Versus / Carl Craig

輪切りこれを TECHNO にカテゴライズしていいのかどうか、よくわからないのだが、C2 こと Carl Craig と Francois-Xavier Roth なる御仁が指揮する仏 Les Siecles Orchestra との共演盤。

そっち方面には全く疎くて、初めて聞くネームなのだが、テクノとのクロスボーダーが多いらしい Francesco Tristano なるピアニストも参加している。

web 上のキャプションでは、Moritz von Oswald も「召喚」されたとのことなのだが、クレジットには Spiritual Advisor と記されている。

 

アルバムタイトルはオーケストラとエレクトロニックの対決という意味なのだとか。

基本的には、C2 のクラシック(紛らわしい?)を Tristano 氏がアレンジしているのだが、逆に Tristano 氏の作品を C2 がアレンジしているものもある。

ということで、相当に手強い盤だと予想していたのだが、ベースとドラムスが使われているし、適度にエレクトロ処理が効いていたりするので、思ったより聴きやすい。

 

付録の DVD には、なんと 2 時間超のライヴ映像が収録されている。

まだ全部観てはいないのだが、冒頭に 2008 年に収録された旨の字幕が出てきて、えっ? そんなに古いの?

ライナーによると、元々このプロジェクトは例の「Recomposed」を契機に着手されたもので、10 年近くかけて今作が完成したのだとか。

10 年って…。単に忘れていただけでは?

 

★★★★

 

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Carl Craig の過去レヴューは ↓

The Detroit Experiment

Elements 1989-1990 / Psyche - BFC
Masterpiece Created by Carl Craig
The Secret Tapes Of Dr. Eich / Paperclip People
Rebirth / Tribe
Think Twice / The Detroit Experiment
Recomposed by Carl Craig & Moritz von Oswald
Sessions / Carl Craig
The Kings of Techno
 

TECHNO 区切り 23:37 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Suspense + Cosmos 2043 / Bernard Fèvre

ドラマ系 宇宙系

 

以前ご紹介した Black Devil (Disco Club)の正体、Bernard Fèvre が、Black Devil 化する前の 1975 年と 1977 年に個人名義でリリースしていた 2 枚。

いわゆるライブラリー音楽なるジャンルに属するとのことで、Black Devil の記事を書いたときには「何、それ?」と思っていたのだが、どうやら放送局用の音源ということらしい。

で、それぞれのタイトルのとおり、前者がサスペンス・ドラマなどに使われてそうな少々緊張感あるサウンド、後者が宇宙・SF 系音源をコンピレしたものらしい。

とは言いつつも、実際に聴いてみたところ、両者の差がそんなにあるようには感じられなかったのだが…。

 

基本的には、ムーグなどを使ったレトロな(当たり前だ。だって、70s なのだから。)テクノ。

言われてみれば、前者にはハープシコードなどがフィーチャーされていて、なるほどサスペンスっぽいかな。

ちなみに、後者の M-11 は Chemical Bros. にサンプリングされたらしい。

それで、両者ともレア物として脚光を浴び、高価で取引されていたとのこと。

とは言うものの、こんな感じなら、和モノの同系統の発掘音源を聴いていれば間に合うような気もする。

 

それはさておき、前者がトータル 22 分程度、後者が同じく 28 分程度ということで、2 in 1 にして復刻してくれればよかったのに。

いや、それどころか、もう 1 枚ぐらい突っ込めそうではないか。

 

★★★☆

 

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Bernard Fèvre の過去レヴューは ↓

Disco Club / Black Devil

 

TECHNO 区切り 22:45 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Orange Melamine / Space Dimension Controller

雰囲気違うな。Space Dimension Controller こと Jack Hamill の「Welcome To Mikrosector-50」(R&S)に続く、約 3 年ぶりの 2nd フィジカル・リリースは Ninja Tune から。

なんでも、今作は、彼が 18 歳だった 2008 年にベッドルーム録音されたものなのだとか。

今にして、なんで、そんな作品をリリースしようと思ったのかはわからないのだが。

 

ショップでたまたま遭遇した「Welcome To 〜」は、狙ってたのか偶然なのかはわからないが、まるで P-Funk かと思うような作風だった。

今作は、レトロ宇宙趣味の SE とか、随所に現れるファンクの片鱗に「Welcome To 〜」の原型が認められなくはないが、基本的にはダーク・テイストのテクノ〜IDM 系のトラックとなっている。

ほら、ジャケ画も前作とはずいぶん雰囲気違うでしょ。

 

