Vernal Equinox / Jon Hassell

今日のお題は Jon Hassell。1937 年生まれの米トランペット奏者です。

80s 序盤に Eno と組んだ作品をリリースしていて、大昔に結構愛聴しておりました。

彼はまだ現役で、2 年ぐらい前に新録盤をリリースしておりました。自分はスルーしたのだけど、wiki によると、UK ダンスアルバム・チャートで #34、インディーズ・チャートでも #34 をゲットしたのだとか。いや、どれくらい売れれば #34 になるのか、レベル感がわからないのだけれど。

 

キャプションによると、

米ピッチフォークが選ぶ歴代最高のアンビエント・アルバム 50 枚にも選出されている本作は、1977 年に〈Lovely Music〉からリリースされたジョン・ハッセルにとって初の公式リリース作品である。同時に、西洋と非西洋の合体をコンセプトに、フィールドレコーディング、エレクトリック・ジャズ、アンビエント、ワールドミュージックを融合させた「第四世界」シリーズの第一作目としても位置づけられた実験音楽史に残る超重要作。ハッセルのトレードマークでもある、音響信号処理された不可思議なトランペットのサウンドを主役に、ブラジルが誇る世界的パーカッション奏者、ナナ・ヴァスコンセロスによるパーカッションと、バイオフィードバック音楽のパイオニアとして知られる電子音楽家、デヴィッド・ローゼンブームによるシンセサイザーを含む至高のアンサンブルが、静謐で瞑想的で独創的な音響美を生み出している。今回のリイシューにあたり、音源は、当時のオリジナルのマスターテープからリマスタリングされたものとなり、CD は 30 年ぶり、アナログ盤は実に 42 年ぶりに商品化されることとなる。

と、長々と引用したのだが、これ、実は、パッケージに貼ってあったシールのほとんど直訳だ。

 

アンビエント+エスニックなのだが、アンビエントほど退屈ではなく、エスニックだけどクール。

自分が愛聴していたのは、Fourth World シリーズの第 2 弾だったのだが、かなり長い間ご無沙汰なので、記憶も薄らいでいるのだけど、基本的には今作とほとんど同じ。強いて言えば、もう少しエレクトロニクス感が強かったかな。Eno 絡みだったもんね。

 

そんなこんなで、懐かしくもあり、新鮮でもありました。

 

★★★★
 

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Disco Not Disco: Leftfield disco classics from the new york underground

Strut から 2000 年にリリースされていたニューウェイヴ・ディスコ・コンピレ盤がリマスター復刻されていた。

このシリーズ、第 3 弾までリリースされていて、当時は同趣向のコンピレが他にもリリースされていたので、今作を買っていたような、いなかったような…、記憶がいまひとつはっきりしないし、まあ、リマスターされてるってことだから、とりあえず入手してみた。と言うか、このあたりの音源、個人的にストライクゾーンど真ん中ですからね。

そして、こちらも Joey Negro (+ Sean P)のセレクションですねえ。

 

オリジナルはアナログ盤が全 12 曲 3LP 仕様で、CD より 1 曲多く収録されていた。

今回の復刻版では、オリジナル CD のラス曲だった Steve Miller Band "Macho City" がカットされていて、オリジナル CD に唯一未収録だった Nicky Siano (!) "Move" に差し替えられている。20 年の間に権利関係もややこしくなってしまったのだろうか。

その Nicky Siano も含めて 4 曲が Arthur Russell 関連というのは少々バランスが悪いが、"White Lines" の元ネタ Liquid Liquid "Cavern" やら、Yoko Ono "Walking On Thin Ice" やら、Ian Dury (あれ? この人は NY じゃあないでしょうに。)やら、Don Cherry のアフロ・ディスコやら、昔懐かし Material や Was (Not Was) やら、その他ラインアップもなかなか楽しめまする。

 

通しで聴いてみたところ、Don Cherry がやたら新鮮だったんだよねー。ということは、やっぱりオリジナル版は買っていなかったのかな。

 

★★★★

 

