The Singles / Can

千変万化本日のお題は、タイトルからしてシングル曲のコンピレ盤なのだが、その主役があの Can だとなれば、話は別。

と言うか、あの Can にコンピレ盤を作れるほど、シングル曲があったということ自体が驚きだ。

 

収録されているのは、ほぼ時系列に全 23 曲。

内容的には、純粋なシングル曲はやっぱり少なめで、アルバム収録曲、あるいはその短縮版が多いかなあ。

まあ、千変万化と申しましょうか、ヘヴィーなアルバム曲の短縮版があったと思えば、意外と軽めのポップなトラックがあったり。

後半に進むほど、彼ら言うところの疑似民族音楽風だったり、ファンク度が増したりして、個人的には予想してたより楽しめました。

 

それにしても、M-5 "Turtles Have Short Legs" だったり、Virgin 40 周年コンピレにも収録されていた M-18 "Silent Night" だったり、M-22 の運動会音楽だったり、真面目なのかふざけているのか、なんだかわかりにくいなあ。

更には、M-4 の "Shikako Maru Ten" って…。しかも、ダモ鈴木がいるのに、なんで綴りが間違っているのか?

 

★★★★

 

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Can (Holger Czukay)の過去レヴューは ↓

Der Osten Ist Rot & Rome Remains Rome + Eleven Years Innerspace / Holger Czukay

On The Way To The Peak Of Normal / Holger Czukay
Tago Mago (40th Anniversary Edition) / Can
 

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戸川階段ライブ! / 非常階段×戸川純

直筆ですね。えーと、ここでニッポンのファンク、ソウル、ディスコに行ければいいのだけど、アムロの沢尻エリカ様ドラマの主題歌は、発売前の盤と一緒に通販オーダーしてしまったので未入手だし。

しょうがないので、1973-1983 だったら、ギリギリ同年代ということで、戸川純です。

 

昨年は歌手活動 35 周年ということで、先日、Vampillia とのコラボ盤をご紹介したのだが、今日はそれに先立ってリリースされていた King of Noise こと非常階段とのライヴ盤を。

いや、スタジオ盤もあるのに、なんでライヴ盤を? という疑問もおありでしょうが、単にライヴ盤の方が通販でセール価格になっていたから。

まあ、スタジオでもライヴでも、あまり変わらないような気もしたし。

 

で、演奏されているのは、スタジオ盤でのセルフ・カヴァーに「フリートーキング」と「バージンブルース」の 2 曲を追加したもの。

それにしても、両者とも 80s から活動している、言わば同志といったところでしょうか。

だから、長年コラボしているかの如く、聴いてて全く違和感ないですよね。

 

★★★☆

 

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戸川純の過去レヴューは ↓

わたしが鳴こうホトトギス / 戸川純 with Vampillia

Togawa Legend : Self Select Best & Rare 1979-2008 / 戸川純
 

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わたしが鳴こうホトトギス / 戸川純 with Vampillia

面影あるね。キワモノつながり、というわけではないが、戸川純の歌手活動 35 周年記念盤。

吉田達也(Dr)などを擁するブルータル・オーケストラなる Vampillia と彼女の過去作品 9 曲+新曲(タイトル曲) 1 曲をレコーディングしたもの。

元々は、Vampillia の 2014 年作品「the divine move」に彼女がゲスト参加していたようですね。そのアルバムには BiS も参加していたようだが。

 

昨年は、同じく 35 周年記念として、彼女は活動を活発化していたようで、12 年ぶりの新録となった非常階段とのコラボ(すみません。未聴です。)、ライヴ盤に続いて、今作がリリースされて、タイトル曲が同じく 12 年ぶりのオリジナル新曲となっている。

個人的には、エリカ様の「ヘルタースケルター」に彼女の曲が大きくフィーチャーされていたので、そんなに久しぶりというイメージはなかったのだが。

 

冒頭、「赤い戦車」は元々ヘヴィーな曲なので、オリジナルに近いアレンジで、そんなにスペシャルな感じは受けなかったのだが、彼女のヴォーカルが登場した途端に、声の変質ぶりに驚かされた。

56 歳(!)という年齢相応にドスの効いた声になっていたと申しましょうか。

まあ、その後の曲では、それなりにトーンが低くなったとは言え、往年をホーフツさせるヴォーカルだったので、アレンジが近い 1 曲目だけ意識的に変質させていたのかも知れない。

 

と言いつつも、サブカルの歌姫だった頃と同じぐらい攻めてる内容で、かつてのリスナーは必聴でしょう。

戸川階段も聴いてみようかなあ。

 

★★★★

 

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戸川純の過去レヴューは ↓

Togawa Legend : Self Select Best & Rare 1979-2008 / 戸川純
 

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Metal Box (2016 Super Deluxe Edition) / Public Image Ltd.

