Quite Like Me / Dionyza

胸元強調diskunion が手掛けている RnB Madness シリーズ。

当ブログには初登場なのだが、かれこれ、もう 10 枚ぐらいリリースされているはず。

で、今日のお題は、同シリーズの第 7 弾、Dionyza なる女性シンガーの唯一のアルバム。

 

今作を入手したのは、決して胸元を強調したジャケ写のせいではなく、彼女があの「裏アシュフォード&シンプソン」こと Mike & Brenda Sutton の実の娘さんという事実に興味を持ったから。

ただそれだけで、全く予備知識がなかったのだが、キャプションなどによると、M-1 "I Told myself" が Scarface "Guess Who's Back" を丸ごとネタにしていて、当時、好事家の間で話題になっていたのだとか。

更には、その "Guess Who's Back" の元ネタは The Originals の "Sunrise" で、その作者は彼女の両親なのだとか。
なんとまあ、輪廻と申しましょうか。

なお、クレジットを見ると、ご両親がライターとされている曲が数曲ございます。

 

実は、Scarface が元ネタということでわかるように、今作は意外と新しく、2009 年のリリースらしい。

RnB Madness シリーズって、90s あたりの作品を復刻しているのだと思っていたのだが、そんな中途半端(?)な時期のも対象だったんですね。

とは言うものの、ご両親の作品が含まれているせいもあるのかも知れないが、全体としての印象は結構レトロで、90s の作品と言われても通ってしまいそう。

 

ところで、今作、RnB Madness シリーズと言っても、日本語ライナーや帯があるわけでもなく、パッケージにシリーズ共通のシールが貼ってあるだけなんですけど。

え、そんな程度でいいんですか?

 

★★★☆

 

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Mike and Brenda Sutton の過去レヴューは ↓

Don't Hold Back / Mike and Brenda Sutton
 

R&B 区切り 23:35 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Mr. Finish Line / Vulfpeck

ミニマル・ファンクとは?これまた、ショップでそこそこにプッシュされていた Vulfpeck なるバンドのアルバム。

初めて聞くネームなので、お約束の検索をしてみたところ、彼らはミシガン大学の学生が結成した 4 人組バンドで、今作がフィジカル 3 枚目。

また、それとは別に Spotify の印税の安さに腹を立てて、does not contain any audible music, and consisted solely of ten, roughly 30-second-long tracks of silence なアルバム「Sleepify」を配信していて、このアルバムを睡眠中にループ再生してもらって、無料ライヴツアーの資金を捻出しようとして、注目を集めたのだとか。

 

で、中味の方は、最近よくあるレトロ R&B リバイバル系でありまして、えーと、レトロ・ファンク再現系なら、そんなの聴くぐらいだったら、P-Funk でも JB's でも聴いてろよと思うのだが、R&B リバイバル系の場合は、どういうわけか、つい手に取ってしまうところが、我ながら矛盾しているように思ったり。

まあ、今作の場合は、ゲストが結構豪華で、James Gadson、David T. Walker、そして何より Bootsy が参加していますからねえ。

少々の自己矛盾には、目を瞑っていただければ。

 

ところで、彼らの紹介記事には、例外なく「ミニマル・ファンク」と記されているのだが、そのミニマル・ファンクって、いったいどんなものなの?

今作を聴いてみたけど、全くわからなかった。

ミニマルなファンクと言えば、フェラみたいなの? と思ったけど、全然そんな風じゃあなさそうだし。

 

★★★☆
 

R&B 区切り 23:37 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Snoop Dogg Presents Bible Of Love

どういう風の…。このところ、1 年に 1 枚という量産態勢の Snoop なのだが、なんと、最新作はゴスペル。しかも 2CD Set のヴォリュームだ。

いや、レゲエはまだ理解できるのだが、いくらなんでもゴスペルはご冗談でしょう。

いったい、どういう風の吹き回しなのか。

 

ということで、リリースニュースを見かけたときには、まあ、趣味(それ自体、聞いたことないけど。)が高じたコンピレあたりが関の山だろうと思っていたのだが、Super Bowl の前夜祭の Gospel Celebration なるイベントにも登場したというではないか。

それなりに本気なのか?

