More, More, More / The Andrea True Connection

お待たせいたしました。(…って、誰に言ってる?)

Saturday Night Fever 上陸 40 周年記念と銘打って、その名も DISCO FEVER (ストレート過ぎる!)なる 1000 円復刻シリーズが立ち上がっておりまして、3 月に Sony Music から 50 枚、そして Universal からは、5 月に 50 枚、6 月に 49 枚の計 99 枚がリリースされるという、なかなかの一大プロジェクトでございます。

なんと言っても、日経に広告が出てましたからねえ。それなりに本気のようだ。

6 月には、あの Young Man ではなく、YMCA をフィーチャーした Village People 盤もリリースされるので、また話題になりそう。

それにしても、49 枚というのは、中途半端だなあ。何か、権利関係がややこしくて、断念した盤でもあるのだろうか。

 

ジャマイカ原産ということで、当然の如く、何枚か入手してきたので、ご紹介していきましょう。

まずは、Andrea True Connection の 1976 年盤を。

 

えーと、Andrea True こと、本名 Andrea Truden は、クラブで歌手をしながら、映画に端役で出演していて、あの「追憶」にも出ていたらしいが、後にポルノ女優に転向したらしい。

で、ジャマイカの不動産業者の CM に出演して、ギャラを貰ったのだが、当時ジャマイカでは通貨の持ち出しが禁止されていたため、彼女は旧知の Gregg Diamond に連絡して、NY 録音のインスト・トラックを持ち込んで貰って、Federal Studio でヴォーカル録りをしたのだとか。

それで、そのトラックを Tom Moulton が Mix したのが今作とのことで、タイトル曲は全米 #4 のヒット、アルバムも #47 のヒットとなったわけです。

 

と言いつつも、さっき調べてみたら、Tom Moulton が Mix する前のヴァージョンが Federal からリリースされていたみたいで、↑ のようなでき過ぎたストーリーは後付けなのかも。

オリジナル盤を youtube で探して聴いてみたのだが、レゲエ感があるわけでもなく、素朴なディスコトラックといった感じかなあ。

ということで、Tom Moulton 関与後の豪華絢爛サウンドへの化け具合がわかります。

 

 

えーと、申し訳ない。今日は長くなってしまったので、このあたりで。

 

★★★★

 

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Tom Moulton の過去レヴューは ↓

I've Got You / Gloria Gaynor

The Trammps III

Disco / Grace Jones

Portfolio / Grace Jones
Kebekelektrik
Sweet Dynamite / Claudja Barry
Energizer / Touch
Magic Love / Michele
Never Gonna Leave You / Maryann Farra & Satin Soul
Gotta Get It / Tony Valor Sounds Orchestra
Philly ReGrooved 3 : Tom Moulton Remixes - More From The Master
Disco Inferno / The Trammps
The Greatest Show On Earth / Metropolis
A Night To Remember / Eddie Holman + Let Me Party With You / Bunny Sigler
The Tom Moulton Session / Cool Million
Philadelphia International Classics : The Tom Moulton Remixes
Flashlight
Disco Gold : Scepter Records & The Birth Of Disco
Loose Change
Philly ReGrooved 2 : Tom Moulton Remixes - The Master Returns
T.J.M.
Philly ReGrooved : Tom Moulton Remixes
Never Can Say Goodbye + Experience / Gloria Gaynor
Up The Yellow Brick Road / The Salsoul Orchestra
Street Sense / The Salsoul Orchestra
Let Me Show You : A Tom Moulton Mix / Esther Williams

 

DISCO 区切り 23:48 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Night Rider / Venus Dodson

愛想なし。Sustain なるレーベルから、かなりマニアックなリイシュー盤が 3 枚ほどリリースされているのをショップで見かけて、その中から Venus Dodson の唯一の 1979 年産盤を捕獲してきた。

 

彼女は、元々 Patrick Adams - Leroy Burgess 周辺にいた人で、Phreek、Art Webb 「Mr. Flute」、Herbie Mann 「Super Mann」など、Patrick Adams Prod. 作品にコーラス隊やライターとして参加していたらしい。

そんな中で、Warner Bros. のディスコ部門のヘッドだった Ray Caviano が運営する RFC レーベル(Caviano 氏の本名 Raymond Francis Caviano からいただいたらしい。)のオファーを受け、制作されたのが今作とのこと。

Prod. は勿論 Patrick Adams。

 

