Clint Eastwood + Many Moods Of The Upsetters / The Upsetters

こちらも、以前、頭出しをしていたのだが、初期 Upsetters リイシュー @ Doctor Bird の第 3 弾。

おなじみの Trojan ではなく、Pama からリリースされていた「Clint Eastwood」と「Many Moods Of The Upsetters」のカップリングで、「定本」と Eternal Thunder ではいずれも 1970 年産とされているが、ライナーでは 1969 年産と記されている。

 

「Clint Eastwood」は、主として Pama 傘下の Punch、Camel、Gas からリリースされていたシングル曲をコンパイルしたもの。同内容で「The Best Of Lee Perry & The Upsetters」というタイトルでもリリースされていた模様。

タイトルでお分かりのように、マカロニウエスタンかぶれ期の作品で、基本的にはオルガン主導レゲエなのだが、U-Roy + Peter Tosh + Count Ossie の "Rightful Ruler" が異彩を放っていて、かつ、あまりにも強力。

他には、Niney がヴォーカルをとっている曲があったりする。意外とかわいい声なんだね。

 

「Many Moods Of 〜」は少々ややこしくって、元々、本国の Upsetter レーベルからリリースされていたものを、英国では Pama 傘下の Economy なるレーベルがリリース。後に Pama 本体から「The Best Of Lee Perry & The Upsetters Vol.2」として出されたらしい。

こちらでは、スティールパン使いの "Games People Play" が目立つけれど、それ以外はちょっと地味めかも。

 

更には、2 in 1 仕様だった前 2 作とは違って、Pama 傘下およびオリジナル Doctor Bird からリリースされていたシングル曲がたっぷりボートラとして収録されておりまする。

公式サイトによると、そのうち 5 曲が初 CD 化なんだってさ。

 

★★★★

 

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Doctor Bird の過去レヴューは ↓

The Down Town Albums Collection

One Life To Live / Phyllis Dillon

The Upsetter + Scratch The Upsetter Again / The Upsetters

Return Of Django + Eastwood Rides Again / The Upsetters

Double Barrel / Dave & Ansel Collins + Liquidator / Harry J Allstars

Young Gifted and Black - Pied Piper / Bob Andy and Marcia Griffiths + Naturally - Steppin' / Marcia Griffiths

Dubb Everlasting + Dub Expression / Errol Brown

Psychedelic Train / Derrick Harriott and the Crystalites
 

LEE "SCRATCH" PERRY 区切り 23:54 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Rainford / Lee Scratch Perry

↓ での頭出しもバッチリ(?)なペリー提督のニューアルバム。

Adrian Sherwood 制作のオリジナル盤ということでは、「Time Boom X De Devil Dead」(1987)、「From The Secret Laboratory」(1990)、「The Mighty Upsetter」(2008)以来の 4 枚目ということでいいのかな。

それにしても、齢 83 にして未だに現役、新譜は次々と出るし、リイシュー盤も出るし、過去作品の中古盤を拾ってこなきゃならないし、忙しいことといったら。

 

今作は、本名をタイトルに据えていて、なんでも今までで最も私的な作品ということらしく、ラス曲には "Autobiography Of The Upsetter" なる自伝的な作品が配されている。

過去の諸作品と同様に、Adrian Sherwood とのコラボ作にハズレがあるはずもなく、提督の芸風に変わりはないのだが、心なしか提督の声自体の勢いが違うような。

… って、「The Mighty Upsetter」のときにも同じようなことを書いたような記憶が。

 

さすがに手を出さなかったのだが、T シャツ付きの限定ヴァージョンもリリースされていて、まるで Flying Lotus 並みの取り扱いではないか。

アナログでは、これまた限定のゴールド盤仕様ヴァージョンがあるらしく、再生装置を持ってたら、絶対買ってただろうねー。

 

★★★★☆
 

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The Upsetter + Scratch The Upsetter Again / The Upsetters

Doctor Bird からの初期 Upsetters アルバム 2 in 1 リイシューの第 2 弾。

今回は、記念すべき 1st アルバム「The Upsetter」(1969)と「Scratch The Upsetter Again」(1970)のカップリング。

と言っても、いずれも以前多くのボートラを収録した復刻盤が出ていたので、ストレートに 2 in 1 しただけのリイシューは少々物足りない気もするが、かつての復刻盤もそろそろ入手が難しくなってきてるだろうし、まあ、素直に喜ぶこととしましょう。

 

