Nas's Illmatic

スモール出版って?書籍ご紹介シリーズ第 4 弾は、Matthew Gasteier なるライターが Nas の「Illmatic」について語った 1 冊。

それにしても、この書籍ご紹介シリーズに登場した 4 冊全部、あまり売れそうにないのだが、よく出版できたものだ。

今日のを出版したのはスモール出版なる、初めて聞く出版社なのだが、こんなの出して大丈夫なのだろうか。

検索してみたところ、「今までありそうでなかった本」をテーマにしているようで、他にはボードゲームのガイドやら、パズルやゲーム本を多く出版しているようだ。音楽関係では、あの R&B 馬鹿リリック本(あ〜、あれね!)がこの出版社の仕業みたいだ。

 

さて、本日の主題、Nas の「Illmatic」は、↓ の The Rap Year Book では 1994 年のベストアルバムではなく、第 2 位とされていたのだが、Hiphop 界の最重要作の 1 つであるのは疑いのないところ。

とは言うものの、いつも書いてるように、英語力に問題のある自分のような者にとっては、いまひとつわかりにくい面があるので、こういう書物があると非常に役立ちますねえ。

でも、↓ の The Rap Year Book と違って、イラストも写真もなく文章のみという、ある意味ハードコアな仕様なので、ご注意を。
 

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The Rap Year Book

意外と深い。書籍ご紹介シリーズ(たった今、そう名付けました。)の第 3 弾は The Rap Year Book。

1979 年〜 2014 年の間、各年 1 曲ずつの「最重要」(「ベスト」ではない。)曲、計 36 曲を取り上げた構成。

 

いや、最初にショップで見かけて、パラパラっとめくってみたときには、このカヴァーのどことなくユルい印象から、スルーしてしまったんだよね。

でも、後で帯に書いてある

ライバルに差をつけろ! 本書の6大特色。
1. 70年代後半から現在まで、猛烈なスピードで進化しつづけてきたラップの歴史が年毎に把握できる。
2. ラップ入門書として、楽曲を年1曲と絞り込むことで、初心者にも入りやすい。
3. 時代背景や、バトル形式で反論も掲載。
4. イラストを眺めるだけでも楽しめます。
5. 性器あるいは、B級映画を引用したわかりやすい比喩が満載。
6. 詳細なインフォグラムによる歌詞解説(バイリン仕様で英語のお勉強にも)。

という売り文句(特に「5」!?)を見つけて、通販で購入するに至った次第。

 

で、実際にサラサラっと見てみたのだが、まあ、表紙だけでなく、中味にもユルめのイラストが多用されてはいるものの、内容自体は意外に深いです。

これは「サラサラっと」じゃあ済まないですねえ。

後で、じっくりと読み直してみないと。

↑ にある「反論」(いや、オレはこっちの曲の方が最重要だと思うぜ、的な。)もなかなか面白いです。

 

各年の「最重要」曲がいったい何なのかは、実際に読んでみてくだされ。
 

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SOUL definitive 1956-2016

P-Funk 多め。ele-king の CD 連動型音盤紹介本「definitive」シリーズのソウル編。

CD 連動型と書いてはみたものの、今回は連動してリリースされた音盤は見かけなかったような…。

 

で、今回の著者は「No.1 P-Funk resercher」こと河地依子氏。

この人も名前はよく見かけるのだが、どんな人か全然知らないんだよねえ。

試しに検索してみたけれど、画像は見つからなかった。

いくらなんでも、↓ の丸屋九兵衛氏ほど、ファンキーな風貌ではないとは思うが。

 

他の「definitive」シリーズ(例えばハウス編やテクノ編があったはずだが。)は立ち読みした程度なのだが、それらと同様に、基本的には見開きごとに 6 枚掲載されていて、空白も多めで紹介文もあっさりめ。

