージュされたデザインは、ある意味 1st のイラストより怪しくって、1st を買ったのならこれも買わざるを得ないでしょう。

 

内容は、基本的には 1st と同じなのだが、オルガンのペラペラ感が若干薄めで、かわいい音色になっているので、一般的にはこちらの方が取りつきやすいのでは。

まあ、変態性を好む向きには 1st の方がオススメできそう。

 

ということで、採点としては個人的な変態性嗜好を反映して、

1st は ★★★★☆

2nd は ★★★★

ということになりますかねえ。

 

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Groove-Diggers シリーズの過去レヴューは ↓

1619 Bad Ass Band

Hang On In There / Mike James Kirkland

A Taste / Ricardo Marrero & The Group
Super Bad / The O'jays
Stone Free / Cecil Lyde
Headed In The Right Direction / Piranha
Come Into Knowledge / Ramp
The Greatest Love Story / Heaven Sent & Ecstasy
Anything You Want / John Valenti
Love Means Everything / Touch Of Class
L.A. Will Make You Pay $$$ / Burton Inc.
Soulful Proclamation / Messengers Incorporated
 

LATIN / AFRO 区切り 01:24 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Aleke / Aleke Kanonu

なんかヤバそう。最近は、ソウル〜ディスコ〜ファンクあたりの再発ネタが尽きてきたのか、アフロ・ファンク系の発掘モノが目立っているのだが、今日はそんな中から Aleke Kanonu (アレケ・カノーヌと読むらしい。)の 1980 年作品を。

いや、当ブログの流れとしては、JB からつながる形が収まりがいいのだが、単に ↓ の Timmy Thomas をレヴューするのを忘れていたんだよね。

 

それはさておき、このジャケ写もどことなくヤバそうな Kanonu 氏なのだが、バイオグラフィーもよくわからない(クレジットによると、パーカッショニストのようだが。)らしい。でも、このアルバムが発掘され、レアグルーヴ界隈ではトップクラスのレア盤として、高価で取引されているとのこと。

 

今作はオリジナル収録曲 4 曲に、1982 産シングル曲 2 曲をボートラとして追加した構成。

Discogs を見たところ、彼自身の名義でのリリースはこの 2 枚だけのようだ。

クレジットには見当たらないが、キャプションによると今作は NY 録音とのことで、なるほど、アフロ系にありがちな泥臭さが薄めなのだが、クールな感触の中でもクロくて熱いグルーヴが渦巻いているという不思議な仕上がり。

こんなのは狙って出来上がったものではなく、おそらくは奇跡的にこの配合になったのだろう。

 

今作のリイシュー元は PMG なるオーストリア(!?)のレーベルなのだが、ブックレット内のカタログを見たところ、アフロ系を中心に、他にも危険そうな物件をいっぱい復刻しているみたいですねー。

 

★★★★☆
 

LATIN / AFRO 区切り 00:49 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Gqom Oh!: The Sound of Durban Vol.1

見た目はユルいのに…昨日に続き、アフリカ枠から登場するのは、南アフリカ第 2 の都市 Durban 産の地下音楽 Gqom のコンピレ盤。

いやあ、いきなり Gqom って言われても、読み方すらわかんないですよねー。

ライナーによると、「ゴム」と発音するのだが、正確には「ゴ」と同時に舌を上あごの中で「コッ」と鳴らすのだとか。ズールー語でのドラムの擬音らしい。

… って、読んでみても、結局よくわからないのだが。

ちなみに、Gqom Oh! というのは、ロンドン拠点のレーベル名とのことです。

 

で、聴いてみたのだが、これがなんと想像を超えたダークでエレクトロな音像ではないか。

ユル〜いジャケ画からは、かなりかけ離れている。

「昨日に続き、アフリカ枠から登場」させたはずなのに、アフリカン色はかなり低め。

まあ、よく聴いてみると、アフロにハウスを掛け合わせて、更にテンポを落としつつ、ミニマル化した風情ではあるのだが、感触自体は Burial あたりと近いんだよね。

 

それにしても、こんな音楽を生み出すなんて、Durban ってどれくらい病んでいるのかって話。

いや、まあ、個人的には、好きなんだけどねー。

 

★★★★
 

LATIN / AFRO 区切り 23:30 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Trotro / DJ Katapila

アフリカのすげえテープAwesome Tapes From Africa なるレーベルの存在については、ちょっと前から認識していたのだが、あまりにもキワモノっぽい印象があったので、なかなか手を出せなかった。

で、このレーベルの当ブログ初登場が、今日の DJ Katapila。

 

ライナーによると、彼は 1973 年生まれのガーナ人。

16 歳から DJ を始めたらしく、ネームの由来は 3 日間ノンストップで DJ できたからだとか。

彼が音楽を制作し始めたのは 39 歳で、最初のリリース "Cocoawra" は 2007 年産。今作は、彼の初期作品集で、オリジナルは 2009 年にリリースされたのだとか。

