Motown : The Complete No.1's
で、その大物とは、Hip-O Select からリリースされた Motown のチャート No.1 ソングを集めた 10 枚組。全 202 曲(数えました)。
チャートと言っても、US だけじゃなく UK、カナダ、アイルランドなど全世界を網羅、また、Pop、R&B だけじゃなく、country チャート(T.G. Sheppard なんて人、初めて知った)まである。ついでに、カヴァーが No.1 になった曲まで押さえてる。
それが、デトロイトのいわゆる Hitsville U.S.A. を模したケースの中に入っている。付属のブックレットは、小型写真集といった感じで、最小限のデータしか記されていないけれど。
Disc 1 の 1 曲目は Miracles の「Shop Around」で 1960 年リリース。で、Disc 10 のラストは Erykah Badu の「Bag Lady」で 2000 年リリース。ということで、足掛け40 年間の記録ってことだね。
Motown の Box は以前にも買ったことがあって、そのときのラスト曲は確か Charlene だった。このセットでは Disc 7 の最後から 3 曲目なので、まあ、そこまでの曲はほとんど収集済みなワケで、実際に買う必要はあまりないのだが、やっぱり Motown だもんねー。つい、手が伸びてしまう。
と言っても、Disc 8 以降は Lionel Richie と Boyz II Men ばっかりだけど。
さっきも書いたけど、各ディスクの 1 曲目のリリース年を並べると、1960 - 1966 - 1969 - 1971 - 1973 - 1975 - 1979 - 1982 - 1985 - 1990 ということで、やっぱり 60s 後半から 70s 前半の活躍はスゴいですね。
一方、最後のディスクを埋めるのに 10 年間かかったわけで、わかってはいたのだが、少々寂しい感じも…。
えーと、No.1 縛りという制限があるので、Motown のコンピレとしては、「アレが入っていない、コレも入れろよ」みたいな不満もなくはないのだが、この圧倒的な歴史的価値を称賛しないわけにはいかないでしょう。
オブジェにもなるしね。
★★★★★
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Hip-O Select の過去レヴューは ↓
Martha Reeves + Syreeta : Stevie Wonder Presents Syreeta
Surrender (Expanded Edition) / Diana Ross
In Japan! / The Temptations
Let The Music Play / Diana Ross & The Supremes + Everything Is Everything / Diana Ross
There's A Place For Us + In Japan ! / The Supremes
To Be A Lover / George Faith
Where Did Our Love Go : 40th Anniversary Edition / The Supremes
Here, My Dear - Expanded Edition / Marvin Gaye
At The Copa / Marvin Gaye
Last Time I Saw Him (Expanded Edition) / Diana Ross
Shaft In Africa
In Our Lifetime? (Expanded Loveman Edition) / Marvin Gaye
By Way Of The Drum / Funkadelic