Thundercat Presents "Drunk"
続いては、Thundercat こと Stephen Bruner の約 3 年半ぶりのソロ名義 3rd アルバム。
この 3 年半のインターヴァルに、Kamasi Washington 「The Epic」や Flying Lotus 「You're Dead!」に参加したり、何より Kendrick Lamar の "These Walls" でグラミーを受賞したり、彼を取り巻く環境も随分と変わってきたもので。
前作をレヴューしたときには、「エレクトロ・ビート・ミュージック系でジャズの素養あり」的な、あっさりめのイメージぐらいしかなかったのにね。
さて、今作、何と言っても、このジャケ写がインパクト大。
前作の横顔ジャケ写もなかなかのものだったのだが、今回は北大路欣也が地獄の黙示録に出演しているような…。
内容の方は、前作の延長線上にありつつ、更に歌モノ方面へのシフトが進化したような。
特に M-8 "Show You The Way" に至っては、彼のヒーローだったという Michael McDonald と Kenny Loggins が参加しているではないか!
あ、なるほど、彼の歌モノのルーツはそのあたりにあったのか。
こうして提示されるまで、そんなつながりには全く気付かなかったが、そう言われてみると、なんとなく理解できるかな。
他には、お返し参加の Kendrick Lamar とか、Wiz Khalifa とか、Pharrell (どこにでも乗っかってくるなあ。)とか、日本向けボートラだけど Mac Miller とかが参加しておりまする。
ところで、ブックレットに「酔」という漢字が大々的にフィーチャーされているのだが、どういう意味が?
★★★☆
--------------------
Thundercat の過去レヴューは ↓