キャプションなどによると、M-1、M-3 は Sadar Bahar が愛用しているらしく、また M-2 はガラージュ・クラシックとして知られているとのこと。

全体としては、和傘を持ってニコリともしていないジャケ写の如く、70s 作品にしてはクールな肌ざわりで、今、聴いてこそ面白い仕上がりじゃあないかなあ。

オリジナル 5 曲+ボートラ(M-2 の Tee Scott Mix)の全 6 トラック、それぞれテイストは少々違うけれど、いずれもクオリティ高いです。

個人的には、これぞディスコと言うべき、哀愁イントロに導かれる M-3 タイトル曲でアガらせていただいておりまする。

 

★★★★☆

 

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Patrica Adams の過去レヴューは ↓

Anthology / Black Ivory

Dazzle

Mr. Flute / Art Webb

I'm Caught Up (In A One Night Love Affair) / Inner Life
Super Mann / Herbie Mann
Magic Touch / Tony Silvester & The New Ingredient
Patrick Adams Presents Phreek
P&P Records hits hits hits
Christmas Jollies II / The Salsoul Orchestra
Heat It Up / The Salsoul Orchestra
 

DISCO 区切り 23:45 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Quite Like Me / Dionyza

胸元強調diskunion が手掛けている RnB Madness シリーズ。

当ブログには初登場なのだが、かれこれ、もう 10 枚ぐらいリリースされているはず。

で、今日のお題は、同シリーズの第 7 弾、Dionyza なる女性シンガーの唯一のアルバム。

 

今作を入手したのは、決して胸元を強調したジャケ写のせいではなく、彼女があの「裏アシュフォード&シンプソン」こと Mike & Brenda Sutton の実の娘さんという事実に興味を持ったから。

ただそれだけで、全く予備知識がなかったのだが、キャプションなどによると、M-1 "I Told myself" が Scarface "Guess Who's Back" を丸ごとネタにしていて、当時、好事家の間で話題になっていたのだとか。

更には、その "Guess Who's Back" の元ネタは The Originals の "Sunrise" で、その作者は彼女の両親なのだとか。
なんとまあ、輪廻と申しましょうか。

なお、クレジットを見ると、ご両親がライターとされている曲が数曲ございます。

 

実は、Scarface が元ネタということでわかるように、今作は意外と新しく、2009 年のリリースらしい。

RnB Madness シリーズって、90s あたりの作品を復刻しているのだと思っていたのだが、そんな中途半端(?)な時期のも対象だったんですね。

とは言うものの、ご両親の作品が含まれているせいもあるのかも知れないが、全体としての印象は結構レトロで、90s の作品と言われても通ってしまいそう。

 

ところで、今作、RnB Madness シリーズと言っても、日本語ライナーや帯があるわけでもなく、パッケージにシリーズ共通のシールが貼ってあるだけなんですけど。

え、そんな程度でいいんですか?

 

★★★☆

 

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Mike and Brenda Sutton の過去レヴューは ↓

Don't Hold Back / Mike and Brenda Sutton
 

R&B 区切り 23:35 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Mix Faze / Seaquence

いったい何者?↓ の Vulfpeck がミニマル・ファンクという、ファンクなのか・そうでないのか、いまひとつはっきりしないジャンルを名乗っていたので、今日はもう少し濃いめのところを。

サンディエゴのローカルグループ Seaquence なる 7 人組が、1980 年に Aidqueen なるインディーズからプライヴェート・リリースしていたシロモノらしく、昨年、スイス(珍しい!)の High Jazz なるレーベルから復刻されていたものを P-Vine が紙ジャケ仕様で日本盤化したもの。

いやあ、見慣れないワードばっかりですねー。

人間なのか、サイボーグなのか、正体不明のこのジャケ画も含めて、いったい何者って感じです。

 

帯のキャプションからして、レアグルーヴ系かと思いきや、M-1 がいきなりディスコど真ん中。

この曲、Z Records の Under The Influence シリーズの第 1 作目にコンパイルされておりました。

その後は、メロウなバラードやら、フュージョン系インストやら、トークボックス使いのファンクやら、モダンソウルやら、いろんな方向に手を出しておりまする。

 

と言いつつも、ローカルでプライヴェート・プレスという状況から予想されるいなたさは薄めで、意外としっかりしたプロダクションなんですよねー。

そんなこんなで、なかなかの不思議盤でありました。

 

★★★★
 

FUNK 区切り 23:37 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Mr. Finish Line / Vulfpeck

ミニマル・ファンクとは?これまた、ショップでそこそこにプッシュされていた Vulfpeck なるバンドのアルバム。

初めて聞くネームなので、お約束の検索をしてみたところ、彼らはミシガン大学の学生が結成した 4 人組バンドで、今作がフィジカル 3 枚目。

また、それとは別に Spotify の印税の安さに腹を立てて、does not contain any audible music, and consisted solely of ten, roughly 30-second-long tracks of silence なアルバム「Sleepify」を配信していて、このアルバムを睡眠中にループ再生してもらって、無料ライヴツアーの資金を捻出しようとして、注目を集めたのだとか。