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Joey Negro の過去レヴューは ↓

Joey Negro's 2019 Essentials

Remixed With Love by Joey Negro Vol. Three

Backstreet Brit Funk Vol.2: Compiled by Joey Negro

Joey Negro & Sean P present the best of Disco Spectrum

Produced With Love / Joey Negro

Electro: Compiled by Joey Negro

Remixed With Love by Joey Negro Vol.2

Supafunkanova Vol.1: Compiled by Joey Negro & Sean P
Le Freak - Music Inspired By Chic: Compiled by Joey Negro
90's House & Garage : Compiled by Joey Negro
Supafunkanova Vol.2 : Compiled by Joey Negro & Sean P
House Masters / Joey Negro
Italo House : Compiled by Joey Negro
Remixed With Love by Joey Negro
The Secret Life Of Us / Joey Negro and the Sunburst Band
Go Go Get Down : Compiled by Joey Negro
Joey Negro Presents The Soul Of Disco Volume 3
Locked In The Vinyl Cellar / Joey Negro
Moving with the Shakers / Joey Negro and the Sunburst Band
Lust - Art & Soul : A Personal Collection by Joey Negro
Back In The Box / Joey Negro
 

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Y (Definitive Edition) / The Pop Group

PIL 「Metal Box」とともに個人的に多大な影響を受けた The Pop Group の「Y」が、なんと 40 周年記念ということで、決定版と称して、3CD セットとして拡大リイシューされております。

Disc 1 は「Y」の最新リマスター+"She Is Beyond Good And Evil" の両面、Disc 2 は「Alien Blaad」と称する未発表+別ミックス音源、Disc 3 はその名も「Y LIVE!」という構成。

CD 3 枚がそれぞれジュエルケースに収められていて、それがユルめのカートンボックスに入っているので、3CD セットにしては結構嵩張る感じ。

 

「Y」は、当ブログの開始間もない頃に Rhino がリマスター盤をリリースしていて、その際にもレヴューしているのだが、その盤では冒頭に配置されていた "She Is Beyond 〜" が今回は本編終了後に廻されていて、こっちの方が個人的には収まりがいいかな。

「Alien Blaad」は、「Y」のレコーディングセッションから引っ張ってきた音源で、後に公式ブートレグ「We Are Time」に John Peel 音源が収録される "Kiss The Book" 以外は「Y」の別ミックス集と

いった佇まいですねえ。もっと腰が抜けるような音源が発掘されるのかと思っていたのだが。

そして「Y LIVE!」は、ライナーによると、LKJ やら、Cabaret Voltaire やら、PIL やらとの対バンライヴでの音源が集められている模様。近年、発掘されてきたオフィシャルなのか、ブートなのか、やや怪しめのライヴ音源は「For How Much Longer 〜」収録曲が多めだったように記憶していて、そういう意味では新鮮な印象。それにしても、単に思い付きででたらめに演奏しているのだと思っていた曲もちゃんと再現していたんですねえ。

 

ところで、最近ご紹介した周年記念盤と言えば、「Abbey Road」が 50 周年、Massive Attack 「Mezzanine」が 20 周年。

今さらながら、「Abbey Road」と今作の間にたった 10 年しかなかったことに驚愕する次第です。

えーと、今日は採点はパスしてもいいですよね。まあ、採点せよと言うなら、最高点を付けるしかないのだが。

 

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The Pop Group の過去レヴューは ↓

Honeymoon On Mars / The Pop Group

The Boys Whose Head Exploded / The Pop Group

Citizen Zombie / The Pop Group

Cabinet Of Curiosities / The Pop Group
Idealists In Distress From Bristol / The Pop Group
Y / The Pop Group
 

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Learning To Cope With Cowardice / Mark Stewart + Maffia

Mark Stewart の The Pop Group 以後、ソロ転向しての 1983 年産 1st アルバムに未発表曲集「The Lost Tapes」を追加した、拡大リイシュー 2CD セット。

さっき検索したら、↓ の戸川純の「玉姫様」が 1984 年産。ということは、こっちの方が古かったんですね。

 

かつて、ロック少年だった頃に、勢い余って今作に到達したことがあったのだが、あまりに激しいプロダクションに付いていけず、その後は彼の作品から遠ざかっていたんだよねー。

なので、今作を聴くのはかなり久しぶりになるなあ。と言うか、ショップで今作を見かけたときに、いまだに買っていいものか躊躇したという、トラウマ的存在だったりして。

 

まあ、その後、それなりにいろんなものを聴いてきたので、さすがにこの期に及んでは、混乱することもなく … と言うか、以前は気が付いてなかったのだが、思った以上にレゲエなんですねえ。

まあ、当時の The Maffia は、要するに Creation Rebel あるいは African Head Charge あたりのメンバーから構成されているわけなので、レゲエなのは当たり前なのだが。

 

それにしても、これって、本当に 36 年前の作品なの?

