4:44 / Jay-Z
最近は、おそらく全米 1 じゃあないかと思われるほどのセレブ感を撒き散らかしている Jay-Z の約 4 年ぶりのニューアルバム。
「4:44」とだけ記されたジャケの上方に、ご丁寧にも「これが 13 枚目のスタジオアルバム」を書かれているから、いつも記事を書く前に「あれ? これって何枚目だっけ?」と言いつつ、検索して調べたりする手間が省けた。
とは言うものの、なんで「4:44」なのか、意味不明なので、やっぱり検索する羽目に。
なんでも、Jay-Z がある朝 4:44 に起きて、タイトル曲を書いて、ビヨンセのマイクを借りて、自宅で録音したからなのだとか。
なーんだ、ヒネリとか、全然ないじゃないか。
で、今作は全曲を No I.D. が制作するという、今までにない体制で、サンプルネタ多めの構成。
それも、Stevie "Love's In Need Of Love Today" とか、Nina Simone "Baltimore" とか、The Fugees "Fu-Gee-La" とか、Donny Hathaway "Someday We'll All Be Free" とか、Sister Nancy "Bam Bam" とか(あ、これは自分だけか。)、誰でも知ってるような大ネタが次から次へと登場する豪華さ(?)です。
なんだか、↓ の Wale のわかりやすさが、こっちに乗り移ってきた、みたいな。
と思ったら、ボートラ 3 曲は、James Blake が登場したり、Mount Kimbie が絡んできたり、なんだか不思議な感触。
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Jay-Z の過去レヴューは ↓
Magna Carta Holy Grail / Jay-Z
Watch The Throne / Kanye West & Jay-Z
The Blueprint 3 / Jay-Z
American Gangster / Jay-Z
Kingdom Come / Jay-Z