Get On Up
JB 映画、邦題は「ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男」、を観てきた。
いや、別に公開初日に行かなくても、とも思ったのだが、いくら「あさイチ」でグッチ裕三が宣伝しても、ミック・ジャガーがプロデュースしてても、こんなのって相当のマニアじゃあないと観に行かないと思うんだよね。
なので、早いめに観ておかないと、気が付いたら打ち切りになってそうで。
そもそも、こんな映画って、都心のマニア向けのシアターで単館上映する類いのもののはずで、浦和のシネコンでやってること自体が驚きなのだが。
案の定、とても盛況とは言えない客の入りだったのだが、閑古鳥が鳴くほどではなかった。
内容的にも、Supremes のみたいに対決の構図みたいなのがはっきりしてるとわかりやすいのだが、JB の破天荒な人生をなぞるだけで大丈夫なのだろうか。
と心配していたのだが、Bobby Byrd との奇妙な友情(?)を軸に、どこまで実話なのか、フィクションなのかはわからないが、極貧の幼少時代から、マニアなら知ってるエピソードなどを散りばめていて、JB の名前しか知らないような同行者でも、それなりにストーリーは理解できたようだ。
「JB ってイヤなヤツだねー。」と思ったようだが。
個人的には、Little Richard との絡みが面白かったかな。
あと、バンドのメンバーが全員やめちゃって、Bootsy なるベーシストのバンドを急遽雇って、伝説のパリはオリンピアでのライヴに臨むのだが、そのシーンでは似たようなヒトがバックで演奏しているだけなのに、エンドロールではちゃんと Bootsy 誰それ、Catfish 誰それ、とクレジットされていたのには、ちょっと笑った。
不思議だったのは、Maceo や Pee Wee はさんざん登場するのに、Fred Wesley は影も形もないこと。
そう言えば、2 番目の奥さんは Jill Scott だったんだねー。
今日の画像は日本版で。
いつもならオリジナルを使うのだけど、今回に限ってはキラキラな日本版の方が JB らしいでしょ。
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JB 関連の過去レヴューは ↓
The Lost Album featuring Watermelon Man / The JB's & Fred Wesley
The Complete Christmas / James Brown