まあ、主たるターゲットはクラブ系のリスナーで、なので、ソウルのいろはから教えて進ぜよう的なものかと思っていたのだが、意外とマニアックな盤までセレクトされているんだよねえ。

このあたりのジャンルを結構聴いているはずの自分でも知らなかったようなアルバムが結構ある。

紹介文を読んで、聴きたいなと思っても、入手困難なものもあるんじゃあないかなあ。

 

そんな中でも、さすが「No.1 P-Funk resercher」だけあって、P-Funk 系が 5 ページにわたっていて、ちょっと多めでしたかねー。
 

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丸屋九兵衛が選ぶ、ジョージ・クリントンと P ファンク軍団の決めゼリフ

御本人です。今は亡き(いや、web マガジンとして続いているか。) bmr の編集長、丸屋九兵衛氏による P-Funk 本。

彼に関しては、「名前を見かけたことがある」程度の知識しかなく、その名前の印象から、うるさ型黒人音楽愛好家というイメージを持ってたので、この表紙(と言うか、格好)を見て、少々驚いた。

 

一冊も読んだことなかったけど、この「決めゼリフ」シリーズ、何冊か発行されていて、確か Hiphop 系だったはずなので、「スラング辞典」みたいなものなのかと思っていた。

でも、それなら、P-Funk の歌詞なんて、汎用性がなさそうだし、どうなってるのかなあ、と。

 

で、その実態は P-Funk 神話の布教書だった。

それにしても、新譜がリリースされたわけでもないのに、よくこんなもの出版するよねえ。

いったい、どれぐらい売れると思ったのだろうか。

 

ところで、朝ドラの栄輔さんが、宇宙を語るファンキー野郎(?)として登場するのにはビックリした。
 

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Record Collectors 2016 Reggae Reissue Album Best 5

昨年と同じ。ここで、毎年ご紹介している Record Collectors 誌の年間レゲエリイシュー盤ベスト 5 を。

ところで、さっき昨年の記事を見ていたら、昨年の同誌のメイン記事も King Crimson ではないか。

 

それはさておき、今回のラインアップは。

In The Light - In The Light Dub / Horace Andy

Solomonic Singles 2: Rise & Shine 1977-1986 / Bunny Wailer

Showcase - Majority Rule / Jimmy Riley

Book Of Revelation - Variation On A Theme / Revelation

Below The Bassline - Memories Of Barber Mack / Ernest Ranglin

 

あれあれ、Burning Sounds が 2 枚入っていますねえ。

あまり知られていない盤ばっかり復刻しているので、誰が聴いてるんだ? と思っていたのだが。

 

元々、レココレ誌の年間ベスト盤を記事にしたきっかけは、このブログとほぼ重複していたのが面白かったからなのだが、今回はほとんどカブっていませんねえ。

まあ、In The Light は既に B&F 盤を持ってるし…、と言うか、21 年前に B&F 盤が同企画の 1 位だったのだとか。

他にも買いそびれてたのもあるので、後でこっそり後追いするかも。

 

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Record Collectors Reggae Reissue Album Best XX の過去レヴューは ↓

Record Collectors 2015 Reggae Reissue Album Best 5

Record Collectors 2014 Reggae Reissue Album Best 5
Record Collectors 2013 Reggae Reissue Album Best 5
Record Collectors 2012 Reggae Reissue Album Best 5
Record Collectors 2011 Reggae Reissue Album Best 5
Record Collectors 2010 Reggae Reissue Album Best 10
Record Collectors 2009 Reggae Reissue Album Best 10
 

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Motown: The Sound Of Young America

デカくて重い。書籍ついでに、Motown のヒストリー本を。

いや、こちらも入手したばかりなのだが。

著者は、元 Billboard 誌の編集長だという Adam White と、Berry Gordy の右腕、元 Motown 副社長の Barney Ales のダブル・クレジット。序文を寄せているのは、Stones のマネジメントで知られる Andrew Loog Oldham。