 

★★★★

 

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Mark Stewart の過去レヴューは ↓

Exorcism Of Envy / Mark Stewart

The Politics Of Envy / Mark Stewart
Edit / Mark Stewart
 

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戸川純 avec おおくぼ けい

ずいぶんとかわいいジャケ画だが、その実体は 80s サブカル歌姫の戸川純様とアーバンギャルドのキーボーディストおおくぼけいとのユニットアルバム。

とは言いつつも、アーバンギャルドって、名前を聞いたことがある程度の認識で、どんな音楽を演っているのか、全く知りませぬ。

 

基本的には、アコースティックピアノをバックに、戸川純が歌っているという編成。

演題は、「諦念プシガンガ」、「肉屋のように」などのセルフカヴァーと、「愛の讃歌」(既にどこかで歌っていたような気もするが。)、「愛はかげろうのように」("I've Never Been To Me" の方がわかりやすいよね。)などカヴァー曲。

あと、インタールード的なピアノ・インストが数曲。

 

そんなこんなで、結構重めなテイストだったりするので、聴いていて疲れ気味だったのだが、ラストの「愛はかげろうの〜」を聴いて笑ってしまった。

なんだ、この歌詞は?

サブタイトルに「プリシラ」とあるので、何のことかと思っていたら、どうやらドラァグクイーンの映画のタイトルで、そこでこの曲が歌われているのだそうな。

 

★★★☆

 

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戸川純の過去レヴューは ↓

戸川階段ライブ! / 非常階段×戸川純

わたしが鳴こうホトトギス / 戸川純 with Vampillia

Togawa Legend : Self Select Best & Rare 1979-2008 / 戸川純
 

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Love In The Time Of Lexapro / Oneohtrix Point Never

昨年、パッケージに釣られて手を出してしまった Oneohtrix Point Never。

そのときに相当な難物だと認識したはずなのに、またパッケージに釣られて入手してしまった。

 

今作は、「Age Of」に続いてリリースされた 4 曲入り EP に、「Age Of」収録曲 "We'll Take It" の 12" に収録されていた 2 曲を追加した日本独自企画 CD とのこと。

EP には、同じく「Age Of」に収録されていた "Last Known Image Of A Song" の坂本龍一 Rework も収録されていたりするのだが、こちらも Additional Prod. と Mix に James Blake がクレジットされていて、要するに「Age Of」の続編的位置付けでしょう。

 

当然のことながら、こちらも難物に違いないのだが、ヴォリューム的に軽めなので、アルバムに対したときほどには混乱しなくて済んだかな。

とは言え、軽々しく手を出すべきものではないことは事実。

もう少し勉強してみます。

 

★★★★

 

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Oneohtrix Point Never の過去レヴューは ↓

Age Of / Oneohtrix Point Never
 

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Age Of / Oneohtrix Point Never

凝ってますねー。今日のお題は、変態つながりという訳ではないが、Daniel Lopatin 氏のプロジェクト Oneohtrix Point Never の新譜。

彼のことは、ちょっと前から、ショップのディスプレイなどで頻繁に見かけるようになっていたので、何となく気になってはいたのだが、何となく近寄りがたい印象だったのでスルーしていた。

ところが、この新譜、パッケージがかなり凝っていた(Jim Shaw なる現代美術シーンの人の作品をフィーチャーしているらしい。)ので、いい機会だと思って、入手に至った次第。

 

で、聴いてみたのだが、これは … 想像に違わぬ難物ですねー。

今作では、Additional Prod. と Mix に James Blake が起用されていて、なるほど、感触としては James Blake に近いところもあるが、これが今作に限ってのことか、そうでないのかはよくわからない。

今後、要調査ですかねえ。まあ、いずれにしても、この音楽に向きあうには相当気合いを入れないと。

 

ライナーによると、今作は、彼のキャリアで最もポップな内容なのだとか。

えーっ、これが?