えーと、悪くはないと思うけど、前作のインパクトが強すぎたからなぁー。

 

★★★☆

 

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Space Dimension Controller の過去レヴューは ↓

Welcome To Mikrosector-50 / Space Dimension Controller

 

TECHNO 区切り 00:30 区切り comments(0) 区切り trackbacks(1) 区切り

fabric 91 / Nina Kraviz

トビウオ約 10 ヵ月ぶりの Fabric シリーズ、今回の主役は美人 DJ の Nina Kraviz。

目下のジャケ写のテーマは、海生動物ということのようだ。

いや、そんなことより、本家 Fabric が 18 歳の少年 2 人がオーヴァードーズで亡くなったことにより、営業ライセンスを一時期停止されていて、閉鎖の危機にあったようだ。

全然知らなかった。

 

今作は、彼女が DJ Kicks の制作に際して、自らのレコードコレクションから古いレコードを発掘したことに端を発しているとのことで、90s 近辺のオブスキュアなトラックと彼女自身のレーベル трип の未発表トラックを Mix する企画となっている模様。

全 41 トラックが所狭しと詰め込まれていて、短いものでは十数秒しか使われていなかったりするのだが、古いような新しいような一種不思議な感触ではある。

 

中では、声ネタが印象的な彼女自身名義の M-27 あたりが気になったところでしょうか。

あと、ラストの The Detroit Escalator から AFX への流れとか。

 

★★★★

 

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Nina Kraviz の過去レヴューは ↓

DJ Kicks / Nina Kraviz

 

Fabric シリーズの過去レヴューは ↓

fabric 84 / Mathew Jonson

FABRICLIVE 77 / Erol Alkan
Fabric 48 / Radio Slave
FABRICLIVE 61 / Pinch
FABRICLIVE 59 / Four Tet
FABRICLIVE 56 / Pearson Sound : Ramadanman
FABRICLIVE 57 / Jackmaster
FABRICLIVE 55 / DJ Marky
FABRICLIVE 54 / David Rodigan
fabric 55 / Shackleton
fabric 50 / Martyn
FABRIC 52 / Optimo (Espacio) + FABRICLIVE 24 / Diplo
FABRICLIVE 49 / Buraka Som Sistema
FABRICLIVE 46 / LTJ Bukem
FABRICLIVE 45 / A-Trak
fabric 41 / Luciano
fabric 42 / Âme
fabric 36 / Ricardo Villalobos
Fabric 34 / Ellen Allien
Fabriclive 33 / Spank Rock
Fabriclive 32 / Tayo
Fabriclive 31 / The Glimmers
 

TECHNO 区切り 00:36 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

expert knob twiddlers / Mike & Rich

ゲームのたつじん続いては、Aphex Twin こと Richard D. James と μ-Ziq こと Mike Paradinas のコラボ・ユニット、Mike & Rich の 1996 年産アルバム。

何となく唐突感があるかも知れないが、個人的には、PIL と AFX はほぼ同じ立ち位置にいるもので。

 

ライナーによると、今作の録音は '94 年。最初は Rephlex からリリースされていたのだが、今回、別ミックスも含め、7 トラック(+1 ダウンロード)を追加した 2CD 仕様で、今度は Mike Paradinas 側の Planet Mu から復刻されたのだとのこと。

本来は「Mike & Rich」がアルバム名で、サブタイトルが「expert knob twiddlers」だったのだが、日本ではサブタイトルがタイトルと誤認されていたのを面白がって、今回は「expert 〜」を正式タイトルとしたらしい。

 

内容的には「ラウンジミュージックのアップデート版+ファンク風味少々」といったところで、Mike Paradinas によると、録音した時点では他の誰もやっていなかった類のものだったのに、リリースが遅れているうちに、ラウンジミュージック・リヴァイヴァルの一環みたいになってしまったとのこと。

まあ、それはそれとして、ゲームのパッケージを装いつつも、どことなく不気味なジャケ写と同様に、レトロでありつつ不穏な感触もあるひねくれ具合が、個人的にはかなり好きです。

 

★★★★☆

 

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Aphex Twin の過去レヴューは ↓

Cheetah EP / Aphex Twin

Orphaned Deejay Selek 2006-08 / AFX

Computer Controlled Acoustic Instruments Pt2 / Aphex Twin
Syro / Aphex Twin
Innovation In The Dynamics Of Acid / Universal Indicator
Classics / Aphex Twin
Selected Ambient Works 85-92 / Aphex Twin

 

