Oldays Records から、もう 1 枚。
いや、ショップでたまたま見かけた物件で、このデザインがものすごく気になって、それで例によって「まあ、税込 1,650 円なら買ってみてもいいか」という経緯なのだが、そもそも、今、ショップで品揃えが充実しているのは、Alive The Live シリーズなどの半ばブートのライヴ盤と、この Oldays Records ぐらいだもんねー。
そりゃあ、ショップの洋楽フロアに中高年しかいないはずだ。いや、若者がサブスクに走ったので、こうなってしまったのか。
それはさておき、今作は「Pet Sounds」でもギターを弾いていたらしい、The Wrecking Crew のメンバー Mike Deasy の変名プロジェクトで 1967 年リリースとのこと。そうです、実はデザイン以外に "The Wrecking Crew" というのも興味を持った一因ではあるのだが。
で、この Friar Tuck というのは、タック修道士というロビンフッド物語の登場人物らしいのだが、そんなの読んだこともないので全然イメージがわきません。
内容的には、タイトルやデザインやリリース時期から想像できるとおりのサイケデリック・ロックで、たまにはこういうのも刺激になっていいのかなあ。まあ、元々、そういうつもりで買ったものだけど。
ライナーによると、ヴォーカルは Curt Boettcher というヒトで、カート・ベッチャーと読むことすらわからなかったのだが、ウェストコースト系では結構有名な御仁らしい。何でも、特に日本で人気があるとのことで、確かに wiki で検索してみたら、英語以外に 2 つの言語版しかないのに、ちゃんと日本語版が存在していた。(もう 1 つはノルウェー語だった。)
それで、更にライナーによると、今作は、そのベッチャー氏流の Pop テイストが強いらしく、よりサイケ感を求めるなら、他に適した盤がある模様。
あれあれ? 個人的には、これでも結構サイケだと思ったんだけどなあ。サイケ免疫が足りなかったか。
またまたライナーによると、ボートラ 4 曲は The Flower Pot 名義の … と当たり前のように書いてあったのだが、何のことやらわかりません。
検索してみたら、これも Mike Deasy の変名プロジェクトのようで、シングル盤 2 枚をリリースしていたようです。
★★★☆
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Oldays Records の過去レヴューは ↓
Hit Maker 1952-1967: The Collection of Burt Bacharach
Mambo! + Inca Taqui / Yma Sumac
Jazz Side of Motown 1961-1967
Tattoo Woman / The Mighty Sparrow
Go! Go! Radio Days Presents Joe Meek
The Beach Boys Song Book Vol.1 + Vol.2 / The Hollyridge Strings
Psychedelic Percussion / Hal Blaine
Night Train / James Brown presents His Band
Drums! Drums! À Go Go / Hal Blaine
The Heptones
Ska Authentic Vol.1 + 2 / The Skatalites
Mele Kalikimaka / Arthur Lyman
In The Christmas Spirit / Booker T. & MG's
El Exigente / Orchestra Harlow
Music Out Of The Moon - Perfume Set To Music - Music For Peace Of Mind / Dr. Samuel J. Hoffman
Taboo Vol.1 + Vol.2: The Exotic Sounds Of Arthur Lyman
Spike Jones In Hi-Fi
Comin' Through / The O'Jays
Breeze from The East / Cal Tjader
Candido Featuring Al Cohn