Honeymoon On Mars / The Pop Group
続いては、The Pop Group の再結成後 2nd アルバム。
前作「Citizen Zombie」をレヴューした際に、
かつての得体の知れなさは Dennis Bovell のダブワイズなどスタジオワークに依るところが大きくて
などと書いたのを彼らが読んだのか(そんな訳はないが。)、なんと全 11 曲のうち 8 曲で「Y」以来 37 年ぶりに Dennis Bovell と組んでいるではないか。
それだけではなく、残り 3 曲は Hank Shocklee @ The Bomb Squad を迎えている。
いやあ、長生きすると、思いがけないことに出くわしたりするものだ。
全体的な印象としては、前作と同様に、あ、意外とちゃんと形になってるじゃん、的なところですかねえ。
同じ Dennis Bovell と組んでても、若さゆえの暴走・暴発みたいなところはなくって、大人のアヴァンギャルドと申しましょうか。
それよりも、M-2 でいきなりお約束のサイレン音をぶちかます Hank Shocklee の方が新鮮だったかも。
★★★★
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The Pop Group の過去レヴューは ↓
The Boys Whose Head Exploded / The Pop Group
Citizen Zombie / The Pop Group
Cabinet Of Curiosities / The Pop Group
Idealists In Distress From Bristol / The Pop Group
Y / The Pop Group