μ-Ziq の過去レヴューは ↓

Da Mind Of Traxman
 

TECHNO 区切り 00:08 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Transport / Juan Atkins & Moritz von Oswald present Borderland

再(再々?)合体なんでも今年は Tresor 25 周年ということらしく、それを記念して、デトロイトのレジェンド Juan Atkins とベルリンのマイスター Moritz von Oswald が(前にも同じことを書いたような…) 3 年ぶりに再合体を果たしたということです。

えーと、今回はアーティスト名表記がちょっと変わっておりまして、単に名前を並べるだけではなく、「〜 present Borderland」となっている。「Borderland」と言えば、前作のタイトルなのだが、ユニット名と化したのだろうか。

パッケージデザインも前作と似ているので、最初にショップで見かけたときは「これ、本当に新作だっけ?」と買うのを一瞬躊躇してしまった。「確か、前のジャケ写は森だったよなあ」と思い出して、やっと購入に至った次第。

 

内容的には、この 2 人が組んでいる以上、前作同様にミニマルでアンビエントなダブ・テクノとなるのは予想どおり。

前作にもあった微妙にファンキーな感触は今回も健在なのだが、そのファンキーなネジれ具合は前作の方が上かも。

まあ、彼らの世界に慣れてしまっただけかも知れないけどね。

 

★★★☆

 

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Juan Atkins の過去レヴューは ↓

Digital Solutions / Model 500

Borderland / Juan Atkins & Moritz von Oswald
20 Years Metroplex 1985-2005 / Juan Atkins
Starlight / Model 500
Deep Space / Model 500
Classics / Model 500

 

Basic Channel 関連の過去レヴューは ↓

Sounding Lines / Moritz von Oswald Trio

800% Ndagga + Ndagga Versions / Mark Ernestus Presents Jeri-Jeri
Borderland / Juan Atkins & Moritz von Oswald
Fetch / Moritz von Oswald Trio
Horizontal Structures / Moritz von Oswald Trio
Vertical Ascent / Moritz von Oswald Trio
arrange and process basic channel tracks / Scion
Recomposed by Carl Craig & Moritz von Oswald
BCD-2 / Basic Channel
 

TECHNO 区切り 00:02 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Multiverse / Hiroshi Watanabe

Abdul Qadim Haqq!Kaito ことワタナベヒロシ氏の本名名義の新譜。

彼は当ブログ 2 度目の登場ですねえ。その前回(かれこれ 7 年半ぐらい前)にご紹介した Mix 盤も結構好きだったのだが、どういうわけか、その後ごぶさたで。

 

で、今回は、元々 Transmat からリリースされていたアナログ 12" を拡大 CD 化しつつ、更に Mix-CD まで付けたものなのだとか。

ジャケ画が、あの Abdul Qadim Haqq というだけで、血沸き肉躍りますねー。

 

収録されているのは、ファンキーでありながら、かつ、メロディアスな叙情派デトロイト・テクノ。

… と言ってしまったら、もう他に書くことがなくなっちゃうのだが。

 

とにかく、これはマストと言わざるを得ないでしょう。

申し訳ない、もっと気の利いたことが書ければよかったのだが。

 

★★★★☆

 

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Hiroshi Watanabe aka Kaito の過去レヴューは ↓

a moment for the life / kaito

 

TECHNO 区切り 00:04 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Cheetah EP / Aphex Twin

難物続き新作がリリースされるたびに、ショップでは一種のお祭り状態になっている Aphex Twin。

やっぱり「Syro」がグラミー獲ったり、オリコン 8 位だったりしたからかなあ。

そんな状況を見透かしたように、「Syro」の後にリリースされるのは難物続きのような気がするんだよねえ。

 

で、今回もまた EP 扱い。

タイトルになっている Cheetah というのは、英国のシンセサイザー・メーカーで、そこの MS800 なるモデル(なかなか取り扱いが難しい代物らしい。)を用いて録音されたのが、今作ということなのだとか。

 

ライナーには、親切に「ウェーブテーブル方式が云々」とか、「ハードウェア・シーケンサーが云々」とか、解説してくれているのだが、楽器のできない自分が聴いてみたところでは、一風変わった肌ざわりのローファイ・テクノぐらいにしか感じられなくて…。

いやあ、申し訳ないが、自分的にはこれが限界です。

 

★★★☆

 