1st は、続く「Return Of Django」とのダブリも多少あるけれど、ファンキー度では「Return 〜」に少々負けているかも。

でも、ジャケ写のカッコよさでは、圧倒的にこっちが勝っている。このジャケ写を見るたびに、アナログが欲しくなっちゃうんだよねえ。

 

そして、何故かカウベルを楽しそうに叩くジャケ写の「Scratch 〜」は、「定本」によると、英国ツアーでオルガン・インストがウケたことを踏まえてか、オルガン率が高めの構成。

と言いつつも、オルガン抜きの "Take One" の微妙な楽器間バランスとほのかなエコー加減に、後のダブへの展開を予想できたりするかも。

 

ところで、昨日届いた某通販ショップからのメールによると、続いて「Clint Eastwood」と「Many Moods Of The Upsetters」(要するに、Pama の「The Best Of Lee Perry & The Upsetters」の Vol.1 と 2)のカップリング盤がリリース予定であるとのこと。

ひょっとして、初期 Upsetters 作品を順に復刻していくつもりなのか?

どこまで行くのかなあ。

 

★★★★

 

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Doctor Bird の過去レヴューは ↓

Return Of Django + Eastwood Rides Again / The Upsetters

Double Barrel / Dave & Ansel Collins + Liquidator / Harry J Allstars

Young Gifted and Black - Pied Piper / Bob Andy and Marcia Griffiths + Naturally - Steppin' / Marcia Griffiths

Dubb Everlasting + Dub Expression / Errol Brown

Psychedelic Train / Derrick Harriott and the Crystalites
 

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Larks From The Ark / Lee Scratch Perry

最寄りの diskunion 中古盤コーナーから拾ってきた提督関連コンピレ盤の 2 枚目。

あまり聞き覚えのない Nectar なるレーベルから 1995 年にリリースされたもののようだが、このデザインの Bogus 感がハンパないので、即買いせずに一旦パスしてしまった。

で、「定本」で確認したところ、なんとその正体は、最近では見かけることも少なくなった「Heart Of The Ark」の Vol.1 と Vol.2 を CD 化した(実際にはちょこっと違う)ものとのことで、なんでもリリース間もなく市場から消滅した稀少盤なのだとか。

それで翌日、あわてて diskunion を再訪した次第。

まあ、↓ と同じく、そこそこのお値段(と言っても、輸入盤の新譜程度だけれど。)はしたのだけど。

 

これまた、↓ と同じく、その後のコンピレ盤に収録されたトラックもあるようだが、基本的にはレア曲多し。

M-2 みたいに、提督とクレジットされているけど、ヴォーカルは明らかに提督ではないという怪しげなトラックがあったりするのも、マニアとしては嬉しい(えっ?)ところ。

いやあ、立て続けにいい買い物ができましたねー。

 

★★★★☆
 

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Public Jestering / Lee Perry & Friends

続いては、最寄りの diskunion で拾ってきた提督関連コンピレ盤。

いや、拾ってきたと言っても、「定本」でも高評価だったレア盤なので、ジュエルケースにヒビが入っていても、そこそこのお値段はしておりました。

 

元々は、Attack から 1990 年にリリースされていたもので、選曲は Steve Barrow。まあ、選者は確かなので、この時点で Bogus 懸念はありませんよね。

あ、でも、Attack ということは、そのうち Radiation Roots あたりからリイシューされる可能性がなくもないかも。

 

M-1 タイトル曲とラスト 2 曲を除いて、基本的にはシングル曲+そのダブが繰り返し登場する構成。

当初リリース時には、レア曲ばっかりだったのだろうが、その後のコンピレ盤に収録されたものも何曲かあって、今となってはそれほど有難がることもないのだが、それでも今作以外には入手困難なトラックもあるので、マニアとしては放置するわけにはいきませぬ。

 

圧巻は、中盤以降の "Black Candle" 3 部作、全 6 曲でしょうか。

特に、謎の低ビープ音が聴覚を終始逆撫でする 3 曲目とそのダブ 4 曲目は今作でしか聴けないようなので、個人的にはそれだけで十分でした。

 

★★★★☆
 

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The Black Album / Lee Scratch Perry

毎年、何となく「新春レゲエ祭り」などと称して、年明けからレゲエをご紹介することが多いのだが、今年は R&B 系をご紹介しているうちに、早くも 2 ヵ月近く経過してしまった。

