No Music, No Life. Tower Records 40th Anniversary Japanese Groove 1977-2006 Light'n Up
City Pop つながり(えっ、昨日の中山美穂は City Pop ネタだったのか?)で、タワレコ日本進出 40 周年記念コンピレ盤を。
この 6 月に、40 周年と言いつつも、タワレコが設立された 1960 年以降の曲をセレクトしたコンピレ盤がリリースされていたのだが、セールス的に好調だったらしく、先月末に調子に乗って、海外 AOR 編、国内 Universal Music 編、国内 Sony Music 編の 3 セットが追加リリースされている。
この 3 セット、ジャケ画は同じで、縁取りが赤、グレー、パープルと違っているだけなのだが、国内編はいずれも新宿店でも推されている City Pop 的なセレクションとなっている。
個人的には、国内 Universal 編は、あまり魅力を感じない選曲だったので、ここは Sony 編で。
タイトルにも起用されている吉田美奈子が 3 曲使われているのは、まあ分かるのだが、西城秀樹と郷ひろみもそれぞれ 3 曲収録されているのは意外なところ。他には、坂本龍一のカクトウギ・セッションのみならず、YMO 本体も収録されていたりして。
かつての日本人の認識としては、革命的だった世界の YMO と、ローカルでチャラい City Pop を一緒になんかできるか! という感じだったと思うのだが、欧米の City Pop コンピレ盤にはそんな先入観は皆無なので、根っこは意外と近いところにあることが分かってきたということだろうか。
ところで、今作が税込 3520 円、Universal 編が 3080 円。一方、海外編は 6 月のが 3080 円、AOR 編が 2420 円ということで、今作の割高さが目立つのだけど、もう償却も終わったような資産なのに、チャンスがあればとにかく金をよこせという魂胆なのでしょうかねえ。
コンピレなのだから、もうちょっと敷居を低くしてもよさそうなものだが。
★★★★