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Aphex Twin の過去レヴューは ↓

Orphaned Deejay Selek 2006-08 / AFX

Computer Controlled Acoustic Instruments Pt2 / Aphex Twin
Syro / Aphex Twin
Innovation In The Dynamics Of Acid / Universal Indicator
Classics / Aphex Twin
Selected Ambient Works 85-92 / Aphex Twin
 

TECHNO 区切り 23:37 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Mondo Alterado / Rebolledo

Pow Pow って何?ラテン系が登場したところで、今日はメキシコ出身 Rebolledo の 2nd スタジオアルバム。

1st の「Super Vato」がリリースされてから、もう 5 年近く経ってるんですね。

その間、Mix-CD が 1 枚出てたけれど、もうほとんど忘れかけていた。

 

それにしても、毎回奇妙なアートワークだこと。

前回の Mix-CD のは元ネタがあったようなのだが、今回はどうなのだろう。

なんか、こんな構図を以前見かけたような気もするのだが。

付録のブックレットが、ジャケ写のお姐さんとスーパーカー(古っ!)にまつわるストーリー仕立てのようになっていて、"I don't want to be afraid" とか "Turn up the sound and enjoy the pow pow" とか書かれているのだが、意味がさっぱりわかりません。

 

さて、内容の方なのだが、M-1 がいきなり 15 分近い大作。なのに、Super Short Album Version と題されていて、じゃあ Long Version はいったい何分あるのかね?

しかも、ダークで重々しい雰囲気で、まるで彼の作品じゃあないような。まあ、後半にドラムが入ってきてからは、あーなるほどと思ったけど。

その後、M-2 はミニマルっぽいニュー・ディスコ系だし、抑えめのトラックが続くのだが、M-7 が例の(?) "Pow Pow" で、これがいかにも彼らしいトラック。その後も、彼ならではの変態トラックが続いて、まあ、一安心(?)と申しましょうか。

前半抑えてた分だけ、後半爆発するっていう計算に、きっちりハマっちゃったのかも。

 

★★★★☆

 

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Rebolledo の過去レヴューは ↓

Momento Drive / Rebolledo

Super Vato / Rebolledo

TECHNO 区切り 23:51 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

fabric 84 / Mathew Jonson

今日も落書き?超久しぶりです、Fabric シリーズ。… って、確か、前にも書いたような気がする。
えーと、あれは Erol Alkan の Fabriclive 77 だったかな。その前が Pinch の 〜live 61 だったので、それほどまでには空いていないが、それでも 1 年以上のインターヴァルだ。
で、今回の主役は Cobblestone Jazz の主宰者 Mathew Jonson。
彼がこのブログに登場するのも、Cobblestone Jazz の 2nd 以来なので、約 6 年ぶりだ。

今作は Fabric の 15 周年パーティーでライヴ録りされたものとのことだが、大半が未発表曲を含む、彼自身のトラックで占められている。
他人名義のトラックもあるが、彼が制作や Remix に携わっているもので、要するに全編が彼絡みのトラックで統一されている。
それで、いかにも彼らしいクールなトラックが満載なのだが、個人的には、以前はそのクールで端正な感触に少々ノリきれないところがあったのに、もう慣れてきたのだろうか、今作は素直に楽しめましたかねえ。
ライヴ録音ならではの熱が感じられたのかも知れないが。
ラストの Inner City "Good Life" のアシッド Mix もかなりインパクトあったし。

★★★★

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Cobblestone Jazz の過去レヴューは ↓
The Modern Deep Left Quartet / Cobblestone Jazz
23 Seconds / Cobblestone Jazz

Fabric シリーズの過去レヴューは ↓
FABRICLIVE 77 / Erol Alkan
Fabric 48 / Radio Slave
FABRICLIVE 61 / Pinch
FABRICLIVE 59 / Four Tet
FABRICLIVE 56 / Pearson Sound : Ramadanman
FABRICLIVE 57 / Jackmaster
FABRICLIVE 55 / DJ Marky
FABRICLIVE 54 / David Rodigan
fabric 55 / Shackleton
fabric 50 / Martyn
FABRIC 52 / Optimo (Espacio) + FABRICLIVE 24 / Diplo
FABRICLIVE 49 / Buraka Som Sistema
FABRICLIVE 46 / LTJ Bukem
FABRICLIVE 45 / A-Trak
fabric 41 / Luciano
fabric 42 / Âme
fabric 36 / Ricardo Villalobos
Fabric 34 / Ellen Allien
Fabriclive 33 / Spank Rock
Fabriclive 32 / Tayo
Fabriclive 31 / The Glimmers
 

TECHNO 区切り 23:32 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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