ということで、お待たせしました(って、誰も待っていないって?)。2019 年のレゲエ第 1 弾は、提督が 4 年ぶりに Daniel Boyle @ Rolling Lion Studio とタッグを組んだ再会盤です。

このタイトル、そして黒光りするジャケ写、スペシャル感がハンパないですねえ。

 

前作「Back On The Controls」は 2CD Set だったのだが、今回は 1CD。

でもご安心ください。9 トラックにそれぞれ Dub が付属していて、全 18 トラック仕様。

量的には十分です。

 

当然のことながら、前作同様にアナログ機材にこだわったツクリなのだが、前作は Black Ark サウンドの再現を狙っていたのに対し、今回は、それよりは、ヘヴィーなルーツサウンドづくりに注力したという印象。

Prod. と Mix も Daniel Boyle の単独名義で、Dub もヒネリのない直球勝負って感じだもんね。

 

と言いつつも、近年のエレクトロっぽいトラックより、このヘヴィーなトラックの方が、提督の呪文が映えているのは確か。

83 歳(諸説あるけど)とは思えないくらい、生き生きしているもの。

 

★★★★☆

 

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Ethiopia / Lee Perry & Friends + Lee "Scratch" Perry Meets Bullwackie In Satan's Dub

見るからに Bogus。最寄りの diskunion で拾ってきた Scratch 関連中古盤。

1998 年に Orange Street なるレーベルからリリースされたコンピレ盤なのだが、見るからにテキトーなデザインで、Bogus 感が強いのだが、「定本」にレア曲を多数含むと書かれていたのをうっすらと覚えていたので、入手してきた次第。

 

何がスゴいって、これは「定本」にも書かれていたのだが、1〜10 曲目まで、クレジットの曲名が 1 曲ずつズレていて、全然合っていない。

元々は、別のレーベルから別のタイトルでリリースされていた盤を、そっくりそのままタイトルだけ変えて出したもののようで、間違いもそっくりそのまま継承したのだろう。

と言うか、歌詞の中に曲名は何回も出てくるのだから、ちょこっとでも聴いてたら、すぐにわかりそうなものなのに。

 

まあ、その程度のクオリティなので、Scratch が関与していない曲や、Black Ark 産トラックに勝手にオーヴァーダブしたようなものも入っているようなのだが、確かにほとんど聴いたことないようなトラックが多いなあ。

とは言うものの、「定本」が出版されてから既に 10 年以上経っているわけで、その間に今作以上のコンピレ盤が多数リリースされているのだから、血眼になって探すほどのものでもないでしょう。

 

★★★☆
 

見た目はいいのに。そして、こちらも拾ってきた Bullwackie との 1988 年の共作盤「Satan Kicked The Bucket」のダブ盤。そう言えば、オリジナル盤も同じ diskunion で拾ってきたんだった。

元々は、1990 年に NY のカセット・オンリー・レーベル ROIR からリリースされたもの。

 

オリジナル盤は、豪華顔合わせだというのに、いまひとつパッとしない印象で … と言うか、パッとしなかったので、あまり記憶にない。

で、今作は Bullwackie の手になるダブで、オリジナルを

Sadly, none of the Scratch-Bullwackie collaborations are very good.

と評した Mark Sleeper によると、

Satan's Dub is the dub companion to the tedious Satan Kicked The Bucket and actually makes for better listening than the vocal album.

とのこと。

とは言うものの、最近 Dub Store からリイシューされている初期デジタル・ダンスホールのダブ盤と基本的には同じ感触で、まあ、Scratch でなくてもいいような気も…。

あ、でも、唯一の Black Ark 録音曲もちゃんと収録されていますよ。

 

ところで、この盤、買って帰ってビニールカバーから出してみたら、なんとケースがバラバラに壊れているじゃあないですか。

おそらく、買取する際には、ケースにキズが…とか、ブックレットにケースが噛んだ跡が…とか、いろいろと難癖をつけているはずなのに、これはちょっとヒドくないですか。

 

★★★☆
 

LEE "SCRATCH" PERRY 区切り 01:51 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Return Of Django + Eastwood Rides Again / The Upsetters

荒野の用心棒Doctor Bird をもう 1 枚。

アーリーレゲエでマカロニウエスタンと言えば、そう! Upsetters ですよ。

1969 年産「Return Of Django」と 1970 年産「Eastwood Rides Again」の 2 in 1。

「定本」によると、「Return Of 〜」は確かに 1969 年制作なのだが、リリースされたのは 1970/1/2 らしい。

前者は定番曲多めで、CD 化されているのを見かけたことはあるのだが、後者は見たことないなあ。「定本」にも CD の記載はないし、ひょっとすると初 CD 化?