邦題は「コンプリート・モータウン」。

 

この書籍、出版情報を見かけたときから、買わなきゃなーと思っていたのだが、税込 9720 円というお値段に少々抵抗があった。

でも、ショップで見かけたときに、その価格にも納得。と言うか、とにかくデカく(B4 変版というらしい)、そして重い。

なので、ショップでは購入せず、家に帰って通販を利用することに。

 

現物が届いて、この尋常ではない重さの理由がわかった。

全 400 ページのうち、半分以上(70%ぐらい?)が写真ページで、そのせいか全ページが写真集に使われているような厚手のコート紙と言うのでしょうか、正式名称は知らないけど、とにかくそういう紙。

なるほど、それでこんなに重かったのか。

ということで、こちらもその気になれば一気に読めそうなのだが、一度どこかに仕舞い込んでしまったら、ひっぱり出してくるのが面倒なぐらい重いんだよねー。
 

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Brothas Be, Yo Like George, Ain't That Funkin' Kinda Hard On You?

ファンクはつらいよFunk Legend を続けましょう。

と言っても、今日は音盤ではなく、P-Funk の総帥 George Clinton の自叙伝。

タイトルは、Funkadelic 最新アルバム「Shake The Gate」収録曲に由来。例の Louie Vega に Remix されてた曲ですよね。

邦題は「ファンクはつらいよ」。なかなか笑える、いい邦題じゃあないですか。

初版特典として、4 色ウィッグ・リボン(ブルー、グリーン、イエロー、ピンク)が付いているのだけど、そもそも増刷されるなんてこと、考えにくいのだが。日本版が出ていること自体がサプライズなのに。

 

総帥の自伝ということなので、「俺っちはよぉー」みたいな感じのラリった文体なのかなと思っていたのだが、実際に一人称は「俺」なんだけど、思いの外ちゃんとした文章だった。

実際には、Ben Greenman なるベストセラー作家との共著となっていて、なるほど、だから意外とちゃんとしてたのか。

この Greenman 氏、検索してみたところ、?uestlove や Kiss の Gene Simmons との共作を出版しているらしい。更には、Brian Wilson とのコラボ本も出版予定とのこと。

 

実は、まだ全部読んではいないのだが、1 ページ当たりの文字数も少なくって、サクサクっと読めそう。

「People Funny Boy」なんて、文字がギッシリと詰まってたもんなあ。

 

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P-Funk の過去レヴューは ↓

Bernie Worrell RIP

first ya gotta SHAKE THE GATE / Funkadelic

The Thistle (Special Edition) / Jesse Rae
Here / Godmoma
P-Funk (Book)
Tha Funk Capital Of The World / Bootsy Collins
'Bout Funkin' Time / Blackbyrd McKnight
U.S. MUSIC with FUNKADELIC
Toys / Funkadelic
George Clinton and His Gangsters of Love
By Way Of The Drum / Funkadelic
Never Buy Texas From A Cowboy / The Brides Of Funkenstein
Christmas Is 4 Ever / Bootsy Collins
 

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Record Collectors 2016 年 7 月号

そんなの決まってるじゃん。雑誌をご紹介したついでに、レココレ誌の最新号を。
今年は Pet Sounds 50 周年ということで、Anniversary Box Set がリリースされてるみたいだし、Brian 自身が再現ツアーのために来日していましたね。
個人的には、Pet Sounds 〜 Smile 期に関しては、昔なら夢にも思わなかった Smile の Box Set を入手した時点で、もう打ち止めでいいかなあと思っているんだよね。これ以上、聴くべきものはもうないんじゃないかと。
ライヴについても、Pet Sounds だけではなく、Smile ツアーも観てしまったので、これももういいかと思って、今回はスルーいたしました。まあ、平日だったし。