 

とは言うものの、Snoop 自身が歌いまくるわけではなく、メインヴォーカルは The Clark Sisters などの本家本元や Uncle Charlie、Faith Evans、K-Ci などの熱唱型シンガーにお任せして、ご本人は Rap あるいは鼻歌系ユルめのヴォーカルを務めている。

まあ、ある意味、想像どおりとも言えるが、想像していたよりはゲストが豪華。

トラック自体も若干 Hiphop フレイヴァーが効いていて、そういう意味では Snoop がやる意味はあるかな。

今作、Billboard では初登場 #148 だったのだが、Gospel album チャートでは 7 週間連続 #1 だったのだとか。

 

えーと、個人的には、ゴスペルも Snoop も好きなのだが、これをどう採点していいものか。

申し訳ない、今日はパスさせていただきます。

 

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Snoop Dogg の過去レヴューは ↓

Neva Left / Snoop Dogg

Coolaid / Snoop Dogg + Cuzznz / Daz-n-Snoop

Bush / Snoop Dogg

7 Days of Funk
Reincarnated / Snoop Lion
Doggumentary / Snoop Dogg
More Malice / Snoop Dogg
Malice N Wonderland / Snoop Dogg
Ego Trippin / Snoop Dogg
Tha Blue Carpet Treatment / Snoop Dogg
 

R&B 区切り 23:54 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Kyoto / Tyga

JR、阪急、京阪…ショップでそこそこにプッシュされていた Tyga の新譜。

これまで、個人的には全く接点がなかったのだけど、どういうわけか、このタイトル。

裏ジャケには、「京都市」なる漢字と市内の鉄道路線図が記されていて、どこまで本気なのか。

というわけで、とりあえず入手してみた。

 

↑ に書いたように、彼とはこれまで全く接点がなかったので、ちょこっと検索してみたところ、彼はあのコンプトン出身の 28 歳。

2008 年にアルバムデビュー、その後 Lil Wayne 率いる Young Money 一派となり、今作は 6th アルバムとなるとのこと。

ちなみに、Tyga とは Thank you God always の略語なのだとか。

 

で、内容の方なのだが、タイトルから想像されるようなオリエンタル・テイストは見当たらない。

強いて言えば、M-13 (タイトルが "Ja Rule & Ashanti" だって?)に若干アジア感があるような・ないような。

じゃあ、なんで、こんなタイトルを付けたんだ?

まあ、それはさておき、トラック自体はそれなりに今風エレクトロなのだが、全体としては、そんなに硬質感はなく、むしろヴォーカルに若干レトロな感触があったりして、意外と取っつきやすかったかなあ。

 

それより衝撃的だったのは、インナーのイラスト。

セクシーロボット・シリーズや AIBO で知られる空山基氏によるものなのだが、えーと、こんなのいいんでしょうか。

 

これ、ヤバ過ぎるでしょ。

 

つい、大サイズでアップしてしまったのだが、かなりヤバいのでは。

 

★★★★
 

R&B 区切り 23:24 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Joyride / Tinashe

戦隊系?ちょうど 3 年ぐらい前にデビューアルバムをご紹介した Tinashe の新譜ですね。

ガンダムか何かに出てきそうなコスチュームのジャケ写がカッコいいです。

 

アルバムを 1 枚出したきりで消えてしまうアーティストも少なくないので、彼女もその類いかと思っていた(と言うか、実際は忘れていたのだが。)ところ、ちゃんと続編もリリースされたし、更にはタワレコの「2 枚買ったら 1600 円キャンペーン」に採用されていたので、それなりに人気あったのでしょうかねえ。

… などと言いながら、ちょこっと検索してみたら、なんと今作は彼女の 3rd アルバムらしく、1st との間に「Nightride」なる 2nd が存在しているようだ。

えっ、いつの間に?