 

前者は、アーリーレゲエでは一般的なオルガンインストなのだが、↓ の Harry J には悪いけど、ファンキー度が全然違う。

それに 2 曲目 "Touch Of Fire" の奇妙なキーボード音は何だ?

やっぱり、Scratch は最初からこうだったんだねー。

 

で、後者。

こちらは、ファンキー度が更に高まっておりまして、"Popcorn" や "Catch This" あたりは、もう JBs じゃあないですか。

 

いやあ、これは、入手できるうちにぜひ聴いてみていただければ、とオススメせざるを得ないでしょう。

 

★★★★☆

 

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Doctor Bird の過去レヴューは ↓

Double Barrel / Dave & Ansel Collins + Liquidator / Harry J Allstars

Young Gifted and Black - Pied Piper / Bob Andy and Marcia Griffiths + Naturally - Steppin' / Marcia Griffiths

Dubb Everlasting + Dub Expression / Errol Brown

Psychedelic Train / Derrick Harriott and the Crystalites
 

LEE "SCRATCH" PERRY 区切り 23:24 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Black Ark Classic Songs / Lee Scratch Perry

素性知れず。↓ と同様に、見かけると手を伸ばさざるを得ないタイトルなのだが、今日登場するのは Ariwa 盤なのです。

とは言いつつも、ライナーを見てみても、いろいろ検索してみても、その正体がはっきりしない。

元々は、同じく Ariwa から 2015 年にリリースされた「Black Ark Classics In Dub」なる盤があって、そう言えば、ちょっと前に Ariwa から Black Ark 曲のリメイク盤がリリースされるという情報があったような記憶があるのだが、そのまま忘れ去ってしまったような気がする。

で、どうやら、今作はその「〜 In Dub」の続編ということのようだ。

というのは、ライナーには「〜 In Dub」が Black Ark リメイクと他の 2 曲から成ると書かれているものの、今作の説明はほとんど書かれていないので。

 

今作は、いきなり ↓ でも登場していた "Zion Blood" から始まり、他にも "Soul Fire"、"Roast Fish & Cornbread"、"Have Some Mercy"、そして "Keep On Moving" などの再録版が収録されているのだが、なんだか「〜 In Dub」との曲目のダブりが多いし、使い回しのような気がしなくもない。

演奏陣もほぼ同じだし。いや、これは Ariwa なら驚くほどのことではないが。

 

まあ、いずれにしても、ここのところ、ディープなダブ盤が続いていたので、今作は Ariwa とは言え、ずいぶんとあっさりした印象でしたかねえ。

 

★★★☆
 

LEE "SCRATCH" PERRY 区切り 23:10 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Super Ape Returns To Conquer / Lee "Scratch" Perry + Subatomic Sound System

何回目の帰還?これまでに、このモチーフのジャケ画 or ジャケ写を何回見かけただろう。

中には Bootleg まがいの物件もあったけれど、今回はまともな新録のようだ。

 

Subatomic Sound System なるネームを初めて見かけるのだが、NY の Emch なる人によるユニットのようだ。

で、クレジットによると、「Super Ape」の 40th Anniversary Concert のツアーもやっていたようで、そんなこんなで巨大猿の何回目かの帰還に至った模様。

 

収録されているのは、タイトルどおりの「Super Ape」収録曲の再演。

オリジナルに提督のヴォーカルが乗っかっていない曲まで、例の呪文のごときヴォーカルがフィーチャーされております。

あ、"Underground" (ここでは "Underground Roots")には Ari Up が参加しているではないか。

結構、昔からレコーディングしていたのかなあ。

 

肝心のサウンドの方は、Black Ark サウンドを継承しつつ、更にエフェクトを強めにしたヘヴィーなもので、まあ、今風と言えばそうなのだが、少々ヤリ過ぎ感がないでもないかな。

ひととおり終わったと思ったら、そこから更に Dub Mix が 4 曲もあって、少々疲れた。

 

ところで、提督の記事を書く度に、過去レヴュー欄が長くなり過ぎていたので、カテゴリを独立させてみたのだが、なかなかめんどくさい作業で、結構時間がかかったんだよねー。

Tubby あたりも独立させようかと思っていたのだが、どうしようかなあ。

 

★★★★
 

LEE "SCRATCH" PERRY 区切り 23:31 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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