さて、そんな中で、最近この雑誌お得意の仲間内での投票による Beach Boys ベスト・ソングス企画。
この表紙にも小さく書かれているけど、「ランキング 1 位の栄冠はどの曲に !?」 … って、そんなの、Good Vibrations 以外に考えられないでしょ。わざわざ投票する意味あるのか?
ちなみに、2 位はこれも予想どおり God Only Knows でした。
まあ、最近では、一周回って、あえて初期サーフィン物を挙げてくる手合いもいるようだが。

個人的には、不遇期と申しましょうか、Surf's Up (7 位)、'Til I Die (47 位)あたりのメランコリック系でしょうか。
あと、曲自体は好きでも何でもないが、近所で生まれ育ったよしみで、Sumahama (79 位)とか。
 

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CROSSBEAT Special Edition: PRINCE

PARADE!ついでに、何冊か出ている殿下追悼本の中から、CROSSBEAT Special Edition と称された一冊を。
表紙は、あの "Kiss" を擁する Parade のジャケ写ですね。

全 200 ページ足らずのうち、前半はカラーページで、殿下の全公式アルバムのディスコグラフィー。
残り半分は、Prod. 作品など関連アイテムの紹介やインタヴュー、そして全 6 回に及ぶ来日ツアーのセットリストを含む公演評など。
個人的には、Warner Bros. から離れた後、通販先行だったり、配信限定だったり、あるいは別名義だったり、そんなこんなで殿下の作品の全貌が把握しづらくなった時期があって、そのあたりがサクっと見渡せるディスコグラフィーになってるのはちょっと嬉しい。
ただ、殿下と言えば、お蔵入りアルバムの多さでも知られるだけに、主なところ、どんなお蔵入りアルバムがあって、その収録予定曲がどこに流れていったのか等、わかりやすく整理してくれるとありがたかったかなあ。
… って、そんなマニアックな本だったら、あまり売れないか。そういうのは、web で調べろってことですね。

あと、来日ツアーのセットリストは、なかなか面白い企画かなあ。
実は、自分は殿下のライヴを 2 回観たことがあるのだが、セットリストは全く覚えていなかったんだよね…。

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Prince の過去レヴューは ↓
HITnRUN phase two / Prince
Prince RIP
HITnRUN phase one / Prince
Plectrumelectrum / Prince & 3rdeyegirl + Art Official Age / Prince
Purple Snow : Forecasting The Minneapolis Sound
20 Ten / Prince
Lotusflow3r / Prince
Planet Earth / Prince
 

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洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑 vol.2 1971-1977

昨日のとそっくりさて、70s つながりで、今日はこのカタログ本を。
湯浅学氏の監修で、確か、以前、邦楽編をご紹介したはず。
とは言うものの、Vol.1 が出版されていることに全然気が付いていなかった。

邦楽編もかなり幅のあるセレクションだったのだが、今回は売上が選盤の重要なファクターだったらしく、ベスト盤やライヴ盤もオミットされていない。
そんなこんなで、今日まで語り継がれている名盤と忘れ去られてしまった泡沫盤が肩を並べている風景はなかなか面白い。

10 年以上前の話だが、Rhino から Pop Culture Box なる 7CD セットのシリーズが、70s、80s、90s の 10 年ごとに 3 種類がリリースされていた。タイトルは順に、Have A Nice Decade、Like Omigod !、Whatever だったのだが、One Hit Wonder やマイナーヒットを多めに含有した一風変わった選曲で結構愛聴していた。
そう言えば、パッケージも凝ってたなあ。
そのシリーズに似た印象、と言って、何人のヒトに分かってもらえるだろうか。

このカタログ本にも、Vol.1 もあるし、おそらく続編も出版されるのだろうが、この混沌とした感触はやっぱり 70s 特有のもので、他の時期のはそれほど面白くないかも。
Pop Culture Box も 70s のが一番面白かったもんねー。

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ロック&ポップス・アルバム名鑑の過去レヴューは ↓
日本ロック&ポップス・アルバム名鑑 1979-1989

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