昨日、新聞のテレビ欄を見ていたら、「なんでも鑑定団」のところに、
「ザ・ビートルズ幻の発禁レコード出現 見たことない謎のジャケ 驚き正体」 と書いてあった。
この番組、最近は全く観ていなかったのだが、これ、まさかブッチャー・カヴァーのことではあるまい、だってあれは発禁じゃあないし、そんなのみんな知ってるはずだし、もっとレアなものに違いない、と思いつつ観てみたら、そのまさかのブッチャー・カヴァーだった。
ブッチャー・カヴァーは、自分も現物を何回か見たことがあって、決して手の届かないようなものじゃあない(買わないけどね。)ような記憶があった。
確か、10〜20 万円ぐらいじゃあなかったかな。えっ、この鑑定依頼人は 80 万円も出したのか、ご愁傷さまと思っていたら、鑑定結果はなんと 125 万円だった。
なんでも、ブッチャー・カヴァーにもいろいろなステータスがあって、全くのオリジナル、上から新しいジャケ写を貼ったもの、それを手で剥がしたもの、薬品で剥がしたものなど、それぞれお値段が違うのだとか。
そうでしたか、素人が口出しして、申し訳ありませんでした。
と思っていたら、同居人が「ウチには、こんな高い CD はないのか?」と訊くではないか。
うーん、どうだろう。そんな視点で考えたことは、あまりなかったし。
そう言えば、以前 web で diskunion のレゲエ CD Want List を見かけたときに、おっ、これってそんなレアなの? と思ったのが、この 2 枚。
左は Bunny Wailer の Dubd'sco Vol.1 と Vol.2 の 2 in 1 CD。右は LKJ In Dub の第 3 弾。
そう言われてみれば、両方ともショップで見かけたことがほとんどない。
あと、B&F の「Pick A Dub」あたりは、やっぱり高いようだ。
Club Music 系では、David Mancuso の The Loft クラシックのコンピレが高いらしい。
これって、以前はフツーに売ってたんだけどなあ。
確かにクラシック揃いではあるものの、今では周辺の発掘も進んでいるので、そんなにレア感はないように思わなくもないが。
→ の画像は Vol.1 だが、Vol.2 も結構いい値が付いている模様。
ちょっと前には、Francois K の名 Mix 「Essential Mix」が高かったように記憶していたのだが、さっき調べたら大したことなかった。
どこかでデッドストックが大量に発掘されたりしたのだろうか。
そして、ウチにある国内モノで一番高いのは、ひょっとしたら、これかも。
P-Vine からリリースされていた「おしえてアイドル」シリーズのキング・レコード編。
これも diskunion の Want List を見て、ビックリした記憶がある。
今作には小出広美(中森明菜フォロワーとしてデビューしたが、あまり売れずに、芸能界から突然消えてしまった。)の発売中止になったラスト・シングルが収録されているのだが、持っている自分自身も知らなかったのだけど、発売後すぐに原因不明の回収措置が取られて、結局、そのラスト・シングル(タイトル曲)が再び幻の曲と化してしまったのだとか。
それにしても、長い間コレクターをやっていると、たまにはこういうのに当たることもあるよね、という程度のものしかなく、全然大したことなかったですね。