 

それで、聴いてみたのだが、基本的には、なんともスカスカな 808 サウンドに、彼のラップと言うか、チャントと言うか、まあ、そんなヴォーカルが乗っかっているというもの。

各トラックのオープニングあたりに登場するキンキンの女の子の声は彼の娘さんのものらしい。

キャプションには、デトロイト・テクノやシカゴ・アシッド・ハウス然とした みたいな文句が並んでいるのだが、自分としては、そんなイメージよりも、かなりアフリカン色濃厚な印象だったかなあ。

 

★★★☆

 

LATIN / AFRO 区切り 23:32 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

El Primer LP + El Segundo LP / Tempo 70

以前書いたはずだが、昨年 10, 12 月にリリースされていた Salsoul (+ Mericana)の Salsa リイシュー・シリーズ、オリジナル 20 枚+ Raphael Sebbag によるコンピレ盤がラインアップされていて、Salsoul なので無視するわけにもいかず、とは言うものの、純正 Salsa は少々ハードルが高く、とりあえずコンピレ盤を買って様子を見てみたわけで。

 

1 枚目で、そのコンピレ盤をご紹介した際にも書いたのだが、その中で気になったのが、この Tempo 70。

このシリーズでは 2 枚ラインアップされているのだが、そのタイトルはどうやら「最初の LP」、「2 番目の LP」という、あまりにもストレートな意味のようだ。いや、タイトルは帯にカタカナで書かれているだけなので、なかなか気付かなかったんだけどね。

2 枚とも世界初 CD 化とのこと。まあ、このシリーズの半分ぐらいは世界初 CD 化なんだけどね。

 

で、まずは、1972 年産の 1st アルバム。

ライナーによると、Mericana のカタログの 2 作品目ということらしい。

元々は、コンピレ盤で M-9 "El Galleton" を聴いたのが彼らを選んだきっかけなのだが、この曲以外は朗々と甘く歌いあげるウタモノか、典型的なサルサ・ナンバーのどちらか。

久々に聴く真っ当なサルサはいいもので、さすがにアガるのだが、いや、そういうのを聴くためにセレクトしたわけでもなかったし…。

"El Galleton" だけが突然変異だったのかなあ。

 

あ、書き忘れていたけど、アレンジとピアノで、あの Silvetti が参加しておりまする。

 

2 枚目そして、同じく '72 年産の 2 枚目。

こちらも、基本の 2 本柱は変わらず。

でも、ウタモノの脱ラテン感が顕著と申しましょうか、ロック色が強めになってきているように感じられる。

ライナーによると、彼らは Chicago や Blood, Sweat & Tears など、いわゆるブラスロックの影響を受けているとのことで、なるほどそう言われてみれば、M-2, 5, 10 あたりはいかにもそんな感じだ。

まあ、ジャケ写もそれ風だもんねー。

 

それはさておき、今回は何となく納得できるような・できないような微妙な感じで終わったので、もうちょっと深掘りしてみてもいいのかなあ。

願わくば、Salsoul のリイシュー・シリーズみたいに、在庫一掃セールをどこかでやってくれればいいのだけど。

 

どっちも ★★★☆

 

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Salsoul Latin / Mericana Records Original Master Collection の過去レヴューは ↓

SALSEANDO Selected by Raphael Sebbag

 

LATIN / AFRO 区切り 23:47 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Nu Yorica!

↓↓ で一向に来ないと書いた Ariwa マグカップが今日届いた。
第 1 期、第 2 期でそれぞれ 1 個ずつ応募していたところ、2 個同時に届いたのはよかったのだが、全く同じオレンジ色のが 2 個来たんだよね。
なーんだ、1 種類しか作ってなかったのか。いや、ひょっとすると、何種類かあるのにも係わらず、同じものを送ってきたとか?

アメ横みたい。さて、Salsa 〜 Latin 系コンピレをもう 1 セット。
こちらは、元々は 1996 年に Soul Jazz からリリースされたコンピレ盤の 20th Anniversary Edition。
リイシューに際して、デジタル・リマスターされ、何曲か追加(および差し替え)がなされた模様。

こちら、サブタイトルが "Culture Clash In New York City: Experiments In Latin Music 1970-77" となっている。
雑然としたストリートのジャケ写から想像するに、オーソドックスなトラックがメインかと思いきや、Jazz-Funk っぽい Cortijo や昨日も登場した Tempo 70、あるいは以前ご紹介した Joe Bataan の「Salsoul」収録曲や Ricardo Marrero など、まさにサブタイトルどおりの内容でしたねー。

昨日の Raphael Sebbag 盤に★ × 4 付けたのだから、こっちはそれ以上にしておかないとね。

★★★★☆
 

LATIN / AFRO 区切り 23:25 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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