弁当箱ではありません。個人的に、ロック離れをするきっかけとなったのは、PIL の「Metal Box」と The Pop Group の「Y」なのだが、その「Metal Box」が 2016 Super Deluxe Edition と銘打って、4CD Box としてリリースされるとあっては、無視するわけにはいきませぬ。

 

Box の内容は、

The Metal Box - Remastered

B-Sides, Mixes & BBC Sessions

Rare & Unreleased Mixes

Live At Manchester, The Russell Club (The Factory) 18/6/79

とそれぞれ題された 4CD に加えて、ブックレット、ポストカード 4 枚、ポスター。

それが DVD ケース大の方形金属ボックスに収められている。

このボックス、見た目はほとんど弁当箱なのだが…。

 

個人的には、アナログの Second Edition、オリジナル Metal Box、CD 版 Metal Box を持っているので、今回で 4 回目(メタル缶入りは 3 回目)の購入で、更には CD コンピレの Plastic Box も持っているので、内容については、もう書くこともないなあ。

ただ、CD 版 Metal Box のレヴューでも書いたのだが、CD 版はなぜか録音レベルが低かったので、リマスターされたのは喜ばしいことでした。

 

えーと、今回も採点はパスさせていただきましょうかねえ。理由は前回と同じです。

 

あ、あと、「Album」の同じく 4CD セットも出ているんだけど、こっちは買わなくてもいいかなあ。

 

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PIL の過去レヴューは ↓

Yin & Yang / Jah Wobble & Keith Levene

Addictive : Live 1983 / Public Image Limited
Metal Box / Public Image Ltd.
 

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Everything Is No Thing / Jah Wobble & The Invaders Of The Heart

自分で描きました。↓↓ の African Head Charge にも、ちょこっと参加していた Jah Wobble の The Invaders Of The Heart 名義の新譜。

 

以前書いたかも知れないが、Jah Wobble、昔は結構聴いてたんだよね。

でも、何となく縁遠くなってて、それで以前 Trojan から出ていた 3 枚組コンピレを買って、追いつこうとはしてみたのだが、そうしたら逆に一昨年リリースされた 6CD Box セットを買いにくくなっちゃって。

何とも巡り合わせの悪いこと。

 

で、今回は Tony Allen が参加しているというので、入手に至った次第。Prod. は Youth @ Killing Joke。

それで聴いてみたところ、えーとですねー、これはほとんど Jazz じゃあないですか。

まあ、Keith Levine と組んでみたり、日本ダブとか中国ダブとか、見るからに怪しげな盤(未聴ですが…。)を制作してみたり、神出鬼没な彼のことなので、驚きはしなかったのだが、個人的には少々上品過ぎましたかねえ。

 

★★★☆

 

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Jah Wobble の過去レヴューは ↓

Yin & Yang / Jah Wobble & Keith Levene

The Early Years / Jah Wobble
 

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Honeymoon On Mars / The Pop Group

黒歯磨き続いては、The Pop Group の再結成後 2nd アルバム。

前作「Citizen Zombie」をレヴューした際に、

かつての得体の知れなさは Dennis Bovell のダブワイズなどスタジオワークに依るところが大きくて

などと書いたのを彼らが読んだのか(そんな訳はないが。)、なんと全 11 曲のうち 8 曲で「Y」以来 37 年ぶりに Dennis Bovell と組んでいるではないか。

それだけではなく、残り 3 曲は Hank Shocklee @ The Bomb Squad を迎えている。

いやあ、長生きすると、思いがけないことに出くわしたりするものだ。

 

全体的な印象としては、前作と同様に、あ、意外とちゃんと形になってるじゃん、的なところですかねえ。

同じ Dennis Bovell と組んでても、若さゆえの暴走・暴発みたいなところはなくって、大人のアヴァンギャルドと申しましょうか。

それよりも、M-2 でいきなりお約束のサイレン音をぶちかます Hank Shocklee の方が新鮮だったかも。

 

★★★★

 

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The Pop Group の過去レヴューは ↓

The Boys Whose Head Exploded / The Pop Group

Citizen Zombie / The Pop Group

Cabinet Of Curiosities / The Pop Group
Idealists In Distress From Bristol / The Pop Group
Y / The Pop Group
 

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タコ BOX vol.2 8No.