 

で、中味の方は、最近よくあるレトロ R&B リバイバル系でありまして、えーと、レトロ・ファンク再現系なら、そんなの聴くぐらいだったら、P-Funk でも JB's でも聴いてろよと思うのだが、R&B リバイバル系の場合は、どういうわけか、つい手に取ってしまうところが、我ながら矛盾しているように思ったり。

まあ、今作の場合は、ゲストが結構豪華で、James Gadson、David T. Walker、そして何より Bootsy が参加していますからねえ。

少々の自己矛盾には、目を瞑っていただければ。

 

ところで、彼らの紹介記事には、例外なく「ミニマル・ファンク」と記されているのだが、そのミニマル・ファンクって、いったいどんなものなの?

今作を聴いてみたけど、全くわからなかった。

ミニマルなファンクと言えば、フェラみたいなの? と思ったけど、全然そんな風じゃあなさそうだし。

 

★★★☆
 

R&B 区切り 23:37 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Snoop Dogg Presents Bible Of Love

どういう風の…。このところ、1 年に 1 枚という量産態勢の Snoop なのだが、なんと、最新作はゴスペル。しかも 2CD Set のヴォリュームだ。

いや、レゲエはまだ理解できるのだが、いくらなんでもゴスペルはご冗談でしょう。

いったい、どういう風の吹き回しなのか。

 

ということで、リリースニュースを見かけたときには、まあ、趣味(それ自体、聞いたことないけど。)が高じたコンピレあたりが関の山だろうと思っていたのだが、Super Bowl の前夜祭の Gospel Celebration なるイベントにも登場したというではないか。

それなりに本気なのか?

 

とは言うものの、Snoop 自身が歌いまくるわけではなく、メインヴォーカルは The Clark Sisters などの本家本元や Uncle Charlie、Faith Evans、K-Ci などの熱唱型シンガーにお任せして、ご本人は Rap あるいは鼻歌系ユルめのヴォーカルを務めている。

まあ、ある意味、想像どおりとも言えるが、想像していたよりはゲストが豪華。

トラック自体も若干 Hiphop フレイヴァーが効いていて、そういう意味では Snoop がやる意味はあるかな。

今作、Billboard では初登場 #148 だったのだが、Gospel album チャートでは 7 週間連続 #1 だったのだとか。

 

えーと、個人的には、ゴスペルも Snoop も好きなのだが、これをどう採点していいものか。

申し訳ない、今日はパスさせていただきます。

 

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Snoop Dogg の過去レヴューは ↓

Neva Left / Snoop Dogg

Coolaid / Snoop Dogg + Cuzznz / Daz-n-Snoop

Bush / Snoop Dogg

7 Days of Funk
Reincarnated / Snoop Lion
Doggumentary / Snoop Dogg
More Malice / Snoop Dogg
Malice N Wonderland / Snoop Dogg
Ego Trippin / Snoop Dogg
Tha Blue Carpet Treatment / Snoop Dogg
 

R&B 区切り 23:54 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Black Panther: The Album

なんだ、違うのか。Kendrick Lamar 他、Top Dawg Entertainment 一派による、映画「Black Panther」のサントラ盤。

とは言っても、全編サントラではなく、映画にインスパイアされたトラックも収録されているようだが。

 

Kendrick Lamar が Black Panther のサントラを手掛けるというと、あの Malcolm X の流れを汲む Huey P. Newton と Bobby Seale の Black Panther だと思ったのだが、なんと Marvel Comic の実写版なのだとか。

えーと、まあ、白人の牙城とも言うべきハリウッドで、監督が Black、主演も Black というだけでもスゴいのかも知れないが。

ちなみに、ジャケ写は主人公が着けている首飾りということのようだ。

 

ということで、TDE 一派の他、Vince Staples、Anderson Paak、James Blake、The Weeknd などが参加した今作が、商業主義の権化のような映画とリンクしているというのは、痛快なようで、そうでもないようで。

まあ、内容的には特に不満はないのだけれど。

 

★★★★

 

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Kendrick Lamar の過去レヴューは ↓

The Takeover / Kendrick Lamar

Damn / Kendrick Lamar

untitled unmastered. / Kendrick Lamar

To Pimp A Butterfly / Kendrick Lamar

good kid, m.A.A.d city : a short film by Kendrick Lamar
 

HIPHOP 区切り 02:07 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Kyoto / Tyga