 

★★★★
 

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Das Ist DAF

どういう意味?DAF こと Deutsch Amerikanische Freundschaft (独米友好協会)の 5CD Box。

そもそも、英語もダメなのに、第 2 外国語でもなかったドイツ語に至ってはさっぱりで、こんな短いタイトルですら意味が全くわからない。

語感からして、This Is DAF という感じ? 誰か教えてくだされ。

 

で、構成は、2nd 〜 5th の 4 枚、すなわち Die Kleinen Und Die Bösen (1980)、Alles Ist Gut (1981)、Gold Und Liebe (1981)、Für Immer (1982)+ Reworx と称する Remix 集。

Gabi Delgado が離脱していて、インストだった(らしい) 1st はオミットされています。

 

"Der Mussolini" が結構好きだったので、Alles Ist 〜 は愛聴していたのだが、それ以外はあまり記憶にない。少なくとも 2nd は今回初めて聴いた。独でも米でもなく、ソ連の表彰式(?)のジャケ画だけは知っていたのだが。

その 2nd は Delgado、Robert Görl に加えて、Wolfgang Spelmans、後に Liaisons Dangereuses を結成する Chris Haas が参加した 4 人組だったのですね。これも初めて知った。

しかも、パンクバンドとしての感触を残したプロダクション(後半はライヴ録音)で、今となっては少々イタいところもないではないが、今回の Box では一番面白かったかなあ。

 

Delgado + Görl のコンビとなった 3rd 以降は、ハードで、エロで、エレクトロな彼らの作品が堪能できます。

… って、当たり前ですが。

 

★★★★☆

 

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DAF の過去レヴューは ↓

Mistress / Gabi Delgado
 

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1965-1980 + In Dub / Basement 5

ご存知でしたか?本日は Basement 5 唯一の 1980 年産アルバム。

Basement 5、みなさんご存知でしたか?

過去に CD 化されたことがあったらしいのだが、ショップで見かけたこともないまま。

ちょっと前に iTunes で見かけて、これはダウンロードしなければ…、と思っているうちに行方不明になっていた。

それが、以前検索したことがあったのをショップの DB に残っていたのだろうか、再 CD 化されるというメールが届いたので、やっと入手するに至った次第。

でも、今回もいまだにショップでは遭遇していないんだよねー。

 

それで、記憶も定かではないので、ちょこっと検索してみたところ、彼らは、

Partly formed out of the Art Department of London's Island Records HQ in 1978, Basement 5 were an innovative and highly original black Post-Punk group who created a kind of politically charged, futurist Dub. Their lyrics were an attempt to reflect the situation of young people in Britain in the era of Thatcherism, high unemployment, strikes, racism, and working class poverty.

とのこと。パッケージに記されているメンバーは、Dennis Morris (vo)、Humphrey 'J.R.' Murray (g)、Leo Williams (b)、Richard Dudanski (d)で、Dennis Morris はカメラマンとして Bob Marley 他、Island や Front Line あたりのジャケ写などを撮っていたらしい。Leo はこの後 Big Audio Dynamite などに参加、Dudanski は PIL の Metal Box 期のドラマーでしたね。

 

で、今作は、彼ら唯一のアルバムに、少々派手目のダブ盤(5 曲入り 12")をカップリングしたもの。

Prod. は、Factory で知られる、あの Martin Hannett です。

かなり昔に聴いただけなので、その時には結構レゲエ寄りな印象だったのだが、今回改めて聴いてみたら、かなり PIL あたりに近い感じですねえ。

記憶というものは、あまり当てにならないものですねー。

 

★★★★
 

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The Singles / Can

千変万化本日のお題は、タイトルからしてシングル曲のコンピレ盤なのだが、その主役があの Can だとなれば、話は別。

と言うか、あの Can にコンピレ盤を作れるほど、シングル曲があったということ自体が驚きだ。

 

収録されているのは、ほぼ時系列に全 23 曲。

内容的には、純粋なシングル曲はやっぱり少なめで、アルバム収録曲、あるいはその短縮版が多いかなあ。

まあ、千変万化と申しましょうか、ヘヴィーなアルバム曲の短縮版があったと思えば、意外と軽めのポップなトラックがあったり。

後半に進むほど、彼ら言うところの疑似民族音楽風だったり、ファンク度が増したりして、個人的には予想してたより楽しめました。

 

それにしても、M-5 "Turtles Have Short Legs" だったり、Virgin 40 周年コンピレにも収録されていた M-18 "Silent Night" だったり、M-22 の運動会音楽だったり、真面目なのかふざけているのか、なんだかわかりにくいなあ。

更には、M-4 の "Shikako Maru Ten" って…。しかも、ダモ鈴木がいるのに、なんで綴りが間違っているのか?

 

★★★★

 

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Can (Holger Czukay)の過去レヴューは ↓

Der Osten Ist Rot & Rome Remains Rome + Eleven Years Innerspace / Holger Czukay

On The Way To The Peak Of Normal / Holger Czukay
Tago Mago (40th Anniversary Edition) / Can
 

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