「はちナンバー」と読む。続いては、日本の 80s オルタナティブ(と言うか、要はアングラ)から、タコ Box の第 2 弾。
第 1 弾は 2012 年の秋ごろリリースされていて、その後、間もなく第 2 弾がリリースされるという話だったのだが、案の定、延期となっていて、そのままそんな話があったことすら忘れていた。
それが、昨年の秋ごろ、約 3 年のインターヴァルで突然登場したわけで。
あ、タイトルは「エイト」ではなく、「はちナンバー」と読むらしい。ライナーによると、消防車、救急車、パトカー、霊柩車など特殊車両が付けるナンバープレートのことらしいのだが、わかったような・わからないような。

第 1 弾は 1980〜81 年の初期音源だったのだが、こちらは彼らの 2 枚のレコードのリリース前後、1982〜1985 のライヴ音源が 4CD にわたって収録されている。
内容的には、ロリータ順子のヴォーカルを中心とした 1st アルバムの世界と、EP-4 と合体した 2nd の世界が混在しているといったところでしょうか。
第 1 弾と同じく、よくこんなのが残ってたなあ、と思いつつも、この先何回も繰り返して聴くこともなさそう、かな?

★★★☆

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タコの過去レヴューは ↓
タコ BOX vol.1 甘ちゃん
Taco + Taco 2nd
 

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The Boys Whose Head Exploded / The Pop Group

小出しにしてないか?1 年半ぐらい前に、3rd のオフィシャル・ブートレグ「We Are Time」のリイシューとともに、発掘音源集がリリースされていた幻の The Pop Group なのだが、これまた少し前に 2nd 「For How Much Longer 〜」が復刻されていて、そして今般 「大型復刻プロジェクト第 3 弾!」 (と帯に書いてあった)ということで、発掘ライヴ集が登場。

更には、なんと Don Letts が撮影したというライヴ映像まで付いてくると言うではないか!

これはさすがに、タワレコでのサイン会はスルーした自分でも、スルーするわけにはいきませんね(意味不明?)。

 

収録されているのは全 10 曲。1980 年前後の音源が多く、当時リリースされた 2nd の収録曲がほとんど。

実は、以前このブログでご紹介した日本製ブートレグのオフィシャル化盤(案の定、すぐにショップでも見かけなくなった)とどうやらダブっているトラックもある模様。ウチの CD 棚を捜索するのが面倒なので聴き比べたわけではないのだが、そのオフィシャル化盤はかなり音質が悪かったように記憶しているので、今般、リマスターでもしたのだろうか。

 

さて、問題のライヴ映像なのだが、どうやらこの音源自体は ↑ のオフィシャル化盤にも収録されていたようだ。

まあ、そうは言っても、動画はやっぱり違うよねー、とか言いつつ観てみたら、6 曲収録されているはずなのに、なんと、たった 7 分しかなかった…。

これって、まさか、また小出し作戦じゃあないでしょうねえ。

 

★★★★

 

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The Pop Group の過去レヴューは ↓

Citizen Zombie / The Pop Group

Cabinet Of Curiosities / The Pop Group
Idealists In Distress From Bristol / The Pop Group
Y / The Pop Group
 

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Musik von Harmonia + Deluxe / Harmonia

先程、このお題で昔話も交えたりしつつ、結構長編の記事を書いたのだが、更新しようと思ったところ、突然接続不良が発生して、記事が全部消滅してしまった。
というわけで、更新意欲がかなり減退してしまっているので、もうサクっといってしまいましょう。

