Darker Than Blue / Devon Russell ☆
メール整理で遭遇した物件が続いているけど、今日のお題は The Beatles ではなく、The Impressions 〜 Curtis Mayfield。まあ、ある意味、Beatles よりジャマイカに与えた影響は大きそうなので、カヴァーされて当然ではあるような。
で、今回はコンピレではなく、Devon Russell の単独名義盤となっている。
Devon Russell って、あちらこちらのコンピレ盤で見かけるのだけど、その正体がいまひとつよくわからないんだよねー。
調べてみたところ、60s 中盤に Prince Lincoln Thompson、Cedric Myton、Linbergh "Preps" Lewis という面々と The Tartans というロックステディ・カルテットを組んでいたそうで、いやあ、なかなか強者揃いだったんですねえ。
ソロでのアルバムデビューは 1982 年にスタワンからということで、まあ、元々あまり多作ではなかったみたいなのだが、そんな感じじゃあ正体がわからないのもやむを得ないような…。
ショップのキャプションによると、
79 年 EARL CHINNA SMITH が DEVON RUSSELL に CURTIS MAYFIELD の楽曲をレゲエ・カバーすることを提案。最初の楽曲は「DARKER THAN BLUE」で、81 年には「MOVE ON UP」を制作し、どちらも素晴らしい評価を受けた。その後ライブで CURTIS MAYFIELD のカバーを披露していた 1993 年に BLOOD & FIRE を運営したレゲエ博士こと STEVE BARROW がアレンジを気に入りトリビュート・アルバムを制作したのが今作だ。
とのことで、例によって日本語的に少々怪しいが、これを見ただけで、ハズレじゃあないというのはわかりますよね。
Devon Russell のファルセットが元ウタによくマッチしている、と言うか、だから白羽の矢が立ったのだろうが。
discogs の「クレジット」を見ると、かなりの数のミュージシャンが並んでいて、レゲエ界総出で制作したような佇まいさえ感じさせられます。
★★★★