JR、阪急、京阪…ショップでそこそこにプッシュされていた Tyga の新譜。

これまで、個人的には全く接点がなかったのだけど、どういうわけか、このタイトル。

裏ジャケには、「京都市」なる漢字と市内の鉄道路線図が記されていて、どこまで本気なのか。

というわけで、とりあえず入手してみた。

 

↑ に書いたように、彼とはこれまで全く接点がなかったので、ちょこっと検索してみたところ、彼はあのコンプトン出身の 28 歳。

2008 年にアルバムデビュー、その後 Lil Wayne 率いる Young Money 一派となり、今作は 6th アルバムとなるとのこと。

ちなみに、Tyga とは Thank you God always の略語なのだとか。

 

で、内容の方なのだが、タイトルから想像されるようなオリエンタル・テイストは見当たらない。

強いて言えば、M-13 (タイトルが "Ja Rule & Ashanti" だって?)に若干アジア感があるような・ないような。

じゃあ、なんで、こんなタイトルを付けたんだ?

まあ、それはさておき、トラック自体はそれなりに今風エレクトロなのだが、全体としては、そんなに硬質感はなく、むしろヴォーカルに若干レトロな感触があったりして、意外と取っつきやすかったかなあ。

 

それより衝撃的だったのは、インナーのイラスト。

セクシーロボット・シリーズや AIBO で知られる空山基氏によるものなのだが、えーと、こんなのいいんでしょうか。

 

これ、ヤバ過ぎるでしょ。

 

つい、大サイズでアップしてしまったのだが、かなりヤバいのでは。

 

★★★★
 

R&B 区切り 23:24 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

Joyride / Tinashe

戦隊系?ちょうど 3 年ぐらい前にデビューアルバムをご紹介した Tinashe の新譜ですね。

ガンダムか何かに出てきそうなコスチュームのジャケ写がカッコいいです。

 

アルバムを 1 枚出したきりで消えてしまうアーティストも少なくないので、彼女もその類いかと思っていた(と言うか、実際は忘れていたのだが。)ところ、ちゃんと続編もリリースされたし、更にはタワレコの「2 枚買ったら 1600 円キャンペーン」に採用されていたので、それなりに人気あったのでしょうかねえ。

… などと言いながら、ちょこっと検索してみたら、なんと今作は彼女の 3rd アルバムらしく、1st との間に「Nightride」なる 2nd が存在しているようだ。

えっ、いつの間に?

1st のレヴューで、「しばらくはフォローしてみるかな」と書いておきながら…、と思ったら、なんのことはない、配信オンリーだったみたいだ。

 

で、今作。

1st は結構ダークだった記憶があって、今作も基本的には同路線なのだが、中にはダンスホール風のトラック(しかもゲストが Ty Dolla $ign と French Montana)もあったりするなど、カラフルに、そして聴きやすくなった印象。

いや、この 3 年の間に同趣向のアーティストが何人も登場しているので、この手のトラックに慣れてしまっただけなのかも。

と言いつつも、M-5 の椅子が軋んでいるような音がすごく気になるんですが…。

 

★★★☆

 

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Tinashe の過去レヴューは ↓

Aquarius / Tinashe
 

R&B 区切り 23:12 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

My Dear Melancholy, / The Weeknd

Official Recording諸般の事情(と言うほどでもなく、単に小旅行していただけ。)で中 3 日空けてしまったが、今日のお題は The Weeknd。

「Starboy」以来、約 1 年半ぶりになるでしょうか、リリースされたのは 6 曲入り EP。

とは言うものの、この色数の少ない、手抜きっぽく感じられるパッケージのおかげで、Mixtape のアングラなフィジカル化だと思われることを察知したのだろうか、ケース裏に "Official Studio Recording" とわざわざ記している。

 

メインの制作者は Frank Dukes なのだが、たった 6 曲の割りには、Gesaffelstein、Skrillex、Mike Will Made It、そして前作にも参加していた Daft Punk の Guy-Manuel など、ゲスト制作陣が結構豪華。

ということで、結構振れ幅が大きいのかなと思いきや、ここ数作が Pop 寄りだったことの反動なのか、今作は久々に全編ダークな感触。

まるで、1st の「Trilogy」の再来と申しましょうか。

まあ、タイトルからして、Melancholy と謳ってるもんねー。

 

★★★☆

 

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The Weeknd の過去レヴューは ↓

Starboy / The Weeknd

Beauty Behind The Madness / The Weeknd

Kiss Land / The Weeknd
Trilogy / The Weeknd
 

R&B 区切り 23:14 区切り comments(0) 区切り trackbacks(0) 区切り

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