洗剤とCluster のディーター・メビウスとハンス・ヨアキム・ローデリウス+ Neu! のミヒャエル・ローターから成る Harmonia、彼らは Bowie - Eno に影響を与えたことでも知られている(そもそも、この記事は Bowie さんの次に書くはずだったのに、あちらこちらに寄り道をしてしまっていたのだ。)のだが、そんな彼らの 1974 年産 1st アルバムの紙ジャケ復刻盤。

メビウス氏は「Zero Set」で、このブログには登場済みですね。

 

何と言っても、このジャケ画! 何で洗剤なのかはわからないけど、いい感じじゃあないですか。

実は、このジャケ画に魅せられて、今作を入手するに至ったわけなのだが。

 

中味の方は、エクスペリメンタルでありながら、随所に Pop な感触もあって、なかなかいいじゃないですか。

以前、書いたかも知れないが、個人的にクラウトロック系にはトラウマがあって、何となく避けてきていたのだが、こんなことなら、もっと早くに聴いておけばよかったかなあ。

いや、かつての血気盛んなロック少年のころに、これを聴いていたら、おそらく退屈だと思ったことだろうが。

 

夕日そして、'75 年産の 2nd。

こちらは打って変わって、夕日をジャケ写に採用。裏面には海辺でくつろぐメンバーの様子が写されていて、今で言うところのチルアウト感強めですねー。

と思ったところ、サウンド的には、ゲストにマニ・ノイマイヤー(こちらも「Zero Set」組)を起用していて、ビート面が強化されたツクリになっておりました。

 

どちらも ★★★★
 

 

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Der Osten Ist Rot & Rome Remains Rome + Eleven Years Innerspace / Holger Czukay

東は赤い。Holger Czukay 紙ジャケ・シリーズの 2 枚目は、1984 年の 4th 「Der Osten Ist Rot」と '87 年の 5th 「Rome Remains Rome」の 2 in 1。
ライナーによると、ストレートな 2 in 1 ではなく、2014 年にリリースされた両者の抜粋合体盤 10" × 2 と、その後の Record Store Day にリリースされた、↑ とは重複しない、これまた 10" × 2 を合体させ、オリジナルの曲順に並び替えたものなのだとか。結果的に、「Der Osten 〜」のうち 2 曲が欠落している模様。

「Der Osten 〜」も昔ちょっと聴いた記憶がある。
M-1 が妙に明るい Pop Song だったり、M-2 に妙な日本語が登場したり、インダストリアルなサウンド・コラージュがあったり、かなり振幅が大きい難敵だったのだが、タイトル曲が中華人民共和国国歌のコラージュ版で、「Persian Love」から入った者としては、前作より取っつきやすかったかな。
ライナーによると、このワールド・ミュージック・コラージュ路線は、"E.F.S." (= Ethnological Forgery Series。ニセ民族音楽シリーズ?)と呼ばれていたらしい。

後半の「Rome Remains 〜」の方は、聴いたことあるのかないのか、すら記憶になかったのだが、基本的に同じ路線。
ブルージーに始まりつつ、グレゴリオ聖歌やローマ法王の声をコラージュした畏れ多い "Blessed Easter" や、Jah Wobble も参加した "Sudetenland" など、"E.F.S." 目当ての者にとっては更に親しみやすい展開だと思っていたら、ラテン系や JB の声ネタまであったりして。
なかなか面白かったですね。

★★★★

気さくな爺さんそして 3 枚目は、今年 4 月の Record Store Day に限定 500 セットがリリースされた、またまたアナログ 10" × 2 を日本限定で CD 化したもの。
ライナーによると、タイトルのとおり、ケルンにあった Innerspace Studio での 1968〜1979 の 11 年間の未発表曲をコンピレしているらしいのだが、過去曲の別ヴァージョンや短縮版も含まれているようだ。
でも、全 6 曲の詳しい情報は、「本人が何も教えてくれない」のでわからないのだとか。

聴いてみたところ、おそらく M-4 は Can のアウトテイクなのだろうが、他は彼お得意のコラージュ物。
但し、M-5 のシューベルトのコラージュなど、ノンビートのトラックが多くって、個人的には少々厳しかったかなあ。

★★★☆

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Can (Holger Czukay)の過去レヴューは ↓
On The Way To The Peak Of Normal / Holger Czukay
Tago Mago (40th Anniversary Edition) / Can
 

ALTERNATIVE 区切り 23:09 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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