1st のレヴューで、「しばらくはフォローしてみるかな」と書いておきながら…、と思ったら、なんのことはない、配信オンリーだったみたいだ。

 

で、今作。

1st は結構ダークだった記憶があって、今作も基本的には同路線なのだが、中にはダンスホール風のトラック(しかもゲストが Ty Dolla $ign と French Montana)もあったりするなど、カラフルに、そして聴きやすくなった印象。

いや、この 3 年の間に同趣向のアーティストが何人も登場しているので、この手のトラックに慣れてしまっただけなのかも。

と言いつつも、M-5 の椅子が軋んでいるような音がすごく気になるんですが…。

 

★★★☆

 

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Tinashe の過去レヴューは ↓

Aquarius / Tinashe
 

R&B 区切り 23:12 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

My Dear Melancholy, / The Weeknd

Official Recording諸般の事情(と言うほどでもなく、単に小旅行していただけ。)で中 3 日空けてしまったが、今日のお題は The Weeknd。

「Starboy」以来、約 1 年半ぶりになるでしょうか、リリースされたのは 6 曲入り EP。

とは言うものの、この色数の少ない、手抜きっぽく感じられるパッケージのおかげで、Mixtape のアングラなフィジカル化だと思われることを察知したのだろうか、ケース裏に "Official Studio Recording" とわざわざ記している。

 

メインの制作者は Frank Dukes なのだが、たった 6 曲の割りには、Gesaffelstein、Skrillex、Mike Will Made It、そして前作にも参加していた Daft Punk の Guy-Manuel など、ゲスト制作陣が結構豪華。

ということで、結構振れ幅が大きいのかなと思いきや、ここ数作が Pop 寄りだったことの反動なのか、今作は久々に全編ダークな感触。

まるで、1st の「Trilogy」の再来と申しましょうか。

まあ、タイトルからして、Melancholy と謳ってるもんねー。

 

★★★☆

 

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The Weeknd の過去レヴューは ↓

Starboy / The Weeknd

Beauty Behind The Madness / The Weeknd

Kiss Land / The Weeknd
Trilogy / The Weeknd
 

R&B 区切り 23:14 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Commando Existential & Universal EP / Kintaro

まさかりは担いでいない。Kintaro こと Bruner 3 兄弟の末弟 Jameel Bruner の 1st アルバム。

Thundercat の「Drunk」の好調を受けて、ショップでも激推されされておりました。

「溜池山王」みたいな、いかにも合成です的なタイトルなのだが、案の定、日本独自企画で彼がネット公開していた 2 作品を合体させたものとのこと。

ちなみに M-1〜5 が「Universal 〜」、M-6〜13 が「Commando 〜」収録曲で、あれ、順序が逆?

ついでに、日本独自にボートラを 1 曲追加、更にタワレコ限定盤にはボートラが 2 曲追加されている。

 

で、聴いてみたところ、えーと、2 人の兄みたいなジャズ出自感は薄めで、トラップ系や Odd Future 的なダークなトラックが中心となっておりまして、Thundercat を中心とすると、兄がロック寄り、弟が R&B 寄りといった感じでしょうか。

まあ、彼は作曲から制作まで全てを 1 人で手掛けているようなので、そりゃあ Jazz 的展開にはなりそうにはないのだが。

 

ところで、以前ご紹介した際には不明だった彼の名前の由来なのだが、ライナーによると、江川達也の「GOLDEN BOY」の主人公からいただいたのだとか。

と言われても、そんな漫画読んだことないので、イメージが全然わきませんでした。申し訳ない。

 

★★★☆
 

R&B 区切り 22:28 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Ventriloquism / Meshell Ndegeocello

腹話術Meshell Ndegeocello が 80〜90s の R&B をカヴァーした企画盤。

彼女自身は、1993 年に Madonna が設立した Maverick からアルバムデビュー。

当初の数枚は聴いていたのだが、どうも小難しいと言うか、取っつきにくいと言うか、そんなこんなでだんだん避けて通るようになってしまっていた。

でも、今回は、カヴァー盤で聴きやすそうだし、セレクションもなかなか面白いので、久しぶりに入手に至った次第。

 

さて、その選曲なのだが、Lisa Lisa & Cult Jam、Al B. Sure! といった忘れがちのアーティストから始まって、Prince "Sometimes It Snows In April"、TLC "Waterfalls"、George Clinton "Atomic Dog" あたりが個人的なヤマでしょうか。

その後、Janet Jackson、Force MDs が登場して、Tina Turner "Private Dancer" (これも忘れがち?)、Sade "Smooth Operator" で締める構成。

元ネタは結構 Pop なところを選んできているのだが、仕上がりは彼女らしいと申しましょうか、原曲とはかなり離れたところまで行ってるものも。

"Atomic Dog" でさえ、正座して聴かなきゃ、みたいな。

中盤の Ralph Tresvant がボードヴィル調で息抜きになったと思いきや、続く Janet が重いし…。と思ったら、次の Force MDs はフォーキーだし。

 

そう言えば、タイトルが「腹話術」というのも意味深だ。

 

★★★★
 

R&B 区切り 23:10 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Yes Lawd Remixes / NxWorries

エンボスです。Anderson .Paak と Knxwledge のユニット NxWorries、1 年ちょっと前に 1st フルアルバムをご紹介したのだが、その Remix アルバムがリリースされておりまする。

と言っても、トータル 23 分程度の収録時間で、昨年夏ごろに後追いレヴューしたデビュー EP と同じくらいのヴォリュームしかないのだが。

 

さて、ネタ感満載だったオリジナルをどのように料理しているのかと申しますと、まあ、基本的にはネタの丸ごと差し替えです。

トータルのイメージとしては、オリジナルよりムーディーでシブめになったという感じでしょうか。

華やかなソウル・テイストだった "Scared Money" の化け具合が、その最たるものでしょうかね。

 

パッケージデザインのとおり、オリジナルが昼とすれば、今作は夜といったところでしょうか。

まあ、ヴォリューム的に、もうちょっと盛ってくれてもいいんじゃあないかと思わなくもないが。

 

★★★★

 

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Anderson .Paak / NxWorries の過去レヴューは ↓

Link Up & Suede / NxWorries

Yes Lawd! / NxWorries

Malibu / Anderson .Paak
 

R&B 区切り 23:26 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Binary / Wonk × The Love Experiment

あ、そういう「限定」?諸般の事情がございまして、しばらく更新をサボっておりました。

で、本日のお題は、東京ベースの 4 人組 WONK と NY ベースの The Love Experiment のコラボ盤。

ショップで激推しされていたので、入手してみました。

 

WONK という存在には、ショップでよく見かけていたので知ってはいたのだが、実際に試聴などしたことはなかった。

一番印象に残っているのは、赤地に生卵の脳みそ(?)を箸でつかんでいるジャケ画(って、文章で書くと、何のことやらさっぱりわからないですよね。)で、その雰囲気的に最近乱立気味のレトロファンク・バンドかと思っておりました。

ところが、どうやら「エクスペリメンタル・ソウル・バンドと呼ばれている」(ライナーによる)らしく、同趣向の The Love 〜 との共演に至った模様。

なお、コラボ盤と言っても、全てがコラボというわけではなく、ボートラを除く本編 15 曲のうち、本格的にコラボしているのは 5 曲で、残りは Interlude とそれぞれの単独曲。

 

さて、聴いてみたところ、確かにレトロ系ではなく、最新モードの R&B だった。

想像していたより電子ソウル色も強めで、↓↓ の Aiko さんに近い印象もあったりして。

それにしても、The Love 〜 の女性ヴォーカルって、Erykah Badu にそっくりだなあ。

 

ところで、今作、「タワーレコード限定販売!」というステッカーが貼ってあったので、すっかりそう信じこんでいたのだが、他のショップでも売ってたので、おかしいなあと思っていたのだが、どうやらタワレコ限定盤にだけボートラが収録されているということのようだ。

あ、そういう意味でしたか。

 

★★★☆
 

R&B 区切り 23:25 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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